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【TOKYO PHOTOGRAPHIC RESEARCH Exhibition】Letter VOL.4 MINO ARATA + AMOMORI SHOHEI

MINO ARATA + AMOMORI SHOHEI
King-Richard_3.tomb
 
1591 年に初演が行われたシェイクスピアによる悲劇『リチャード三世』。写真家・舞台作家である三野新と音楽家・作曲家の網守将平による《King-Richard_3.tomb》は、王の弟で詭弁家であるリチャード三世がその話術と策略で政敵を陥れ、王位につくが、すぐに味方が離れていき討たれるというあらすじの『リチャード3 世』を参照することで制作された。
「わたしはリチャード三世の墓にいます。ここには、かつて、リチャード三世がいました。わたしはリチャード三世が死んでしまって悲しい。ここにいたリチャード三世は、殺されてしまいました。わたしは、いま、リチャード三世ですか?」
オリンピックへ向けた都市開発が加速する2019 年-2020 年の東京を舞台に、工事現場の仮囲い沿いを、パーカーとジャケットを着た人物がギターをひきずり、セリフを読み上げながら歩いている。マイクを持った人物が前に付き添い、工事現場の作業音などの環境音と共に、この言葉を録音している。ギターを持つ男性は、リチャード3 世を模倣しながらも言葉を吐き出し、何かを代弁するかのように言葉を紡ごうとしている。またそれと並行して、ギターを道路に叩きつけ、その木製の躯体を壊しながら、ときおりそれを鳴らす。そうして作られる音像と悲劇を嘆く男の独白は、衰退が確定された状況の中で強がりを見せる東京の空気感を刹那的に掬いあげているのかもしれない。
 
『TOKYO PHOTOGRAPHIC RESEARCH』とは
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