【フェア】『山口小夜子 未来を着る人』(河出書房新社)復刊記念フェア

アート
蔦屋書店2号館 1階 ブックフロア 2022年08月11日(木) - 08月31日(水)
1970年初頭より、おかっぱの前髪に印象的なアイラインの目元で、トップ・モデルとして一世を風靡、日本女性の新たな美のアイコンとなった山口小夜子。
自らの表現をモデルという枠にとらわれず、パフォーマー、クリエイター、唯一無二の表現者として時代の先端を最後まで走り続けました。

そして今年8月、2015年に東京都現代美術館にて開催された展覧会『山口小夜子 未来を着る人』の公式図録が、没後15年を機に、待望の復刊となりました。

本書刊行を記念し、小夜子氏の蔵書や、同氏を長年に亘り撮影した横須賀功光氏の写真作品を展示します。

関連イベント【イベント&オンライン配信(Zoom)】東京都現代美術館編「山口小夜子 未来を着る人」復刊記念トークイベント
https://store.tsite.jp/daikanyama/event/art/28140-1738390802.html


【プロフィール】
山口 小夜子 (やまぐち さよこ)
横浜市出身。杉野ドレスメーカー女学院卒業後1972年にファッションモデルとしてパリ、NYコレクションを中心に時代を象徴するデザイナーの数多くのコレクションに出演。1973年資生堂の専属モデルとなり、アメリカ・ニューズウィーク誌より「世界の4人のトップモデル」のひとりに選ばれる。深遠な東洋の神秘を代表するミューズとして脚光を浴び、1977年には「SAYOKOマネキン」が世界中のショーウィンドを飾る。同時に古荘妙子、天児牛大、チ・ソンジャ、勅使川原三郎とのコラボレートを通じてダンスパフォーマンスの世界に進出、ロンドン・オールドヴィック劇場、NY・ヴァム等数々の劇場に立つ。寺山修司、佐藤信等の演劇作品にも出演。1989年NHK音楽ファンタジー「カルメン」(佐藤信演出)は、国際エミー賞を受賞。1998年フランス リヨン国立歌劇場世界初演、オペラ「三人姉妹」(天児牛大演出)で衣裳・ヘアメイクデザインを担当し、フランス批評家協会最優秀作品賞を受賞するなど、オペラや舞台等の衣装デザインも手がける。2001年ロンドンのTHEATRE ROYAL DRURY LANEにて「AMATERASU」主演。日本的な独自の個性の不思議さを、世界基準の美しさに転化させるアーティストとして活躍する。同年、神戸ファッション美術館と東京スパイラルホールにて世界のクリエーター50名による小夜子の個性を服に表現した小夜子マネキン50体を展示する「小夜子展」を開催。その後、鈴木清順監督「ピストルオペラ」、二階健監督「Soundtrack」、木村威夫監督「馬頭琴夜想曲」などの映画に出演するほか、言葉を用いたパフォーマンスの構成・演出・出演を行い、映像作家や音楽家とのコラボレーション作品を次々と制作。またSAYOKOブランドのプロデュース、雑誌の連載を企画するなど、クリエイションの場は多岐に渡った。自らを「ファッションモデル」ではなく「ウェアリスト(着る人)」と名乗る独特の美意識で、ファッションとダンスパフォーマンスの融合を目指し、特に次世代を担う若いアーティストとのコラボレーションを積極的に行った。  
  • 会期 2022年8月11日(木)~2022年8月31日(水)
  • 時間 営業時間の通り
  • 場所 蔦屋書店2号館 1階 ブックフロア
  • 主催 代官山 蔦屋書店
  • 共催・協力 河出書房新社、オフィスマイティー、株式会社コンパス
  • 問い合わせ先 03-3770-2525

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