【トークイベント】浮世絵師 歌川広重 没後160年
太田記念美術館×銀座 蔦屋書店トークシリーズ「歌川広重とあの人と。~広重とのさまざまな出会い~」
第2回:現代の摺師 岡田拓也さんと歌川広重「摺師が惹きだす、浮世絵の色の世界」

アート
BOOK EVENT SPACE 2018年 07月27日(金)

浮世絵師 歌川広重(1797-1858)。大胆な構図や美しい色使いで人々を魅了し、今もなお愛され続けている人気の浮世絵師です。今年、没後160年を迎えます。
そんな節目の年に、東京・原宿に位置する浮世絵専門の美術館 太田記念美術館では、春に「名所江戸百景」展、秋に「没後160年記念 歌川広重」展を開催します。銀座 蔦屋書店でも歌川広重の魅力を発信すべく、広重の晩年の代表作「名所江戸百景」の特装本を作りました。

歌川広重とあの人と。トークシリーズスタート

このたびは「歌川広重」の深淵に迫り、広重の特異性やわたしたちの心をくすぐる魅力の源に迫るべく、太田記念美術館と銀座 蔦屋書店が連携をして、トークシリーズ「歌川広重とあの人と。~広重とのさまざまな出会い~」を開催します。太田記念美術館主席学芸員の日野原健司さんをホストに、毎回さまざまなゲストをお迎えし、色々なテーマで歌川広重に切りこんでいきます。日野原さんとゲストの対話から、どんな広重がみえてくるのでしょうか。歌川広重を中心に繰り広げられる化学反応を、ぜひ目撃していただきたいです。

第2回目は現代の摺師 岡田拓也さん

「歌川広重の浮世絵の美しさは、摺師のワザがなくては完成しない」と、太田記念美術館の日野原さん。 浮世絵は絵師の名前が目立ちますが、彫師や摺師をはじめ、多くの職人たちの匠の技によって支えられています。シリーズ第1回目で、雲研究者の荒木健太郎さんとともに、広重が描いた空の魅力に迫りましたが、その空を美しい色合いで表現できているのは、摺師のテクニックがあってこそなのです。

浮世絵ははるか遠い昔のもので、もう作られていないと思っている人は多いかも知れません。しかしながら、実は、浮世絵を作り出した匠の技は、細々とではありますが、現在にまでしっかりと受け継がれており、彫師や摺師といった職人たちが、日々制作に励んでいます。そんな現代の若手摺師の一人が、岡田拓也さんです。岡田さんは、広重や北斎の浮世絵を江戸時代と同じ技術で摺ったり、国内や海外で摺りの実演を大勢の前でしたりするのみならず、アニメーションやマンガとコラボレーションをした浮世絵を手がけるなど、浮世絵のワザを現代に向けて発信しています。

そこで、今回は、ゲストに岡田拓也さんをお迎えして、広重の浮世絵を「摺り」の観点から紐解いていきます。隠された摺りの技術を知ることで、広重の魅力がさらにひきだされることでしょう。さらに、普段は紹介されることの少ない摺師の現場をお話いただくことで、伝統技術を受け継ぐ摺師たちの「今」にも迫ります。ぜひ、岡田さんのお話から、浮世絵の匠の技のスゴさを実感してください。

【参加条件】
イベント参加券(2,000円/税込)をご購入いただいたお客様にご参加いただけます。

【お申込み方法】
・店頭
・お電話 03-3575-7755
オンラインショップ
   ※オンラインショップでの受付は2018/7/26(木)午前9時の受注分までとさせていただきます。

【注意事項】
*参加券1枚でお一人様にご参加いただけます。
*受付はメインのレジカウンターです。ご来店いただきましたらメインのレジカウンターにお越しいただき、お名前をお申し付けください。参加券をお渡しいたします。
*イベント会場にはイベント開始の30分前から入場可能です。
*当日の座席は、先着順で自由席です。
*参加券の再発行・キャンセル・払い戻しはお受けできませんのでご了承ください。
*定員に達し次第、受付を終了させて頂きます。
*止むを得ずイベントが中止、内容変更になる場合があります。

【プロフィール】
岡田 拓也 (おかだ たくや)
摺師。1983年生まれ。茨城県常総市在住。高校卒業後、京都伝統工芸大学校(現名称)にて仏像彫刻を学び、卒業後、渡邊木版美術画舗(銀座)にて摺師の修行を積む。その後、摺師吉田秀男氏に指導を願う。2012年に独立。
過去、イギリス、スイス、シンガポール、スペイン、カンボジア、他にて実演。2017年 NHKドラマ「眩(くらら) ~北斎の娘~」にて、北斎の神奈川沖浪裏の初摺を行う摺師役として実演の出演。東京伝統木版画工芸協同組合組合員 浮世絵木版画彫摺技術保存協会会員。

日野原 健司 (ひのはら けんじ)
太田記念美術館主席学芸員。1974年生まれ。千葉県出身。慶應義塾大学大学院文学研究科前期博士課程修了。江戸時代から明治時代まで、浮世絵の歴史を幅広く研究しつつ、妖怪や園芸、旅といったジャンルの研究にも取り組んでいる。太田記念美術館では、「葛飾北斎 冨嶽三十六景―奇想のカラクリ」、「月岡芳年 月百姿」など、さまざまな展覧会を企画・担当。
著書に『広重 名所江戸百景』(共著、美術出版社)、『ようこそ浮世絵の世界へ』(東京美術)、『かわいい浮世絵』(東京美術)など。
WEB : http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/

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【関連展覧会情報】
江戸の悪 PARTⅡ
日程 : 2018年6月2日(土)~7月29日(日)
場所 : 太田記念美術館
WEB : http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/special/2018/edonoaku/

落合芳幾展
日程 : 2018年8月3日(金)~8月26日(日)
場所 : 太田記念美術館
WEB : http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/2018/yoshiiku
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【イベント参加特典】
本イベントにご参加いただいたお客さまに、感謝の気持ちをこめまして、イベントの当日に限り、銀座 蔦屋書店の洋書を10%OFFとさせていただきます。ぜひ、ご活用くださいませ。
※洋雑誌は対象外です。
※当日、受付にてお渡しをするイベント参加券が、洋書10%offの引換券となります。お買い物の際、レジのスタッフにご提示ください。
※本特典はイベントの当日に限らせていただきます。


  オンラインショップでの受付は2018/7/26(木)午前9時の受注分までとさせていただきます。
  ※配送の無い商品(*1)のオンラインショップでの受付は、クレジットカードでのみ承っております。
   代金引換でのご注文はキャンセルとなりますのでご注意ください。
    *1 参加券のみ及び店頭にてお渡しの商品は配送がございません。

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これまでの浮世絵師 歌川広重 没後160年 太田記念美術館×銀座 蔦屋書店トークシリーズ「歌川広重とあの人と。~広重とのさまざまな出会い~」トークイベント一覧はこちらからご覧いただけます。
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  • 日程 2018年7月27日(金)
  • 時間 19:30~21:00
  • 場所 BOOK EVENT SPACE
  • 定員 50名
  • 主催 銀座 蔦屋書店
  • 問い合わせ先 03-3575-7755
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