【EVENT】第28回 生きものサロン

アートラウンジ|イベント
店内アートラウンジ 2024年 09月15日(日)
「ピン止め」と「退縮」による鋭い構造の形成 カブトムシの角とクワガタ虫の大顎を例に

昆虫は成長の過程でその姿を劇的に変化させます。

卵から生まれた小さい幼虫は、脱皮を重ねて幼虫の姿のままにだんだん大きくなっていきます。

しかしある時、脱皮によって「さなぎ」へとなり、さらにもう一回の脱皮を経て「成虫」へとなります。

この「変態(へんたい)」と呼ばれる過程こそ、昆虫が劇的に姿を変える重要なプロセスです。

私たちは様々な種類の昆虫の変態の中でも、長くて鋭いツノや大顎を持つカブトムシやクワガタムシの

蛹から成虫への変化に注目しました。

 

ツノや大顎は成虫では非常に鋭い構造をしています。しかし、蛹の時には丸みを帯びた

構造をしています。いったいどのように、丸みを帯びた構造から鋭い構造へと

形を変えているのでしょうか?今回の講演では、カブトムシやクワガタムシを用いた研究から

やがて脱ぎ捨てられる蛹の「殻」に、体を覆う上皮の一部が接着していることが

明らかになってきたことをお話しします。

 

 

開催日 :9月15日(日)15時00分~16時30分

場所  :九大伊都 蔦屋書店 アートラウンジ

     「今回は静岡大学の後藤寛貴先生をお招きします!」

        カブトムシの角とクワガタ虫の大顎を例に

共催:科研費学術変革A「からだ工務店」

問い合わせ先:津守(航空宇宙工学部門)tsumori@aero.kyushu-u.ac.jp

 

  • 日時 2024年9月15日(日)
  • 時間 15:00~16:30
  • 場所 店内アートラウンジ

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