【イベントレポート】『エンジニア×スタートアップこそ、最高のキャリアである』刊行記念トークイベント

「楽しく働きたい人に、僕らがWebエンジニアをお勧めする理由~あなたがまだ知らない、自由で楽しい働き方がここにある~」
2023年1月26日(木)開催
菊本久寿×堀口セイト 進行:茂木野々香
 
―12月16日に発売された、スタートアップテクノロジー株式会社代表取締役の菊本久寿さん著書『エンジニア×スタートアップこそ、最高のキャリアである』刊行記念イベントが、代官山 蔦屋書店の会場とオンライン配信で開催されました。

自由でたのしい!エンジニアという職業
今回のイベントは、リアルとオンラインのハイブリッドで開催され、申込者は150名近くに上るなど、エンジニアという職業への注目度の高さがわかるイベントになりました。
参加者は、エンジニアという職業に興味関心を持たれている方や、ご自身の仕事の未来に漠然とした不安を抱えている方などが多い印象でした。
イベント会場にはチケット配布数の上限にほど近い約20名が集合。なんとオンライン含め同時視聴者が100名を超える盛り上がりを見せ、会場は開始から熱気に包まれました。
『エンジニア×スタートアップこそ、最高のキャリアである』トークイベント、ワクワクの90分間のはじまりです!

代官山 蔦屋書店にてリアル×オンライン開催

会場のスクリーンには、一つずつトピックが映し出されます。最初のトピックはこちら!

■トピック01.「今働いている環境に満足していますか?」
―「今働いている環境に満足している方ってどれくらいいますか?」セイト先生の呼びかけで挙手を求めたところ、なかなか皆さんの手が上がりにくい…。現状働いている環境に対して満足していないのかも?

…一体それは、どういう感情があって満足できずにいるのでしょうか。
それを見た菊本さんは「満足できない理由として、会社のルールとか、社内の上下関係など、あまり自由とは呼べない環境での働き方が原因の一つなのでは」と、ご自身が社会に出たころを振り返りつつ、現代の状況と重ねます。

菊本さんの時代には、灰皿が飛んできたり(笑)、終電で帰ることが日常茶飯事、昔のエンジニア業界は男性しかいなかった、というエピソードが。今も昔も、自分が楽しいと思える労働環境で働けないということは、働くことへの不満や悩みにつながるのかもしれません。

一方、一般にLINEを開放しているセイト先生には、働き方に悩む方からよく相談が送られて来ると言います。
・今後、社会にどんどんテクノロジーが入ってきて、自分の仕事がなくなってしまうのではないか?
・もうあまり給料が上がらないのではないか?
こういった不安を持つ人が多く、右肩上がりといわれるIT業界へ転職した方がいいのではないかとの相談もあるようです。そしてコロナの影響で新たに仕事への悩みが生まれているとも。 これからの働き方を考えた時、成長業界であるということや、社会に求められており、自由な働き方ができるスタートアップ業界、そしてエンジニアという職業は、働き方に悩む人たちにとって、より魅力的に映っているのだとわかります。

■トピック02.「実際のエンジニアが"働く"環境とは?」

左から 茂木さん、菊本(ひさじゅ)さん、セイト先生

―「エンジニアという仕事にブラックな印象を持たれている方も多いと思うのですが、実はエンジニア業界は大きく二つに分かれています。一つはSIerが登場するSI(システムインテグレーター)業界。もう一つはWeb業界です。僕の本に書かれているのは後者の業界で、こちらはブラックではないケースが多いです。この2つの業界は、働き方、そしてカルチャーも全く別物なんです」と、業界は対照的な2つに分けられると菊本さんは言います。(ドラマの舞台によく登場するIT業界は、本来のWEB業界に近しいところがあるらしいです。興味がある方は今後チェックですね!)

また"どんなことに楽しさを感じ、エンジニアをしているのか?"という質問には、やはり「働く環境が大きく関係している」と菊本さんは仰っていました。
なんと菊本さんの会社では”遅刻”の概念がないとか。それはスーパーフレックスやリモートワークなど、働き方の柔軟性と合理性をポイントにしているからだそうです。
リモートワークも2011年から取り入れるなど、仕事をしやすい環境を整えているとのこと。スタートアップの業界は"無駄"を省いて、企業の成長を加速させていくことが重要であることがわかります。そういった意味から住む場所の自由もあるそうです。
「ある方は山登りが好きだから山の近くに、ある方はサーフィンが好きだから海の近くに。ただ時間管理をしていないので、自由にやっていいけれどきちんと結果を出すことが重要」結果がすべてで、その成果を出し続ける。厳しい実力の世界とも言えますが、一方で効率よく仕事を進めればその分余白が生まれ、新しいチャレンジもできるのではないでしょうか。そして業界では、その仕事が"好き"で仕事をしている人が多いからこそ、同じ業界で働く人同士に通じる同じ空気感があったり、さらに役職で呼ばないことや、ハンドルネームで呼び合うことなども日常であるようでした。

また、スタートアップ業界特有ともいえる連絡方法としてはこんなお話も。
「仕事の連絡をSNSでいただくこともあります。クライアントさんとはSNSで繋がっていることも多いのですが、電話で連絡がきたらSNSで返事をすることもあります(笑)」
時代に合わなくなったルールは常にアップデートして、純粋に仕事ができる環境を企業側が整えて、個人の働き方の生産性と合理性を高める。だからこそ業界が加速度的に成長していくのでしょう。

「右肩上がりの業界なので、事業が失敗してもやり直しがきく、ということも業界の強みです」というセイト先生のお話。また、店舗など固定費が少なくほぼ人件費のみなので、企業が生き延びやすいということかもしれません。

さらに、起業することが身近にある世界であるとも。

「スタートアップ業界は、PC一台で仕事ができる世界。エンジニアとしてそこで働けば腕一本で生きていけます。いろんな人と仕事をして、自分を知ってもらうことで、絶え間なく仕事の声をかけられるんです。さらに実績を積んでいけばいろんな選択肢の可能性がある仕事です」

ちなみにセイト先生は去年3カ国ほど滞在していたらしく、場所を選ばず自分の仕事ができることも、エンジニアの魅力だと言います。

エンジニアになって良かったなと思うことについては、スタートアップ企業で働くと、とても重宝されること。IT人材が希少価値である現代において、企業側からのアプローチはかなり多いのでしょう。嬉しい悲鳴と共にモテ期がくる!なんていうお話も。

スタートアップ業界の人財の特徴として「自分自身と会社の事業を成長させたいという想いが企業もメンバーも強いので、人によってはそれがプレッシャーに感じてしまうかも…。しかしながら超がつく優秀なメンバーと共に働ける喜びや、その充実感がエンジニアの素晴らしいところ!しかしそういう環境下なので仕事とプライベートが割と混ざる傾向があります。そこに違和感がない人が向いているかもしれません」と菊本さんは仰っていました。

そして外国人を採用するケースも特に増えていることや、年齢なども関係なく採用される状況なので、とにかく働くことの柔軟性が必要な世界であるともいえます。

トピック03.エンジニアとして関われる"プロダクト"とは?
―そして迎えた最終トピック"実際エンジニアはなにを開発しているのか?"

Webエンジニアの領域は、WEBサービスやアプリ、SaaS開発であると言います。

その醍醐味として「社員数名のところからサービスの開発にジョインして、それが大きくなり、上場することもあります。何もないところからプロダクトを開発し、育てていくということに関われるという"楽しさ"があると思います。企業のペインを知ることで産業構造の改革につながっていくという、大きな可能性もあります」とのこと。
菊本さんの携わったB2Bのサービスのなかには、農家から飲食店への卸についてのシステムがあったそうです。そのシステムを作るまでに、農家さんの悩み、流通の課題を知ったり、そこについて自らのアンテナを張って視野を広げることが重要であるということでした。自ら能動的に動くこともエンジニアには必要なのですね…!

また、セイト先生は「好きなことを突き詰めた方がいいと思います。または自分のバックグラウンドに関係があることとか。そういうことを仕事にするってきれいごとのように聞こえるかもしれないけど、結構合理的なんです」とも。好きってエネルギーは最強かもしれません。

セイト先生

■質問コーナー!
―終盤の質問コーナーではTwitterを通じて多くの質問が寄せられました。

・Web業界とSI業界の言語の違い
・コミュニケーションにおいて長文はNG?
・将来AIにWebエンジニアの仕事が取られてしまう可能性は?
・プログラミング以外で身に着けるべきはコミュニケーション能力!
・40代からのスタートアップとエンジニアの挑戦は難しい?
・35歳以上未経験でもどんな人材ならばスタートアップで働ける?
など多くの質問が。

その中でもエンジニアとして必要なスキルは?との質問には「ITCの他に対人コミュニケーションが必須!特にテキストコミュニケーションが重要です」とのお話も。
分解すると、ITCと対人のコミュニケーションの2つが重要とのセイト先生のお話。

双方正し伝達がきちんとできるか?というところにポイントがあるようです。

また、40代のチャレンジは可能ですか?の質問には、菊本さんからリアルな回答が。「それ一本に舵を切ることに対してはリスクがあるので、バックグラウンドを持ってやってきた仕事にエンジニアの要素を加えるなど、工夫が必要です。」

セイト先生「自分の仕事の強みを生かした仕事の延長に、プログラミングを取り入れていくことがいいのでは」

絶え間ない質問にも、しっかり回答を伝えるお二方の姿勢に、それぞれのお仕事への誠実さが感じられる質問コーナーとなりました!

お二方より皆さんへ、伝えたいこと。

菊本(ひさじゅ)さん「この仕事とこの業界で働いていることが、本当に楽しいと思いながら仕事をしています。私は学歴もなくスタートしましたが、おもしろいと思うことにエネルギーを注いで進んできて、今があります。エンジニアという職業は、いい環境で新しい未来を創ることができる、最高のキャリアを作っていける仕事です。私の著書をきっかけに、たくさんの方々が興味を持っていただければ嬉しいです!」

セイト先生「今の時代に必要なエンジニアが、これからもっと増えてほしいと思っています。まだまだこれからの、若い業界です。女性も少ない業界なので、私もエンジニアやろうかなという興味を、より多くの方々に持っていただければと思います」

 
文責/クロスメディア・パブリッシング
クロスメディア・マーケティング

「菊本さんとセイト先生のエンジニア業界に対する意外な事情の対談から、業界の空気感や、柔軟性と合理性が高い組織の中で、楽しさとやりがいを感じながら自由に働ける。そんなWeb業界の魅力も伝わってくるイベントでした。
質疑応答もリアルな回答が印象的で、色々な角度からアドバイスをする菊本さんの視点はさすがエンジニアと納得の数々。
トークを聴いているだけでWEB業界に入ってみたくなる、ワクワクする業界の空気が感じられる楽しいイベントとなりました!」
(代官山 蔦屋書店:人文コンシェルジュ岡田さん)

「プログラミングスクールRUNTEQ関連情報」
https://t.co/Vl9oLMyUUX

著者紹介:菊本 久寿(きくもと・ひさとし)
株式会社スタートアップテクノロジー代表取締役社長 兼 エンジニア。SIerなどを経てngi group(現ユナイテッド) 技術部部長に就任し、アドテク関連サービスの立ち上げを行う。2012年よりフリーランスとして独立し、複数のスタートアップの開発支援を行う。その後ポケットコンシェルジュを運営する株式会社ポケットメニューの取締役CTOに就任。退任後2014年10月に新サービスの立ち上げに特化して開発を行う株式会社スタートアップテクノロジーを設立。2019年Webエンジニア養成プログラミングスクールの「RUNTEQ」をスタート。

ゲスト:堀口 セイト(ほりぐち・せいと)
SNS総フォロワー数11万人のエンジニア×YouTubeマーケター。Webアプリ開発,エンジニア採用,マーケティングについて発信/YouTube 100k, TikTok 14k/Webエンジニア→LIGフィリピン代表&VPoE →独立/DX,エンジニア採用,Webマーケ/メルマガとLINEにてよりニッチな情報を発信中。

ファシリテーター:茂木 野々香(もてき・ののか)
ホテル支配人からプログラミングスクールRUNTEQキャリアトレーナー&コミュニティーマネージャー。スタートアップIT企業へ転職。Webエンジニア転職希望者を応援し続けている。エンジニア養成プログラミングスクールRUNTEQコミュニティマネージャー兼キャリアトレーナー。これまで100名以上の受講生のプログラミング学習支援・エンジニア転職支援に携わる。YouTube『エンジニア転職チャンネル』https://www.youtube.com/channel/UCwjx6ZG4pwCvAPSozYEWymA
出演中。元ホテル支配人。

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