【NEW ITEMS】現代美術作家 ヤノベケンジが京都の漆職人とのコラボレーションした《黒漆舟守祝猫》を新たにご提案。
ヤノベケンジ 「黒漆舟守祝猫」を販売開始
《黒漆舟守祝猫》(くろうるしふなもりいわいねこ)は、ヤノベケンジが、旅をして福を運ぶ「旅の守り神」として制作した《シップス・キャット》シリーズの一つで、今回、京都の漆職人とのコラボレーションによって誕生しました。
猫は古代エジプト時代からネズミなどの害獣駆除のために船に乗り、大航海時代には「SHIP’S CAT」と言われて世界中を旅しました。日本の猫も、古代から船に乗ってやってきており、遣唐使や遣隋使の際には仏典を守るために同乗し、全国に広まったと言われています。
漆工の歴史も古く縄文時代にはすでに漆工が行われていました。奈良時代には唐から漆技が伝わり、平安時代に蒔絵の技法が発達し、今日まで伝承されています。漆器は、日本、中国、タイなど漆産出国で発達した東洋独特の工芸で、特に日本の漆器は優れており「ジャパン」と呼ばれるようになりました。
また、黒猫は幸運を呼ぶとされ、京都の檀王法林寺では、「夜の守り神」であり、光を照らして悟りを導く主夜神(しゅやじん)の使いとして、最古の招き猫が制作されています。「漆黒」と呼ばれる美しい黒を讃えた漆器の技法と猫は、時には同じ船に乗って伝わり、日本の文化として育まれ伝承されてきたと言えます。
《黒漆舟守祝猫》は、金とプラチナの蒔絵、アワビの螺鈿の彫刻で幸運を呼ぶモチーフ(太陽、宝船、千鳥、鯛等)を施しています。《黒漆舟守祝猫》は、古代から未来まで、旅を祝福する守り神として、混迷する世界においても人々に福をもたらし、希望の旅へと誘うでしょう(漆による直筆サインあり。桐箱入り)。
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SHIP’SCAT THE SCULPTURE OF KENJI YANOBE
ヤノベケンジ巨大彫刻作品集
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Torayan figure
トらやん フィギュア ヤノベケンジ
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現代美術作家ヤノベケンジが生み出した、アトムスーツを身にまとったバーコード頭にちょび髭姿の人気キャラクター「トらやん」のフィギュアです。
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アーティストプロフィール
ヤノベケンジ/Kenji Yanobe
1965年大阪生まれ。1991年京都市立芸術大学大学院美術研究科修了。
1990年初頭より、「現代社会におけるサヴァイヴァル」をテーマに実機能のある大型機械彫刻を制作。創作の原点は、幼少期の遊び場であった大阪万博跡地「未来の廃墟」。ユーモラスな形態に社会的メッセージを込めた作品群は国内外で評価が高い。1997年より、放射線感知服「アトムスーツ」を身にまといチェルノブイリを訪れる《アトムスーツ・プロジェクト》を敢行。その後、21世紀の幕開けとともに、制作テーマを「リヴァイヴァル」へと移行。2011年、東日本大震災後、希望のモニュメント《サン・チャイルド》を制作し、国内外で巡回。3体のうち1体が茨木市(大阪)で恒久設置される。2015年、兵庫県立美術館前に《サン・シスター》が恒久設置。2017年、旅をして福を運ぶ、旅の守り神《SHIP’S CAT》のシリーズを制作開始。コミュニティ型ホステルWeBase博多を皮切りに、鎌倉、京都、高松、広島で恒久設置されるほか、2017年「重陽の芸術祭」(福島)、2018年「SHIP’S CAT」展(カルーゼル・ドュ・ルーブル、パリ)、2019年、瀬戸内国際芸術祭連携事業「祝祭」(高松)に参加。美術の起源や存在意義を問い、環境と相互作用をもたらす作品を制作している。
1990年初頭より、「現代社会におけるサヴァイヴァル」をテーマに実機能のある大型機械彫刻を制作。創作の原点は、幼少期の遊び場であった大阪万博跡地「未来の廃墟」。ユーモラスな形態に社会的メッセージを込めた作品群は国内外で評価が高い。1997年より、放射線感知服「アトムスーツ」を身にまといチェルノブイリを訪れる《アトムスーツ・プロジェクト》を敢行。その後、21世紀の幕開けとともに、制作テーマを「リヴァイヴァル」へと移行。2011年、東日本大震災後、希望のモニュメント《サン・チャイルド》を制作し、国内外で巡回。3体のうち1体が茨木市(大阪)で恒久設置される。2015年、兵庫県立美術館前に《サン・シスター》が恒久設置。2017年、旅をして福を運ぶ、旅の守り神《SHIP’S CAT》のシリーズを制作開始。コミュニティ型ホステルWeBase博多を皮切りに、鎌倉、京都、高松、広島で恒久設置されるほか、2017年「重陽の芸術祭」(福島)、2018年「SHIP’S CAT」展(カルーゼル・ドュ・ルーブル、パリ)、2019年、瀬戸内国際芸術祭連携事業「祝祭」(高松)に参加。美術の起源や存在意義を問い、環境と相互作用をもたらす作品を制作している。