【フェア】絵本『うそ』 中山信一原画展

建築・デザイン
蔦屋書店2号館 1階 ギャラリースペース 2021年04月01日(木) - 04月19日(月)
谷川俊太郎さんが1988年に刊行した詩集『はだか』の中の一編「うそ」にイラストレーターの中山信一さんが詩からイメージして絵を描き、一冊の絵本が生まれました。

ある男の子が散歩をしながら、うそについていろいろと考え、思う。
「おかあさんは うそをつくなと いうけど
 おかあさんも うそをついたことがあって
 うそはくるしいと しっているから
 そういうんだと おもう」

「いっていることは うそでも
 うそをつく きもちは ほんとうなんだ
 うそでしかいえない ほんとのことが ある」

うそに戸惑う子どもと、うそに慣れた大人たちへ――。
うそに誠実であるほど、
年齢も時代も超えて、「ぼく」の言葉が心に深く響く。

中山さんによる感情を抑えた男の子の表情で、詩がさらに深く刺さります。
心の奥まで届く、時おり読み返したくなる宝物のような一冊。

代官山 蔦屋書店では、絵本「うそ」の刊行を記念した原画展を開催いたします。会場ではオリジナルグッズと中山さんの原画作品を販売いたします。

●[4月上旬入荷予定・中山さんサイン入] うそ 谷川俊太郎/中山信一
(Yahoo!ショッピングへ遷移します)

【プロフィール】
谷川 俊太郎 (たにかわ・しゅんたろう)
詩人。1931年、東京生まれ。1952年に第一詩集『二十億光年の孤独』を刊行。1962年「月火水木金土日の歌」で第4回日本レコード大賞作詩賞、1975年『マザー・グースのうた』で日本翻訳文化賞、1982年『日々の地図』で第34回読売文学賞、1993年『世間知ラズ』で第1回萩原朔太郎賞をはじめ、受賞・著書多数。詩作のほか、絵本、エッセイ、翻訳、脚本、作詞など幅広く作品を発表している。この「うそ」は、1988年刊の『はだか 谷川俊太郎詩集』(佐野洋子絵)の一編。

中山 信一 (なかやま・しんいち)
イラストレーター。1986年、神奈川県生まれ。広告や書籍、アパレルグッズなどのイラストを手がけるほか、個展開催や作品と合わせたエッセイ集も発表するなど、作家としても活動中。また、HIPHOPユニット「中小企業」のラッパーとしても活動しており、これまでに1stアルバム 「cookie」と 2ndアルバム 「NESS」をリリース。D&AD賞2018 Wood Pencil (銅賞)、JAGDA2018 亀倉雄策賞ノミネート、JAGDA賞ノミネート、東京装画賞2013銅賞、そのほかADC入選、TDC入選など多数。
  • 会期 2021年4月1日(木)~2021年4月19日(月)
  • 時間 営業時間の通り
  • 場所 蔦屋書店2号館 1階 ギャラリースペース
  • 主催 代官山 蔦屋書店
  • 問い合わせ先 03-3770-2525

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