【フェア】飯沼珠実 写真集『Salut, Mr Bruno Taut』刊行フェア
アート
代官山 蔦屋書店 2号館1階 アートフロア 2026年07月01日(水) - 07月16日(木)
代官山 蔦屋書店にて、アーティスト・飯沼珠実の新刊写真集『Salut, Mr Bruno Taut』の刊行フェアを開催します。
本書は、ドイツの建築家ブルーノ・タウトが手がけた建築やその周辺を、2010年から2014年にかけて撮影した写真群をまとめたものです。タウトがベルリンとマクデブルクに設計した「ジードルング(集合住宅)」を被写体に、人々の暮らしや時間の痕跡に目を向けながら撮影されました。
撮影初期には、ポートレート撮影にも用いられる中判カメラ「Mamiya RZ67」を使用し、建築を単なる構造物としてではなく、人と等しい存在感を持つ対象として捉えています。その後、より軽量なデジタルカメラへと移行するなかで、街を歩きながら撮影する機会が増え、建築だけでなく、その周囲に広がる日常の風景や時間の痕跡を拾い上げるようになりました。
また、この写真群を一冊の本としてまとめるにあたり、飯沼は流れた時間と記憶、時代を超えた関係性、東京とベルリンの距離について考え、その「つながり」の象徴として糸に着目しました。本書ではデザイナー・芝野健太と協働のもと、その発想が造本にも反映されています。
本フェアでは本書のほかに、写真プリントや関連書籍の展示販売を行います。
カメラを通して建築をみつめると、その都市の歴史や人々の記憶と交信できるー本書は、そのような飯沼の制作の原点ともいえる姿勢が集約された写真集であり、わたしたちも思わず街を歩きながら写真を撮りたくなるような一冊です。
【プロフィール】
飯沼 珠実 / Tamami Iinuma
東京都世田谷区生まれ。「建築の建築」をテーマに、人々の記憶の集積としての建築物、建築物の住処としての都市や風景を被写体として写真撮影に取り組む。2008年から一年間、ライプツィヒ視覚芸術アカデミーに留学、2013年までライプツィヒに在住(2010年度ポーラ美術振興財団在外研修員)。2014年から一年間、シテ・アンテルシオン・デ・ザール・パリに滞在。2018年、東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。2020年、版元「建築の建築」を設立。現在は東京を拠点に活動。
- 会期 2026年7月1日(水)〜7月16日(木)
- 時間 営業時間の通り
- 場所 代官山 蔦屋書店 2号館1階 アートフロア
- 主催 代官山 蔦屋書店
- 問い合わせ先 03-3770-2525