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【イベントレポート】第13回代官山人文カフェ「愛のことばと共に考える」 哲学対話 2020 クリスマススペシャル 進行:梶谷真司 2020年12月18日(金)開催

2018年に始まった代官山人文カフェ、第13回はオンライン上での実施となりました。

クリスマス1週間前のこの日、クリスマススペシャルと題して古今東西の「愛」に関する名言を聞き、ご自身の体験やエピソードなどを交えながら、愛のことばについて考え、聞き、話してみるというテーマで開催しました。

参加者は約20名。年齢も性別もバラバラの初対面の皆さんが、ご自宅や移動中、外出先の飲食店からなど、参加場所も様々な中でのご参加です。(途中入退室あり)

19時30分、Zoomのミーティング上に参加者の皆さんが入室してスタート。
本日のファシリテーター、梶谷真司さんと主催の担当者とで今日のイベントについてのご案内から始まりました。

実は4月に開催予定だった梶谷さんの進行の会。コロナ禍の混乱で、延期になっていたところ、ようやく開催できる準備が整ったのが12月でした。
代官山人文カフェでもおなじみの梶谷さん。実は「恋愛結婚アカデミー協会」の顧問だということ、継続して「恋愛」や「愛」をテーマに対話をされていると伺っているうちに、今回のテーマが決まったという経緯を説明し、対話が始まりました。


「愛の言葉」と共に考える
まずは、事前にメールにて配布した「愛の言葉」リストを梶谷さんから紹介。


参加者は自己紹介を兼ねて今回参加した理由と愛の言葉リストから気になった言葉を一つ選び、その理由を2分程度で話します。

参加者から話題に多く上がったのは「どんなに愛しているかを話すことができるのは、すこしも愛してないからである。」や、「恋愛とは二人で愚かになることである」など。
それぞれの方の思いや置かれている状況、エピソードを聞いているうちにあっという間に1時間経過していました。

オリジナルの愛の言葉を考える

5分間の休憩を経て今度はご自分でオリジナルの愛の言葉を考えていただきます。
思いついた方から続々とチャットに書き込み、その順番にお話をしていただきました。
今回参加者の皆さんが考えた「愛の言葉」はこちらです。

「恋とは、儚く消えていく雪の結晶」
「愛とは料理のようなものだ」
「何をしたから好かれる、嫌われる、みたいな短期的な考え方を、お互いやめていける恋は"理想"。」
「愚かにならないと恋は始まらないが、かしこくならないと恋は続かない。(だが、かしこいと恋はつまらない)」
「恋とはお互いを見つめ合うことである。愛とは二人で同じ方向を見ることである。」
「愛とは(恋とは、生きるとは)やたらめったら無軌道だ。」
「愛とは、その存在の有無を過去に見出すものではなく、未来に作り出すもの」
「誰にも話さなかったことを話したら、それは恋のはじまり」
「セキュリティコードを預け/預けられたら、愛」
「愛しているということは好きでも嫌いでも関係ない 時間がたっても変わらないこと」
「愛とは、心配ばかりが増える病だ。」
「恋も愛もホルモンの為せるもの。」
「恋はぬか床」
「報われたい恋、報われなくたっていい愛」
「恋は目をつぶってするもの、愛は目を見開いてするもの」
「恋が消え去っても愛し続けることはできる」
「恋の感覚を忘れた時から本当の老いが始まる。」
「愛するのは第一がかみさん、子供はそのあと。」

さまざまな思いと経験、実感のこもった生きた言葉が短い時間で次々生まれてくる様子は圧巻。古今東西の格言に負けない名言の数々が出てきてきました。

一通り発表が終了したのちに、挙手制でフリートーク。
結婚生活や「恋」や「愛」の違いなどについての対話を経て、お時間になり終了です。
改めて「恋」や「愛」を考えるきっかけになった濃密な時間でした。
梶谷真司さん、ご参加の皆様ありがとうございました!
 

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人文コンシェルジュ
宮台由美子
 

【登壇者プロフィール】
梶谷 真司 (かじたに・しんじ)
1966年、愛知県生まれ。京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了。 現在、東京大学大学院総合文化研究科教授。 専門は哲学(特に現象学)、医療史、比較文化。 最近は、多様な人が共同で思考を生み出す「共創哲学」を唱え、学校、企業、地域コミュニティなどで哲学対話を実践する活動を行っている。主な著書に『シュミッツ現象学の根本問題――身体と感情からの思索』(京都大学学術出版会)、『考えるとはどういうことか――0歳から100歳までの哲学入門』(幻冬舎)などがある。
 
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