【NEW ITEMS】新たに"日本美術"のご提案を拡大。〜京都の現代仏師による、優しく美しい仏像の世界をご紹介

このたび、日本美術の奥深い魅力を伝えるため、京都の「大佛師 松久宗琳佛所」の現代仏師により制作された仏像作品のご提案を開始することになりました。
 
 
 
 
 
仏像作品のご提案について
 
仏教美術は、日本を代表する美術ジャンルのひとつです。いつの時代においても、日本には中国大陸や朝鮮半島から仏像や仏画がもたらされました。それらは日本の美術に大きな影響を与え、その結果、各時代ごとに特色ある、豊かな表現をもった数々の作品が生まれました。人々を現世の苦しみと迷いから救う存在として、信仰されてきた仏たち。人間の煩悩が⼀通りでないように、多種多様なかたちで描かれています。

今回ご提案させていただくのは、数々の名刹の造佛に携わっている京都の「大佛師 松久宗琳佛所」による仏像作品です。その名の元となる松久宗琳(1926-1992)は現代を代表する佛師。我流を嫌い正当な仏像を彫像し、多くの弟子を育て、仏像彫刻の素晴らしさを世に広めました。現在は「大佛師 松久宗琳佛所」にて、佛師 松久佳遊や截金彩師 松久真やと所員たちが、その遺志を継承しています。伝統のかたちを守りながらも、しっかりと感じられる「大佛師 松久宗琳佛所」ならではの仏の優しい美しさ。それは、今を生きる私たちに仏教美術の持つちからを示してくれます。
このたびの展示が、仏教美術の深淵な魅力に触れていただく機会になることを願っております。
 
 
 
 
取り扱い作品のご紹介
 
<文殊菩薩>彩色截金仕上げ

〜卯年生まれの守り本尊〜
「三人寄れば文殊の知恵」の諺のように智を司る仏様です。この知恵とは、単なる知識ではなく、完全な悟りを意味します。文殊菩薩はこの知恵を備えた菩薩として、様々な経典に登場し、他の諸菩薩を導き、各所で説法を行うなどその活躍ぶりは著しく、数多い菩薩中でも第⼀の地位を占めています。本像は獅子に乗り、流砂を超えて万里の彼方インドから五台山に遊行する姿を表しています。
 
 
 
<不動明王>額口2尺4寸

〜酉年生まれの守り本尊〜
猛烈な火炎に包まれ、全ての生ある者たちの煩悩や障害、災難を焼きつくし、救済してくださるのが、不動明王の偉業です。また、不動明王は大日如来の化身でもあり、右手に持つ智剣は、貪(とん)・瞋(じん)・痴(ち)の三毒(代表的な3種の煩悩)を斬滅するために、そして仏の教えがわからぬ者を手繰り寄せて救うために、左⼿にはロープ(羂索けんさく)を持ちます。
額には、衆生をいかにして救おうかと常におう念しているので「水波」と呼ばれる深い皺が刻まれ、そこに慈悲を伺うことができます。本像は著名な仏師運慶、快慶の形を踏襲しています。
目に玻璃(硝子)を嵌⼊する玉眼工法は、生き生きとした表情とすべく、平安時代後期に生み出されました。
 
 
 
<大日如来>
 
〜未・申年生まれの守り本尊〜
仏教世界において頂点とされる仏様、宇宙の森羅万象そのものが大日如来であり、絶対的な存在です。宇宙の中心であることから、立像の例はなく、常に座像であらわされます。左手人差し指を右⼿で握る智拳印(ちけんいん)という唯⼀無⼆の印を結ぶ姿は、最高の悟りの境地を象徴するものであるといい、密教の知的な面(教祖)を示しています。ほかの如来のような出家者の恰好ではなく、髪は垂髪(すいはつ)を結い上げて、宝冠(ほうかん)や瓔珞(ようらく)、腕釧(わんせん)といった絢爛豪華な装飾品をつけています。
 
 
 
<金剛力士 (一対)>
作者:靖朋作
仕様:桧 彩色截金
身丈:立1尺6寸
高さx幅x奥行(cm):62×30×20
 
<弥勒菩薩半跏思惟>
作者:佳遊作
仕様:楠 彩色截金
身丈:座5寸
高さx幅x奥行(cm):38×19×20
 
<愛染明王>
作者:仏所作
仕様:桧 彩色截金
身丈:座6寸
高さx幅x奥行(cm):47×28×28
 
<普賢菩薩>
作者:仏所作
仕様:桧 彩色截金
身丈:座5寸
高さx幅x奥行(cm):30×26×20
 
<聖観音 (厨子付)>
作者:仏所作
仕様:桧 截金彩色
身丈:立5寸5分
高さx幅x奥行(cm):36×19×14
 
<大黒天>
作者:仏所作
仕様:楠 彩色截金
身丈:座4寸
高さx幅x奥行(cm):18×13×12
 
<誕生佛>
作者:仏所作
仕様:桧 彩色
身丈:立3寸5分
高さx幅x奥行(cm):21.5×17×12
 
 
 
 
 
大佛師 松久宗琳佛所とは?
 
明治二⼗七年頃、初代松久丈五郎、佛師として独立。
明治三⼗七年、二代目の朋琳(本名 茂次)幼少の時、松久家の養子となり、十才頃より佛像彫刻の手解きを受ける。
大正⼗五年、三代目の宗琳(本名 武雄)誕⽣。佛絵師の修業の後、佛師となり昭和三⼗七年、朋琳と共に「京都仏像彫刻研究所」を設立し、比叡⼭延暦寺、四天王寺、成⽥⼭新勝寺など名刹の造佛に携わり、沢⼭の弟⼦を養成する。平成四年、宗琳没後「大佛師 松久宗琳佛所」と改称し、二女佳遊を代表に截金彩師の姉・真やと共に、朋琳、宗琳の遺志を継いで現在に至る。
 
 
 
作家プロフィール
 
松久佳遊 (まつひさ かゆう)
松久佛像彫刻会館 館長/大佛師 松久宗琳佛所 所長/宗教芸術院 院長
松久宗琳の次⼥として生まれる。当初は日本画の道を志し、美術系大学で日本画を学んだ後、上⽥家聖(市場円山派・京画)に師事。現代的な日本画と伝統的な水墨画、それぞれの豊かな表現と美を取り⼊れた、清澄で⾃由な作⾵の仏画を制作。
父・宗琳の没後は仏像彫刻の道へも進み、仏画で培った造形感覚を生かした仏像制作にも取り組む。現在、仏師・仏絵師、双方の世界で、現代の生活にふさわしい、新しい発想の仏画・仏像の制作を続けている。
 
 
松久真や (まつひさ まや)
松宗院截金 代表
宗琳の長⼥として生まれる。さまざまな分野のデザインを学んだ後、京都佛像彫刻研究所に⼊所。父・宗琳のもとで截金の手法を習得し、歴史上初の⼥性截金師となる。截金の世界の「技法を公開しない」閉鎖的な体質に危機感を持ち、昭和54年『截金の技法』を著すとともに「截金教室」を開講。広くその手法を公開した。宗琳の彫像すべての截金、彩色を担当。時代に即した技法を考案し、松宗院截金として確立。截金の可能性を探求し続けている。
 
 
松久靖朋 (まつひさ せいほう)
松久真やの長男として生まれる。美術系大学を卒業後、大佛師 松久宗琳佛所に入所し仏像彫刻の基礎を学ぶ。古代からの伝統的形式を守りながら、現代人に響く造佛の研究を日々行っている。彫刻は多岐にわたり、2019年には法隆寺伎楽面、復元模造の彫刻を担当した(東京国立博物館蔵)。

 
 
 
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