『Our Floors Are Uneven』は、Lichen(ライケン)の創設時から現在までの300枚を超える写真とエッセイを通じて、ニューヨークのインテリアの現在形を体現しているLichenの比類のないアイデンティティと進化の過程が生き生きと表現されています。居心地の良い小ぢんまりとしたヴィンテージ家具店としてスタートしましたが、今ではデザインスタジオを併設し、オリジナル家具を製造する木工所も開設し、アメリカのインテリアデザイン業界で大きな存在感を示しています。

デザイナーやクリエイターである若いスタッフがほとんどのLichen。着ている格好は、皆かなりカジュアル。だけど、それぞれが自分に合ったスタイルを持っている。そんな彼らが、自分達のデザインスタジオでオリジナル家具やホームグッズを次々と生み出す。アイデアとサプライズと熱意が込められた彼らのプロダクトは、リアルなニューヨークスタイルのインテリアデザインを定義します。

Lichen創立５周年を記念して出版されたこの書籍のページをめくると、たくさんの家具が目に入りますが、驚くべきことにそれと共にたくさんの人物が登場します。『Our Floors Are Uneven』は、Lichenの精神を体現するインテリアデザインと彼らのコミュニティーとの関係性も記録しています。 現在進行形で進化するLichenのメンバーの独自の視点を垣間見ることができる『Our Floors Are Uneven』では、Lichenの語り尽くせない魅力を効果的に捉え、美しく親密なドキュメンタリー作品とも言える書籍です。


著者 | Lichen
定価 | 15,000円+税(限定トートバッグ付き)
仕様 | 9.5” x 11.25” / 上製本 / 272ページ

販売について
・代官山蔦屋特設ブースにて、3月4日(火)より店頭にて販売いたします。
・本イベントのためにLichenの共同オーナーのエド・ビーとジャレッド・ブレイクが来日。
3月4日(火)14:00-16:00と19:00-21:00に在店予定となり、新刊書籍をご購入いただいたお客様でご希望の方にはサインをいたします。
・Lichenのオリジナル家具、グッズの販売を合わせて行います

【プロフィール】
Lichen(ライケン)は、エド・ビーとジャレッド・ブレイクによって2017年にブルックリンで設立されたヴィンテージ家具店兼インテリアデザインスタジオです。自身たちをデザインインキュベーターと呼ぶだけあり、単にデザイン家具を取り扱うだけではなく、オリジナル家具製作やリアルなニューヨークスタイルのインテリアを提案することを通して、インテリアデザインの過去と現在、そしてその関わり方を探求することを中心に活動しています。

うつろい激しいニューヨークで膨大な量のヴィンテージ家具を扱ってきたLichen。彼らのストアで販売しているプロダクトは、新旧問わずデザイン性が高く洗練された家具やインテリアグッズばかり。有名デザイナーによってデザインされた家具の横に、無名だが趣ある家具やオリジナル家具も置かれている。一見相反するような二つの要素を並列させることを、英語で「Juxtaposition」（ジャクスタポジション）というが、まさにそれを地で行くスタイル。様々なジャンルのものが入り混じっているように見えるが、相反せず、共存している。

インスタグラム：@lichennyc