毎月、今注目のクリエイターをご紹介している箱の様な本棚、BOOK BOX。
70回目の7月は、グラフィックデザイナーの加瀬 透さんです。

近年、新しい試みの表現を次々に生み出されている加瀬さん。
弊店の店頭でも人気が高く、発売になるとあっという間に完売になってしまう雑誌『広告』を手がけるデザイナーの1人でもあります。
以下、加瀬さんからのメッセージです。

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雑誌「ブレーン 2020年4月号」にて、＜NTストライプGA プラチナホワイト＞を使用し、ブックジャケット『本を読む人』を製作いたしました。それに伴い、今回のBOOK BOXでの展示をさせていただく運びとなりました。
今展示においては、前述の製作したブックジャケット『本を読む人』の展示・販売と、制作した図版の用途目的の再設定・再編集を行い新たに製作したポスターとTシャツの展示・販売をいたします。

制作が済んだ図版の用途目的の再設定・再編集は、日頃私が取り組んでいる『仕事』でもあります。
今展示タイトルについて述べるとすれば、私にとって『仕事』とは、時には見えないほど薄い膜のように地続きであり、気流のように流れ変化しうるもの、とも考えています。
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【プロフィール】
加瀬 透 (かせ・とおる)
グラフィックデザイナー。 1987年埼玉県生まれ。桑沢デザイン研究所卒業。告知物、書籍・雑誌、パッケージ等のデザイン、グラフィックワークの提供など。クライアントワーク以外に、リトルプレス制作や音楽制作・提供なども続けている。メディア掲載には「QUOTATION no.30」「アイデア No.382 グラフィズム断章：もうひとつのデザイン史」「Google SPAN 2016」「It's Nice That」等。
http://torukase.com