「五十を過ぎても、私はまだ男が欲しい。若くないからこそ、求めているのかもしれない。
生理が終わると、女でなくなるなんていう人もいるかもしれないけれど、私は閉経しても女のままでいたいのだ。
散々、自分の身を焼き尽くし人生を狂わせた性の欲望に、私はまだ執着して、捨てられないでいる。」(『女の旅』より)

いつまで男が必要なのか。女の性欲はいつまであるのか。
捨てられない欲望と、どう付き合っていけばいいのか。

ストリップ劇場、旧赤線跡、売春島――日本全国の色街をひとり旅して『女の旅』に綴ったのは、50歳を過ぎても男を求め、性に執着している自分自身。
そして、性産業やそこで働く女性に向けられる、社会からの差別的な視線に対する怒りです。

「そう、この島は、なかったことにされている。娼婦たちが男を待ち、それで栄えてきた島など、この世には存在しない、と。いかがわしいことだからと歴史から消されてしまう。」

「性を扱った小説を書いているだけで、私自身も嘲笑され、汚物のように見られたりすることがある。
人がなかったことにしている恥ずかしい行為を堂々と書いている女なんて、理解しがたい存在なのだろう。
私が描いていることは、人が当たり前に行う行為のはずなのに、どうしてこんなに蔑視されるのか。」

多様性が叫ばれる現代にあっても、いまだ公で語ることがタブー視される「女の性」。
性は害悪なのか。
性の世界で女たちは、どう生きていけばいいのか。

トークのお相手は、ときに漫画家、ときにパフォーマー、ときにバーに立ち、性について発信しつづけるドルショック竹下さん。

性に精通したお二人による「女性と性」のお話。一体どんなお話が繰り広げられるのでしょうか。是非、奮ってご参加くださいませ。

 
【参加条件】
イベントチケット予約・販売サービス「Peatix」にて、いずれかの対象商品をご購入いただいたお客様がご参加いただけます。

【対象商品】
・イベント [来店参加] 券(1,500円／税込)
・サイン入り書籍『女の旅』(大洋図書・2,200円／税込)+イベント [来店参加] 券(1,300円／税込) セット 3,500円(税込)
・サイン入り書籍『女の旅』(大洋図書・2,200円／税込)+ サイン入り書籍『すきもの』(コスミック出版・1,960円／税込) +イベント [来店参加] 券(1,200円／税込) セット 5,360円(税込)
※来店参加のお客様向け書籍は、当日会場にてお渡しいたします。
・イベント [オンライン参加] 券(1,400円／税込)
・サイン入り書籍『女の旅』(大洋図書・2,200円／税込)+イベント [オンライン参加] 券(1,200円／税込)+送料(500円／税込) セット 3,900円(税込)
・サイン入り書籍『女の旅』(大洋図書・2,200円／税込) + サイン入り書籍『すきもの』(コスミック出版・1,960円／税込) +イベント [オンライン参加] 券(1,200円／税込)+送料(500円／税込) セット 5,860円(税込)
※サイン本はイベント後の発送になります。
※Peatixで取得したお客様の個人情報は、本イベントへお申し込み頂いた方への商品発送にのみ使用し、それ以外での使用は行いません。個人情報のお取り扱いについてご同意の上、お申込み下さい。
   
イベント参加方法や注意事項など、最新情報はヘルプページよりご確認ください。
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【プロフィール】
花房 観音 (はなふさ・かんのん)
1971年、兵庫県生まれ、京都府在住。京都女子大学文学部中退後、映画会社や旅行会社などの勤務を経て、バスガイドを務めるかたわら小説を執筆。2010年、『花祀り』で団鬼六賞大賞を受賞しデビュー。著書に『京都に女王と呼ばれた作家がいた 山村美紗とふたりの男』『果ての海』『ヘイケイ日記』『すきもの』『ごりょうの森』『鬼の家』『ルポ池袋アンダーワールド』(共著)など多数。

ドルショック 竹下 (どるしょっく・たけした)
2002年漫画ナックルズ(ミリオン出版)でデビュー。男性誌・レディースコミック誌で性体験ルポや性風俗業界の潜入取材、インタビュー漫画を執筆。新宿ゴールデン街Sea&Sunでバーテンダーとして勤務。