製作から20年の時を経て、今年4月25日(金)より初の劇場公開を迎えた『ミステリアス・スキン』。
90年代の＜ニュー・クィア・シネマ＞のムーブメントを牽引した一人であるグレッグ・アラキ監督の傑作と名高い本作の公開を記念して、ファッションデザイナー・工藤司が手掛けるメンズウェアブランドkudos(クードス)とのコラボレーション展示を開催いたします。
本展示にあたっては、『ミステリアス・スキン』に共鳴した工藤司が、本作からインスピレーションを得て"REMEMBER"と題したコレクションを制作。グラフィックデザイナー・出口壮夫との制作のプロセスを交えたインスタレーションを発表いたします。また、展示会場では、今回の"REMEMBER"コレクションを数量限定で販売いたします。

痛みや悲しみは、消えていかない。
でもそれを心に抱えながら生きていくこと。
そしてそれによって優しさや美しさが生まれていること。
彼らの抱えている痛みは、どこかにきっといる誰かの痛みと同義だ。
そしてそれはきっとぼくらの痛みでもあるんだ。
そんなことを考えながら今回のコラボレーションに取り組みました。

——工藤司

【プロフィール】
工藤 司 (くどう・つかさ)
沖縄県生まれ。東京在住。 早稲田大学、アントワープ王立芸術アカデミー(ベルギー)に学ぶ。 JACQUEMUS, JW
ANDERSONなどで経験を積み、帰国。
ファッションブランドkudos、sodukデザイナーとして活動を続けながら、写真家として活動。2020年より出版事業「TSUKASAKUDO PUBLISHING」を主宰する。2025年、新作の写真集を出版予定。

＜主な個展＞
“good bye, good pie, good night. グッドバイ、グッドパイ、グッドナイト“ (2024) 代官山 蔦屋書店
“sorry, thank you.” (2023) EAST EAST
“STUDY OF BOYS” (2023) EAST EAST
“me with someone” (2022) 代官山 蔦屋書店
“something about happiness” (2019) ヘットラボアトリエム
“tomorrow’s kids” (2017) 代官山 蔦屋書店

出口 壮夫 (でぐち・もりお)
グラフィックデザイナー。株式会社コム・デ・ギャルソン退社後フリーランスのグラフィックデザイナーとして様々なファッションブランドへのグラフィック提供をする。

映画『ミステリアス・スキン』全国劇場にて絶賛公開中【配給：SUNDAE／Powered by Filmarks】
https://sundae-films.com/mysterious-skin/