【イベント＆オンライン(Zoom)】鴻巣友季子『文学は予言する』(新潮選書)、小川公代『世界文学をケアで読み解く』(朝日新聞出版)刊行記念鴻巣友季子×小川公代×秋満吉彦トークイベント「名著から『ケア』と『表現の問題』を読み解く」

人文

蔦屋書店1号館 2階イベントスペース／ZOOM配信 2023年 09月04日(月)

「文学は予言する」を著し、マーガレット・アトウッド著「誓願」を翻訳した翻訳家の鴻巣友季子さん、「世界文学をケアで読み解く」を上梓した小川公代さんが今、いちばん注目しているテーマは「ケア」と「表現の自由」の問題。最近、アメリカの図書館でマーガレット・アトウッドやトニ・モリスンら著名な作家の作品が「禁書」になったり古典作品の表現が「ポリコレ」の名のもとに改ざんされるなど「表現の自由」を揺るがすような事態が起こっている。その一方で文学のテーマとして「ケア」が前景化され、新たな読み解きの可能性が開花しつつある。

文学界は今、光と闇がせめぎあっているのだ。

気鋭の翻訳家、研究者、テレビ番組「100分de名著」プロデューサー・秋満吉彦が、マーガレット・アトウッド、トニ・モリソン、スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチらの著作を通して、「ケア」や「表現の自由」の問題へ鋭く迫っていく。

このイベントはオフライン(代官山蔦屋書店内)とオンライン同時開催イベントです。
お申し込み時に、来店参加orオンライン参加のいずれかをお選び頂き、ご参加下さい。

【参加条件】
イベントチケット予約・販売サービス「Event Manager」にて、いずれかの対象商品をご購入いただいたお客様がご参加いただけます。

【対象商品】
■来店参加…30名様
・イベント [来店参加] 券(1,500円／税込)
・書籍『文学は予言する』(新潮社・1,760円／税込)+イベント [来店参加] 券(1,300円／税込) セット 3,060円(税込)
・文庫『誓願』(早川書房・1,694円／税込)+イベント [来店参加] 券(1,300円／税込) セット 2,994円(税込)
・書籍『世界文学をケアで読み解く』(1,870円／税込)+イベント [来店参加] 券(1,300円／税込) セット 3,170円(税込)
※書籍は当日イベント入口にてお渡しいたします。

■オンライン視聴参加…400名様
・イベント [オンライン参加] 券(1,500円／税込)
・書籍『文学は予言する』(新潮社・1,760円／税込)+イベント [来店参加] 券(1,300円／税込)＋送料(500円／税込) セット 3,560円(税込)
・文庫『誓願』(早川書房・1,694円／税込)+イベント [来店参加] 券(1,300円／税込) ＋送料(500円／税込) セット 3,494円(税込)
・書籍『世界文学をケアで読み解く』(1,870円／税込)+イベント [来店参加] 券(1,300円／税込)＋送料(500円／税込) セット 3,670円(税込)
※文庫『誓願』は2023年9月4日(月)に入荷予定です。入荷後に配送いたします。
※Event Manegerで取得したお客様の個人情報は、本イベントへお申し込み頂いた方への商品発送にのみ使用し、それ以外での使用は行いません。個人情報のお取り扱いについてご同意の上、お申込み下さい。

▶ お申込みはこちら

(Event Manegerへ遷移します)
受付締め切り: 2023年9月4日(月) 19:00まで

【オンラインイベントアーカイブ配信のお知らせ】
本オンラインイベントにお申込みのお客様は、イベント終了後、一定期間イベントのアーカイブ配信をご視聴頂けます。
日時にご都合がつかない場合や、もう一度見たい場合などにご利用ください。
なお、イベント終了後は、アーカイブ配信のみの販売等はございませんのでご注意ください。
アーカイブ配信視聴方法につきましては、準備ができ次第、対象商品をご購入のお客様あてにメッセージをお送りさせていただきます。

イベント参加方法や注意事項など、最新情報はヘルプページよりご確認ください。
▶https://store.tsite.jp/daikanyama/news/t-site/29174-1442420929.html

【プロフィール】
鴻巣友季子 (こうのす・ゆきこ)
翻訳家、文芸評論家。英語文学の研究・翻訳と国内外の文芸評論を手がけ、「謎とき『風と共に去りぬ』」、「文学は予言する」(共に新潮選書)が画期的論考として評価を得る。他の主著に、「翻訳教室はじめの一歩」(ちくま文庫)、「翻訳問答」シリーズ(左右社)など。翻訳は古典の新訳にも力を入れている。主訳書に、E・ブロンテ「嵐が丘」、М・ミッチェル「風と共に去りぬ」(共に新潮文庫)、М・アトウッド「誓願」、J・M・クッツェー「恥辱」(共にハヤカワepi文庫)、A・ゴーマン「わたしたちの登る丘」(文春文庫)、M・アトウッド『獄中シェイクスピア劇団』(集英社)など。共著に「別冊100分de名著フェミニズム」(NHK出版)他。津田塾大学などで長年翻訳の教鞭をとる。せたがや文化財団理事、日本文藝家協会理事。

小川公代 (おがわ・きみよ)
上智大学外国語学部教授。専門はロマン主義文学、および医学史。英語圏文学の研究、翻訳と国内外の文芸評論を手がける。『ケアの倫理とエンパワメント』(講談社)で紀伊國屋じんぶん大賞2022(10位)に選ばれ、広く評価された。他には『ケアする惑星』(講談社)、『感受性とジェンダー〈共感〉の文化と近現代ヨーロッパ』(共編著、水声社)、『ジョージ・オーウェル『一九八四年』を読む』』(共著、水声社)、訳書にシャーロット・ジョーンズ『エアスイミング』(幻戯書房)、サンダー・L. ギルマン『肥満男子の身体表象: アウグスティヌスからベーブ・ルースまで』(法政大学出版局)などがある。

秋満吉彦 (あきみつ・よしひこ)
1965年生まれ。大分県中津市出身。熊本大学大学院文学研究科倫理学コース修了後、1990年にNHK入局。ディレクター時代に「BSマンガ夜話」「土曜スタジオパーク」「日曜美術館」「小さな旅」等を制作。その後、千葉発地域ドラマ「菜の花ラインに乗りかえて」、「100分 de 平和論」(第42回放送文化基金賞優秀賞)、「100分deパンデミック論」(第48回放送文化基金賞優秀賞)、「100分 de メディア論」(第55回ギャラクシー賞優秀賞)等をプロデュースした。現在、NHKエデュケーショナルで教養番組「100分 de 名著」のプロデューサーを担当。著書に『名著の予知能力』(幻冬舎新書)、『「名著」の読み方』(ディスカヴァー21)、『行く先はいつも名著が教えてくれる』(日本実業出版社)、『仕事と人生に活かす「名著力」』(生産性出版)、「狩野永徳の罠」(第三回立川文学賞大賞受賞作品・『立川文学Ⅲ』に収録・けやき出版)がある。