【フェア】食卓からシリアへ思いを馳せて

料理
蔦屋書店3号館 1階 料理フロア 2023年01月31日(火) - 02月14日(火)
『スマック シリアからのレシピと物語』発売を記念して、書籍で紹介されている珍しいスパイスと、中東料理に関する書籍のフェアを開催します。
書籍名にもなっているスマックやザアタルといったなかなか目にすることのないスパイスに、ピスタチオやデーツという中東を感じられる食品たち。

日頃遠くに感じている異国の日常も、料理をつくってその国の暮らしや文化を味わってみることで遠い国を近くに感じ、自分と変わらない等身大の誰かへと思いを馳せられるのではないでしょうか。

書籍:『スマック シリアからのレシピと物語』
アナス・アタッシ(著)、佐藤澄子(訳)
発行:2nd Lap
定価 4,200円+税
発売日2022年12月8日

-シリア料理で中東を知る本-
シリア料理には大事な要素がふたつある、と著者は言います。一つはタイトルの「スマック」。中東料理の基本的な調味料で、「深い赤色のスパイス」。もう一つは「ナファス」。「呼吸」という意味で、「素材が調和してひとつになるような技」ということを意味します。
家庭料理は国の人々の物語。祖国が戦争で破壊されても、アムステルダム在住の著者はシリアの家庭料理を作り続けています。
原書は2019年に著者が現在暮らすオランダで上梓されました。日本語に訳された中東料理の本はおそらく本書が初めて。貴重です。(全文日本語、全頁カラー写真)

【プロフィール】
アナス・アタッシ
シリア・ホムスに生まれ、幼少期にサウジアラビアに移住。毎夏両親と帰省したシリアは、集まってくる親戚たちと囲んだテーブルいっぱいの料理の思い出で輝いている。シリア料理に深く傾倒し、母親から多くのレシピを聞き取ってまとめた本書は、初の著作となる。アムステルダム在住。

訳者:佐藤澄子 (さとう・すみこ)
東京生まれ、名古屋在住。コピーライターなどを経て、翻訳に取り組む。訳書に『波』(新潮クレストブックス、2019)他。翻訳書出版のために自ら立ち上げた版元「2nd Lap」からの、本書は第一弾。
  • 会期 2023年1月31日(火)~2023年2月14日(火)
  • 時間 営業時間の通り
  • 場所 蔦屋書店3号館 1階 料理フロア
  • 主催 代官山 蔦屋書店
  • 問い合わせ先 03-3770-2525

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