渋谷スクランブルスクエア

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【フェア】旧暦で時間を刻む人々の新年と暮らし

フェア
2019年12月26日(木) - 01月31日(金)
毎回世界中の行事やお祭り、しきたり・風習などをピックアップし、歴史的・文化的に世界を知ることを趣旨としたフェアJourney to World Eventsも第3回目。
 
世界には、古代ローマ時代にカエサルが制定したユリウス暦を現在も使用する正教会の人々がいます。
今回はその中でも、セルビア正教会を信仰する人が多く住む、セルビアのクリスマス・新年と、彼らの暮らしを紹介します。     
               
日本に住む私たちが新年のお祝いを終える頃、セルビアでは1月7日のクリスマスに向けた準備が始まります。
1月6日のクリスマス・イヴには「バドニャク」と呼ばれるナラの枯れ木を教会の前で燃やす儀式を行います。                    
そしてこの日はお肉や乳製品の摂取を控え、翌日のクリスマスを迎えるそうです。
クリスマス当日には肉料理を中心としたご馳走が食卓に並び、家族みんなで穏やかに過ごします。
 
また、大きな丸いパンを作り、家族全員でひきちぎるのがセルビアの風習。
このパンの中には硬貨が入っていて、引き当てた人にはその年幸運が訪れると言われています。
 
そうして、新年は1月14日、静かに迎えるのです。                    
 
独自の文化を守り、家族を大切にするセルビアの人々。彼らの温かく豊かな暮らしに触れられる文学やエッセイ、美味しい食品や雑貨を集めてみました。