静岡県島田市で"玩具花火"をつくる井上玩具煙火株式会社が、手持ち花火を1本1本手にとって選べる「花火ビュッフェ」を開催します。

かつて花火は、人形屋や駄菓子屋などの店内に種類ごとに並べられ、客は好きなものを1本から購入することができました。孫や子どもの喜ぶ顔を思い浮かべながら、大人に連れられてわくわくしながら、たくさんの種類からお気に入りを選びとる時間は、花火遊びの"最初の醍醐味"でもありました。
住宅の密集化により花火で遊べる場所や機会そのものが減り、花火といえばディスカウントストアやコンビニで見かける、にぎやかなパッケージに包まれたセットが当たり前となった今。もういちど、あの花火の"最初の醍醐味"を日本中のかたに味わっていただきたい――。そんな思いから、井上玩具煙火株式会社は「花火ビュッフェ」をはじめました。

「花火ビュッフェ」では、多種多様な手持ち花火から、お客様が好きなものを1本から選んでご購入いただけます。すすき、スパークラー、ユニークなしかけが隠れた変わり種、ポップな見た目が人気の「かたち花火」まで、実際に手にとってじっくりお選びください。

さらに、井上玩具煙火株式会社が、"1本でも満足できる高級国産花火"をコンセプトに年月をかけて製作した特別なセット「義助」「結華」もご紹介いたします。
みなさまの夏に花火の思い出を！



【プロフィール】
井上玩具煙火株式会社
「井上玩具煙火」は、1926年(昭和元年)、静岡県島田市にて創業した玩具煙火製造会社です。
約100年間、一貫して独自の製品開発と国内生産にこだわって、「玩具煙火(おもちゃ花火)」をつくりつづけています。
今からおよそ400年前、徳川家康の元へ中国から持ち込まれて以来、いくつもの困難な時期を乗り越えて進化してきた日本の花火。燃焼時間が長く、燃焼現象の種類も多いため、ひとたび火を灯せば美しく幻想的な火花に魅了されます。その格別な美しさは、日本の売り場の95％以上が安価な外国産花火となった今でも「美しい日本の花火」として、国内外で高く評価されています。
井上玩具煙火株式会社は、日本の伝統花火の朽ちることのない魅力を守りつつも、歴史と先人に学び、新しい日本の花火に挑戦しつづけます。寡黙でひたむきな職人たちが1本1本丁寧につくり上げる花火が、みなさまの夏の特別な思い出となれば幸いです。
Instagram: @inouetoyfireworks