【展覧会】猪瀬直哉 個展「The Utopia Chapter 6」
アート|ART-GALLERY-THE-CLUB
2022年04月28日(木) - 06月11日(土)
この度、THE CLUBは猪瀬直哉による個展「The Utopia Chapter 6」を開催いたします。
“ユートピア” ー それはバビロニアのバベルの塔のように、何世紀にもわたり伝えられてきた、⼈間の傲慢性を象徴する寓話の⼀つ。本展覧会では、猪瀬直哉が創り出す架空の世界に存在する“ルーメン美術館”に所蔵される、ユートピアに関する数々の作品や歴史に迫ります。
14世紀から21世紀に⾄るまで⻑らく画家のモチーフとなってきたユートピア。そのミステリアスな景観は、古い書物から現代に⾄るまで多岐にわり⼈々を魅了してきました。神話としてなのか、現実にあったことなのか、謎多きユートピアで⼀体何が起こり、現在どのように 捉えられているのか。
「架空とされる事物をこれまで何世紀にもわたり、画家は描いてきました。このような寓話に⾒られる⼈間の傲慢性を1からフィクションで創作してみたいと思ったことがきっかけでこのシリーズができました。こういったアプローチは、映画ではよく⾒受けられます。擬似ドキュメンタリー的な側⾯の強い表現⽅法を元にし、⼈々が彼らにとって都合の良い建造物を作り、⾃然が耐えられなくなって⾒捨てられてしまう。⻑い時代を通してまた、違う視点を持ってネガティブに、またはポジティブに描かれた作品群をご鑑賞いただきたいです。」
― 猪瀬直哉
各時代の⻄洋絵画史を象徴するような、様々な絵画様式で描かれた今回の展⽰作品からは、その謎多きユートピアの発展を垣間⾒ることができます。猪瀬の圧倒的な絵画技法によって具現化される、“ユートピア”の世界をどうぞお楽しみください。
Naoya Inose, Euphoria, 1864, Emmett Edwards, 2021, Oil on Linen, 76×101cm, ©THE CLUB
Naoya Inose, Locus Amoenus, Reference work, 2021, Acrylic on Canvas, 70×100cm, ©THE CLUB
[アーティストプロフィール]
1988年神奈川県⽣まれ。東京藝術⼤学の油絵科を卒業し、現在はロンドンを拠点として活動。猪瀬は、⾃然界とそこにおける⼈間の強欲な在りかた、それによって⽣み出される不調和な関係性を探求している。細部まで精巧な⾵景と抽象的な世界を、油絵の技術によってキャンバスに描き出す。彼の作品は私たちがどう⾃然と向き合っているのかを問い、またポストモダニズムにおける名画の役割、そしてそれがどのように変化しているかについて議論していく。作品収蔵先にはベネトンコレクション、桶⽥コレクション、⾼橋コレクション、SEGA Sammyコレクションなどがあります。
猪瀬直哉 (いのせなおや)
1988年神奈川県⽣まれ。東京藝術⼤学の油絵科を卒業し、現在はロンドンを拠点として活動。猪瀬は、⾃然界とそこにおける⼈間の強欲な在りかた、それによって⽣み出される不調和な関係性を探求している。細部まで精巧な⾵景と抽象的な世界を、油絵の技術によってキャンバスに描き出す。彼の作品は私たちがどう⾃然と向き合っているのかを問い、またポストモダニズムにおける名画の役割、そしてそれがどのように変化しているかについて議論していく。作品収蔵先にはベネトンコレクション、桶⽥コレクション、⾼橋コレクション、SEGA Sammyコレクションなどがあります。
※展覧会初⽇ 4⽉28⽇(⽊)は、作家在廊予定です。
- 会期 2022年4⽉28⽇(⽊)〜2022年6⽉11⽇(⼟)※終了⽇は変更になる場合があります。
- 時間 12:00~19:00
- 休廊 ⽇曜、⽉曜
- 会場 GINZA SIX 6F THE CLUB(銀座 蔦屋書店内)
- お問い合わせ theclub@ccc.co.jp