【フェア】UPPER FIELD展

文具
蔦屋書店2号館1階 ギャラリー 2026年01月13日(火) - 01月26日(月)
上野を拠点に活動を続けている藝育会が、このたび、代官山 蔦屋書店にて展示を行います。
 
上野という長い歴史と多層的な文化を抱えるまちで活動してきた藝育会にとって、代官山は、文化と生活、商業と創造性を高い次元で接続してきた、上野とは異なるまちづくりの事例として位置づけられる場所です。
代官山におけるまちづくりは、単なる都市開発にとどまらず、人々の暮らしの質や文化的感度を丁寧に育ててきた実践の積み重ねによって形成されてきました。その中心的な場の一つである代官山蔦屋書店は、本とアート、思考と日常が交差する開かれた文化のプラットフォームとして、上野を中心に活動をする私たちにも非常に支持されています。
藝育会がこの場所で展示を行うことは、上野で培ってきた地域に根ざしたアート実践を、成熟した都市文化の文脈の中にあらためて位置づけ直し、対話させる試みでもあります。本展示が、代官山に集う人々にとっては新たな地域文化との出会いとなり、また本会にとっては次なるまちづくりの可能性を考える契機となることを願っています。異なる都市の文脈が交差するこの場から、芸術とまちづくりの新たな関係性が立ち上がることを期待しています。
 
 
 
【出品作家】
・コボリサヤカ
・CHIKATOYS
・MAHANA
・ムラマツアユミ
・山田勇魚
 
藝育会 (げいいくかい)

藝を育むまち同好会(通称:藝育会)は、東京・上野界隈を活動拠点とするアート・コレクティブです。主としてアーティストと地域商店会の構成員が連携し、芸術文化を媒介としたまちの活性化を目的として活動するクリエイティブ集団です。
本会は、特定の美術大学や芸術大学に限定されない開かれた参加方針で運用され、アーティストが地域社会と能動的かつ継続的に関わるための仕組みづくりを行っています。アーティストの創造性を通じて都市空間に賑わいと新たな価値を創出すると同時に、制作活動を持続的に継続できる環境の整備にも注力しています。
これまでに、上野観光連盟、上野まちづくり協議会をはじめとする地域団体や企業、ならびに台東区の協力を得ながら、多くのプロジェクトを実現してきました。上野公園の公共空間を活用し、アメ横の闇市の記憶を主題としたアートプロジェクト「アートバラック」、廃棄予定の傘を再活用した東京メトロとの連携によるサステナブル事業「光のアートメトロ」、「カッパロイド」など、地域の歴史的文脈や文化資源を活用した地域愛着型のアートプロジェクトを展開しています。
なお、2026年1月現在、本会はアーティストおよび地域住民を含む120名以上の会員によって構成されており、上野という都市空間を舞台に、芸術と地域社会の持続的なまちづくりに取り組んでいます。
 
 
 
  • 会期 2026年1月13日(火)~2025年1月26日(火)
  • 時間 営業時間の通り(最終日は20時まで)
  • 場所 蔦屋書店2号館1階 ギャラリー
  • 主催 代官山 蔦屋書店
  • 共催・協力 藝育会
  • 問い合わせ先 03-3770-2525

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