【トークイベント】浮世絵師 歌川広重 没後160年
太田記念美術館×銀座 蔦屋書店トークシリーズ「歌川広重とあの人と。~広重とのさまざまな出会い~」
第1回:雲研究者 荒木健太郎さんと歌川広重「広重が描いた江戸の空 #銀座蔦屋雲の会」
浮世絵師 歌川広重(1797-1858)。大胆な構図や、美しい色使いで人々を魅了し、今もなお、愛され続けている人気の浮世絵師です。今年、没後160年を迎えます。
そんな節目の年に、東京・原宿に位置する浮世絵専門の美術館 太田記念美術館では、春に「名所江戸百景」展、秋に「没後160年記念 歌川広重」展を開催します。銀座 蔦屋書店でも歌川広重の魅力を発信すべく、広重の晩年の代表作「名所江戸百景」の特装本を作りました。
|歌川広重とあの人と。トークシリーズスタート
このたびは「歌川広重」の深淵に迫り、広重の特異性やわたしたちの心をくすぐる魅力の源に迫るべく、太田記念美術館と銀座 蔦屋書店が連携をして、トークシリーズ「歌川広重とあの人と。~広重とのさまざまな出会い~」を開催します。太田記念美術館主席学芸員の日野原健司さんをホストに、毎回さまざまなゲストをお迎えし、色々なテーマで歌川広重に切りこんでいきます。日野原さんとゲストの対話から、どんな広重がみえてくるのでしょうか。歌川広重を中心に繰り広げられる化学反応を、ぜひ目撃していただきたいです。
|第1回目のゲストは雲研究者で気象庁気象研究所研究官の荒木健太郎さん
歌川広重は、晩年の代表作「名所江戸百景」において、四季折々の江戸を描いていますが、そこで忘れてはならないのが季節ごとの「空」の表現です。ベロ藍の美しいグラデーションによって描かれた青空や、夜空に打ちあがる花火、斜めに降り注ぐ雨。春夏秋冬、朝昼夜と、晴曇晴雨など、表情豊かな空を描きました。
荒木健太郎さんは、災害をもたらす雲の研究の傍ら、日々のSNSで美しく不思議な空の写真をあげて解説し、さまざまな気象学のおもしろさを発信されています。さらに、市民がスマホで撮影した雪結晶を募集する「#関東雪結晶プロジェクト」も主宰され、予測の難しい首都圏の降雪現象の実態解明の研究に取り組んでいます。実は、浮世絵にも雪や空だけでなく、雪の結晶を描いたものが多く残されているのです。
そこで、日野原さんに歌川広重はじめ、浮世絵師が描いた「気象」に関係する作品をレクチャーいただくとともに、荒木さんをゲストにお迎えすることで、気象学の観点から広重の作品をはじめ、さまざまな浮世絵師が描いた気象に関する作品に迫ります。
荒木さんの眼には、歌川広重はどのように映るのでしょうか。広重の作品はどのように気象学の視点から読み解くことができるのでしょうか。美術の視点では見えてこなかった、広重、そして浮世絵の魅力を発掘する機会にしたいと願っています。
トーク中の会場の様子は、自由に写真撮影可能です。Twitterでの実況も大歓迎です。ハッシュタグ「#銀座蔦屋雲の会」でぜひ浮世絵の魅力と雲への愛を発信しましょう。また、会場からの質問はハッシュタグ「#銀座蔦屋雲の会」にてTwitterでも受け付けます。
トークが終わった頃には、自然と視線が上を向くかもしれません。
広重も見つめた空を、一緒にみあげてみませんか。
【参加条件】
下記の対象商品を銀座 蔦屋書店でご購入いただいたお客様にご参加いただけます。
・イベント参加券:2,000円/税込
※トーク終了後に、荒木さん、日野原さんのサイン会を開催いたします。
サイン対象書籍は、銀座 蔦屋書店でご購入いただいた日野原健司さん、荒木健太郎さんのご著書です。イベント当日にも販売いたしますので、是非ご利用ください。
【お申込み方法】
・店頭
・お電話 03-3575-7755
・オンラインショップ
※オンラインショップでの受付は2018/05/22(火)午前9時の受注分までとさせていただきます。
【注意事項】
*参加券1枚でお一人様にご参加いただけます。
*イベント会場はイベント開始の30分前から入場可能です。
*当日の座席は、先着順でお座りいただきます。
*参加券の再発行・キャンセル・払い戻しはお受けできませんのでご了承ください。
*定員に達し次第、受付を終了させて頂きます。
*止むを得ずイベントが中止、内容変更になる場合があります。
*サイン会対象書籍は銀座 蔦屋書店でご購入いただいた日野原健司さん、荒木健太郎さんのご著書のみとなります。予めご了承ください。
【プロフィール】
荒木 健太郎 (あらき けんたろう)
雲研究者。気象庁気象研究所予報研究部第三研究室研究官。
1984年生まれ。茨城県出身。慶應義塾大学経済学部を経て気象庁気象大学校卒業。地方気象台で予報・観測業務に従事した後、現職に至る。専門は雲科学・メソ気象学。防災・減災に貢献することを目指して、豪雨・豪雪・竜巻などの激しい大気現象をもたらす雲の仕組み、雲の物理学の研究に取り組んでいる。
著書に『世界でいちばん素敵な雲の教室』(三才ブックス)、『雲を愛する技術』(光文社新書)、『雲の中では何が起こっているのか』(ベレ出版)など。
twitter : https://twitter.com/arakencloud
Facebook:https://www.facebook.com/kentaro.araki.meteor
日野原 健司 (ひのはら けんじ)
太田記念美術館主席学芸員。
1974年生まれ。千葉県出身。慶應義塾大学大学院文学研究科前期博士課程修了。江戸時代から明治時代まで、浮世絵の歴史を幅広く研究しつつ、妖怪や園芸、旅といったジャンルの研究にも取り組んでいる。太田記念美術館では、「葛飾北斎 冨嶽三十六景―奇想のカラクリ」、「月岡芳年 月百姿」など、さまざまな展覧会を企画・担当。
著書に『広重 名所江戸百景』(共著、美術出版社)、『ようこそ浮世絵の世界へ』(東京美術)、『かわいい浮世絵』(東京美術)など。
WEB : http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/
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【展覧会情報】
広重 名所江戸百景
日時 : 2018年4月1日~5月27日
場所 : 太田記念美術館
WEB : http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/exhibition/hiroshigemeisho
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【イベント参加特典】
本イベントにご参加いただいたお客さまに、感謝の気持ちをこめまして、イベントの当日に限り、銀座 蔦屋書店の洋書を10%OFFとさせていただきます。ぜひ、ご活用くださいませ。
※洋雑誌は対象外です。
※当日、受付にてお渡しをするイベント参加券が、洋書10%offの引換券となります。お買い物の際、レジのスタッフにご提示ください。
※本特典はイベントの当日に限らせていただきます。
オンラインショップでの受付は2018/05/22(火)午前9時の受注分までとさせていただきます。
※配送の無い商品(*1)のオンラインショップでの受付は、クレジットカードでのみ承っております。
代金引換でのご注文はキャンセルとなりますのでご注意ください。
*1 参加券のみ及び店頭にてお渡しの商品は配送がございません。
- 日程 2018年05月23日(水)
- 時間 19:30~21:00
- 場所 BOOK EVENT SPACE
- 定員 50名
- 主催 銀座 蔦屋書店
- 問い合わせ先 03-3575-7755