映画『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』
〜エンピンガーオ(絶品)キューバサンド〜

映画で見たあの料理。どんな味、匂い、食べてみたい!だけど作り方は…? そんなギモンを蔦屋的に研究再現! 料理を通して映画を楽しむ“おいしいレシピ”をご紹介!
今回は『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』から、この夏にぴったりなキューバサンドを再現しました!

『モホローストポーク』レシピ
◆豚ロースブロック肉…600g
[マリネ液]
◆にんにく…3片
◆果汁100%オレンジジュース…100ml
◆米酢…大さじ4
◆オリーブオイル…大さじ4
◆塩…小さじ1
◆ブラックペッパーホール…小さじ1
◆クミンパウダー…小さじ1
◆オレガノ(乾燥)…小さじ1(本編ではフレッシュハーブで入っていました。笑)
◆オレンジ…1/4個
◆ライム…1/2個
◆レモン…1/2
  • ❶まず始めに、サンドのメイン具材となるモホローストポークを作ります。豚ロースブロック肉に味がよく染み込む様、フォークで数カ所刺しておきましょう。
  • ❷ブラックペッパーをフライパンの裏で潰し、ニンニクは縦半分に切ります。オレンジ、ライム、レモンを1口大くらいに切ったら、ビニール袋にマリネ液の材料を全て入れます。
  • ❸1を2に入れ、一晩冷蔵庫で寝かせます。
  • ❹200度に熱したオーブンで、3〜40分じっくりと焼き、全体に火を入れます。焼きあがったら薄くスライスしてください。とても熱いので火傷にご注意!

『キューバサンド』レシピ
[2人分]
◆ベーカリーハカタ ソフトフランス…1/4本(博多の人はみんな大好きベーカリーハカタにしてみました)
◆スライスハム…2枚
◆モホ…3切れ
◆チーズ…2枚
◆ピクルス…2切れ
◆マスタード…適量
◆バター…適量
  • ❶ソフトフランス(ベーカリーハカタ)はハーフを用意し、縦半分にカットした1個を使います。ホットプレートで横半分にカットしたパン(切れ目を下)と、薄く切ったモホとスライスハムを焼きます。
  • ❷パンの片方に焼いたモホ、スライスハムを乗せチーズ、ピクルスを乗せます。
  • ❸残りの片方にマスタードを”隅から隅まで”塗ります。
  • ❹サンドにし、上の面にたっぷりのバターを刷毛で塗ります。
  • ❺ホットプレートにバターを溶かしサンドを乗せます。通常のご家庭には専用の機械がないので、ホットプレートで焼きます。
  • ❻バットに鍋のふたをのせて重しをし、こんがりと焼き色がつくまで焼き、上下を返して同様に焼きます。ポイントは押しつけてつぶしながら焼くこと。
  • ❼チーズが溶け出したら、パンを焦がさないように両面を焼けば完成!セルベッサ(ビール)と一緒に召し上がれ!


六本松 蔦屋書店「食」のコンシェルジュ料理家・お料理YouTuber SHIMAお洒落なのに、簡単で美味しくてお金をかけずに誰でもつくれる「節約おしゃレシピ」を提案

http://shima-recipe.blog.jp/

[今回の難易度:★☆☆☆☆|おいしさ度:★★★★★]
今回のパンをはじめとした材料一式は、六本松 蔦屋書店1Fのボンラパスさんで大体揃います。もし足りないものがあっても、近所のエルロクさんまで行けば大丈夫です。ホットプレートも蔦屋書店でお買い求めいただけますよ!
味は何と言っても主役のモホが最高です!癖になりそうな酸味、これは並んででも食べたいハズ。チーズにもこだわったので、本格再現を目指したい方は『エメンタールチーズ』をチョイスしてみてください!
そして、役割分担できるのがこの料理の良いところ。火加減を見たり、パンにバターを塗ったり、お手伝いできることがたくさんあります。家族みんなで、楽しく、おいしく、お手伝い。ぜひお試しください。
シェフ 三ツ星フードトラック始めました|Chef 2015|ジョン・ファヴロー 料理を題材にした映画の中でも、これほど食欲を刺激する映画は滅多にありません。
劇中でカール(ジョン・ファヴロー)の右腕を演じ、フードトラックを切り盛りしたマーティン(ジョン・レグイザモ)も、撮影中は本当に楽しかったようで、体重が10kgも増えたと語るほど。数分おきに登場するジューシーな料理にお腹が鳴ること必至です。

物語の始まりは、ロサンゼルスの一流レストランで料理長を務めるカールが、大物批評家(オリヴァー・プラット)との料理対決から。オリジナルのレシピで挑みたいカールと、看板メニューで挑むことを勧めるオーナー(ダスティン・ホフマン)。カールはオーナーに渋々従いいつものメニューで挑むも、批評家は「客に媚を売る親戚のおばさん」と酷評。記事を読んだカールは批評家に大激怒!その模様はお店に来ていたお客たちに撮影されネット上に拡散、動画はたちまち炎上、カールは仕事を失うことに---。 夫としても、父としても、うまく行かず失意に暮れていたカールを見かねた元妻イネズ(ソフィア・ベルガラ)は、息子パーシー(エムジェイ・アンソニー)を連れてマイアミへ行こうと、気分転換の旅を提案する。初めは気が重かったカールだが、偶然出会ったキューバサンドに感動し、自分が美味しいと思う料理を移動販売したいと思いつく。元妻の元夫マーヴィン(ロバート・ダウニー・jr)からフードトラックを譲り受け、マーティンと息子の3人、再起をかけたアメリカ横断の旅が始まる。

劇中ではキューバサンドを始め、垂涎ものの料理がたくさん出てきます。
アンドゥイユソーセージサンドに始まり、モリー(スカーレット・ヨハンソン)を唸らせたアーリオオーリオ、ニューオリンズのベニエ、テキサスで出会った一晩かけて焼き上げるBBQなどなど。どれも魅力的で全てのメニューを再現したいほどです。
また、随所で光るご機嫌なラテンナンバーにもご注目。The Hot 8 Brass BandのSexual HealingはMarvin Gayeのカバーですが、フードトラックの旅を盛り上げた大事な一曲です。
料理と旅を通して大切なものとは何かを語りかける、ハートウォーミングなロードムービー。この夏、親子揃っていかがでしょうか。