【フェア】FABER月山〜月山に魅せられた職人達〜
建築・デザイン
蔦屋書店 2号館1階 建築デザインフロア 2025年11月28日(金) - 12月11日(木)
朝日連峰と霊峰月山に抱かれた、山紫水明の地・山形県西川町。
忘れられがちな農山村の原風景を守り続けているこの里で、自然の恵みと厳しさの中にある暮らしを営む6人の作り手たちが集まり、「FABER月山」は生まれました。
それぞれの手がける素材や作品は多様ですが、草・木・土・石・水など、月山の自然に寄り添いながら制作に取り組んでいます。これまで別々に活動してきた作り手たちが手を取り合い、新しい可能性に向かって進む作品群は、地域に根づく手仕事文化を未来へとつなぐ試みでもあります。
FABER月山のメンバーは、地元で生まれ育った者、移住して根を張った者、それぞれに異なる背景と技を持つ職人たちです。
「こけし」「つる細工」「手漉き和紙」「めのう細工」「陶芸」「和紙照明」――多彩な分野の手仕事が交わり、月山の自然の恵みを素材にした作品が生まれています。
今回の展示会では、前期・中期・後期の3期にわたり、2名ずつが交代で作品を発表します。
前期 11/28(金)〜12/1(月):めのう細工のアクセサリー(上野明)と陶器の抹茶碗(土田健)
中期 12/2(火)〜12/6(土):つる細工のバッグ(伊東広)と月山和紙のあかりたち(せいのまゆみ)
後期 12/7(日)〜12/11(木):こけし・木地玩具(志田菊宏)と月山和紙・和紙小物(シブヤナオ)が出展。
それぞれの個性と自然の息づかいが共鳴し合う展示を、ぜひお楽しみください。
中期 12/2(火)〜12/6(土):つる細工のバッグ(伊東広)と月山和紙のあかりたち(せいのまゆみ)
後期 12/7(日)〜12/11(木):こけし・木地玩具(志田菊宏)と月山和紙・和紙小物(シブヤナオ)が出展。
また上記日程で作家も在廊予定となります。
【プロフィール】
FABER月山
霊峰・出羽三山の主峰、月山の麓
豊かな雪解け水と清らかな空気に包まれた山形県西川町で、
※巧人(こうじん)
本来「工人」何かの分野において功な人でありたいという父(勝渓)の思いから「巧人」と名付けた。
茶陶を中心に意欲的に製作活動を行う。
かつては何十人といた職人も現在は片手で数えるほどまでに衰退。
山葡萄籠発祥の地とも言われている大井沢で技と知識を次世代へと繋ぐ。
月山和紙を素材にあかりを製作し、個展やワークショップを開催。
あかり演出や店舗照明製作なども手がける。
大井沢の地で菊麿呂こけしを守りながら、現在は大井沢湯殿山神社の宮司や朝日連峰自然公園の管理員の仕事をする傍らこけし製作を続けている。
屋号は父方の屋号を借りた「紙屋 作ヱ門」主に和紙小物の製造、販売に取り組んでいる。
手仕事を生業とする6人の職人が集まり「FABER月山」は生まれました。
メンバーのうち4人は県外からの移住者。
互いの価値観を響かせ合いながら活動を続けています。
それぞれが異なる土地からこの町に惹かれ、
自然と人の温かさの中で 新たな創造の場を見出しました。
地元で技を受け継いだ者と、他所から新しい感性を持ち込んだ者が自然と人の温かさの中で 新たな創造の場を見出しました。
互いの価値観を響かせ合いながら活動を続けています。
●前期11/28(金)〜12/1(月)在廊予定
月山めのう 上野 明
全国でも珍しいめのうの製品加工体験ができる「月山めのう工房」を初代巧人であり父でもある「勝渓」から後を継ぎ、加工体験と作品を通じてめのうの魅力を伝えている。※巧人(こうじん)
本来「工人」何かの分野において功な人でありたいという父(勝渓)の思いから「巧人」と名付けた。
聴雪窯 陶芸家 土田 健(たけし)
千利休の子孫である三千家の家元に茶道具を納める京都の名匠の家系に生まれながら、山形のなかでも雪深いエリアのひとつである、西川町大井沢地区に移り住み「聴雪窯(ちょうせつがま)」という名の登り窯を構える。茶陶を中心に意欲的に製作活動を行う。
●中期12/2(火)〜12/6(土)在廊予定
つる細工職人 KOGUMA
世界30カ国以上を放浪したのち、西川町大井沢地区に辿り着き、この地域に受け継がれてきた伝統的な手仕事を継承すると決心。かつては何十人といた職人も現在は片手で数えるほどまでに衰退。
山葡萄籠発祥の地とも言われている大井沢で技と知識を次世代へと繋ぐ。
月山和紙あかり作家 せいのまゆみ
月山和紙の紙漉きを生業としていた曾祖母の実家。身近に和紙の存在があった。月山和紙を素材にあかりを製作し、個展やワークショップを開催。
あかり演出や店舗照明製作なども手がける。
●後期12/7(日)〜12/11(木)在廊予定
木地玩具職人 志田 菊広
祖父 志田菊麿呂工人、高崎祐一工人が師匠。大井沢の地で菊麿呂こけしを守りながら、現在は大井沢湯殿山神社の宮司や朝日連峰自然公園の管理員の仕事をする傍らこけし製作を続けている。
紙屋 作ヱ門 紙漉き職人 シブヤナオ
2017年より西川町の「自然と匠の伝承館」を拠点に和紙職人として独立。屋号は父方の屋号を借りた「紙屋 作ヱ門」主に和紙小物の製造、販売に取り組んでいる。
- 会期 2025年11月28日(金)~2025年12月11日 (木)
- 時間 営業時間の通り
- 場所 蔦屋書店 2号館1階 建築デザインフロア
- 主催 代官山 蔦屋書店
- 問い合わせ先 03-3770-2525