【トークイベント】
《銀座美術夜話会―もっと展覧会を楽しむために 第10話》
江戸の女装と男装展 開催記念
ヴィヴィアン佐藤×渡邉晃
NO BORDER FASHION! -古今、装いの楽しみ方

アート
BOOK EVENT SPACE 2018年 03月20日(火)

装うとは何なのか。
江戸時代と現代における「装い」の意味に違いはあるのでしょうか。



東京の原宿に位置する浮世絵専門の美術館「太田記念美術館」。
 
「江戸の悪」、「戦争と浮世絵」、「線と色の超絶技巧」などなど、浮世絵専門美術館ならではの斬新な切り口の展覧会を開催しています。
 
このように、いつも魅力的な企画を発信している太田記念美術館が、今度は江戸の異性装をテーマにした「江戸の女装と男装」展を開催しています。美人画における着物、役者の装いなど江戸のファッションに関する浮世絵展の開催は多いかもしれませんが、異性装に焦点が当てられる機会は今までなかったのではないでしょうか。
 
江戸時代には女性芸者が男装して出し物を演じたり、歌舞伎では男性役者の女性を専門に演じる女形がいたりと、さまざまな場面で異性装の慣行がありました。浮世絵でも、歴史や物語に登場する人物の男女を入れ替えて、現代風の人物に置換えて描くなど、異性装や男女が入れ替わった表現が多く存在しています。
 
男女の境界をするりと乗り越え、さまざまな「装い」を楽しみ、歌舞伎や浮世絵など、数多くの文化、芸術を育んできた江戸時代。 現代も、江戸時代に負けず劣らず、いろいろな「装い」が、時代に華を添えます。
 
ドラァグクイーン、そして美術家で文筆家のヴィヴィアン佐藤さんも「装い」を楽しんでいるお1人です。一度会えば、忘れることはできない、ゴージャスなウィッグ、ロールシャッハを彷彿させるようなメイク。ご自身では、ウィッグやメイクを「建築」と称し、独自の装いへの哲学を提唱します。
 
今回は、ヴィヴィアン佐藤さんと、太田記念美術館学芸員で本展の企画者である渡邉晃さんをお迎えし、本展に出展されている作品を中心に、浮世絵を通じて江戸時代における異性装をはじめとしたさまざまな形の装いを学びます。さらに、ヴィヴィアンさんにドラァグクイーンについて、さらにご自身の装いの哲学についてお話いただくことで、江戸と現代「装い」をつなぎあわせることで、時代を越えて、性別をこえて、「装う」楽しみと意味を考えるきっかけにしたいと願っています。
 
【参加条件】
イベント参加券 (2,000円/税込)をご購入いただいたお客様がご参加いただけます。

【お申込み方法】
・店頭
・お電話 03-3575-7755
オンラインショップ
※オンラインショップでの受付は終了しました。参加ご希望のお客様は、店頭またはお電話でお問合せください。
 
【ご注意事項】
*参加券1枚でお一人様にご参加いただけます。
*イベント会場はイベント開始の30分前から入場可能です。
*当日の座席は、先着順でお座りいただきます。
*参加券の再発行・キャンセル・払い戻しはお受けできませんのでご了承ください。
*定員に達し次第、受付を終了させて頂きます。
*止むを得ずイベントが中止、内容変更になる場合があります。

【プロフィール】
ヴィヴィアン佐藤
美術家、文筆家、非建築家、ドラァグクイーン、プロモーター。
ジャンルを横断していき独自の見解でアート、建築、映画、都市を分析。VANTANバンタンデザイン研究所で教鞭をもつ。青森県アートと地域の町興しアドバイザー。尾道観光大使。サンミュージック提携。
 
渡邉晃 (わたなべ・あきら)
1976年東京都生。筑波大学大学院博士課程芸術学研究科修了。太田記念美術館主幹学芸員。
「没後150年記念 歌川国貞」「生誕290年記念 勝川春章」などの展覧会を担当。著書に『三代豊国・広重 双筆五十三次』(二玄社)、『江戸の悪』(青幻舎)他。国立劇場歌舞伎公演プログラム「資料展示室」構成・執筆(2011年~)。

....................................................................................................................................................
【関連展覧会】
江戸の女装と男装
会期:2018年3月2日(金)~2018年3月25日(日)
場所:太田記念美術館
展覧会公式サイト: http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/exhibition/crossdressersinedo.
...................................................................................................................................................


【銀座美術夜話会とは】
展覧会、美術館をもっと身近に楽しんでほしい。
そんな想いから、銀座 蔦屋書店は、学芸員さんをはじめ、アーティストや批評家など、展覧会にかかわるさまざまな方をお招きして、展覧会について語り合っていただく「銀座 美術夜話会」を開催します。
この展覧会の見所や、あの展覧会の舞台裏。美術家や美術史についてなど、さまざまなテーマから展覧会にアプローチしていきます。きっと展覧会を楽しむための新しい視点をお持ち帰りいただけるはず。夜の銀座でお待ちしております。

 

【イベント参加特典】
本イベントにご参加いただいたお客さまに、感謝の気持ちをこめまして、イベントの当日に限り、銀座 蔦屋書店の洋書を10%OFFとさせていただきます。ぜひ、ご活用くださいませ。
※洋雑誌は対象外です。
※当日、受付にてお渡しをするイベント参加券が、洋書10%offの引換券となります。お買い物の際、レジのスタッフにご提示ください。
※本特典はイベントの当日に限らせていただきます。

  • 日程 2018年03月20日(火)
  • 時間 19:30~21:00
  • 場所 BOOK EVENT SPACE
  • 定員 50名
  • 主催 銀座 蔦屋書店
  • 問い合わせ先 03-3575-7755
mail

メールマガジンで、イベント·フェア情報をいち早くお届けしています。ぜひご購読ください。

メルマガ登録はこちら

SHARE

一覧に戻る

RELATED EVENT

RELATED ITEMS