『百戦錬磨の台所』vol.1&vol.2の刊行を記念して、著者の中村好文さん、ゲストに三谷龍二さん、皆川明さんをお迎えし、トークイベントを開催します。

これまで300軒以上の住宅を手がけ、住宅建築家として知られる中村好文さん。中村さんが理想とするのは、美しく散乱する朗らかな台所。昨年と今年に出版された『百戦錬磨の台所』vol.1とvol.2では、中村さんの理想を実現した多彩な台所の数々を紹介しています。

今回のトークイベントでは、建築家とクライアントという関係を超えて、長年親交を深められてきた三谷さん、皆川さんをゲストにお迎えします。

中村さんがお二人から依頼された設計の仕事(住宅、別荘、展覧会の展示など多数)で心がけられたこと、また三谷さんや皆川さんが見てこられた中村さんのお仕事ぶりなどをざっくばらんに語っていただきます。長年一緒にお仕事をされてきた数々のエピソードを通して、それぞれの暮らしや旅の愉しみ方、仕事への向き合い方を伝えていただく90分です。
普段からお親しい三人ですが、今回は、こうして皆様の前で自由にお喋りしていただく機会を設けていただきました。
会場、オンラインで同時開催いたしますので、是非多くの皆様のご参加をお待ちしております。

・本イベントで書籍「百戦錬磨の台所」をご購入いただいた方に、中村さん自筆イラストがプリントされたポストカードをお付けします。
・トーク終了後、3名のゲストの著書を会場でご購入いただいた方を対象に、サイン会を開催いたします。
・会場参加チケット 1000円＋『百戦錬磨の台所vol.2』 2,970円 をお買い上げ頂いたお客さまの書籍は、イベント会場にてサインをいただき当日お渡し致します。

   
【プロフィール】
中村 好文 (なかむら・よしふみ)
建築家。1948年生まれ。72年武蔵野美術大学建築学科卒業。設計事務所勤務を経て、東京都立品川職業訓練校木工科で家具製作を学ぶ。81年レミングハウス設立。87年「三谷さんの家」で第1回吉岡賞受賞。93年「諸職の技術を生かした住宅」で第18回吉田五十八賞特別賞受賞。2014年～多摩美術大学環境デザイン学科客員教授。

三谷 龍二 (みたに・りゅうじ)
木工デザイナー。1952年生まれ。81年松本市に工房PERSONA STUDIOを設立。陶磁器のような普段使いの木の器を作り、それまで家具中心だった木工に、新たな分野を拓く。また、漆では赤と黒の伝統色に「白漆」を加え、現代の暮らしに合う漆器の世界を作る。2011年松本市内にギャラリー「10cm」を開店。「工芸と暮らしを結ぶ」活動を続ける。

皆川 明 (みながわ・あきら)
ファッションブランド「ミナ ペルホネン」デザイナー。1967年生れ。95年に「ミナ」(2003年より「ミナ ペルホネン」)を設立。独創的なストーリー性のあるオリジナルデザインの生地による服作りを進め、国内外の生地産地と連携し、素材や技術の開発に注力する。近年ではインテリアデザインや、そのためのファブリック開発も精力的に行っている。