戦後日本の“豊かな暮らし”への憧れから流行し普及した、高級感溢れる花柄毛布を用いて、新しいモノへと生まれ変わらせた立体作品や、空間性を生かしたインスタレーション作品を制作する、アーティスト江頭誠の展覧会を開催いたします。代官山 蔦屋書店では約2年ぶりの開催となります。作家が長年思い描いた、夢のわんわんパラダイスをご堪能ください。

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こんにちは！作家の江頭誠です。
私の実家の地区では約8割(私の体感)の家庭が犬を飼っていました。
私も犬が飼いたかったのですが親に頼んでも飼ってもらえず、そのため友達の犬の散歩に一緒に参加したり、ドッグフードをいただいてみたり、友達の犬と犬小屋で一緒に入って過ごしてみたりと、犬とのコミュニケーションをとっていました。

この幼少期からの“犬が飼いたい気持ち”をテーマに表現してみました。

今回舞台となる巨大迷路では、何匹かの犬が私を待っていて通過するたびに仲間になっていきます。ただ、すぐには仲良くなれない犬もいるので、途中で犬の好きな骨をGETしながら進んでいきます。
中には凶暴な犬もいますが、骨を３つ与えたら大人しくしてくれるので大丈夫です。
皆さんも是非、愛犬を発見しに大冒険に出かけてみよう！

【プロフィール】
江頭 誠 (えがしら・まこと)
1986年三重県生まれ。戦後の日本で独自に普及してきた花柄の毛布を主な作品素材として、立体作品やインスタレーションを手掛ける。2015年に発泡スチロール製の霊柩車を毛布で装飾した「神宮寺宮型八棟造」で「第18回岡本太郎現代芸術賞」特別賞を受賞。その翌年、毛布で洋式トイレをつくった「お花畑」で「SICF17」のグランプリを受賞する。 主な展覧会に「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2019」、「BIWAKOビエンナーレ2022」「六本木アートナイト2023」など。展示以外にアーティストYUKIの「My lovely ghost」のMVやGUCCIのショートフィルム「Kaguya by Gucci」にアートワークで参加。
Instagram：makotoegashira_artwork