【トークイベント】特別展「マルセル・デュシャンと日本美術」開催記念 第2弾
アラン×梅沢和木×中尾拓哉
ゲームとアート

アート
BOOK EVENT SPACE 2018年 11月12日(月)
東京国立博物館で開催中の「東京国立博物館・フィラデルフィア美術館交流企画特別展 マルセル・デュシャンと日本美術」の開催を記念したトークイベント第2弾を開催します。
 
デュシャンは1921年に自らの天職が芸術からチェスにかわったと言っているほど、チェスに没頭していました。その腕前は、プロさながら。かつては、デュシャンのこの態度は「芸術の放棄」として語られてきましたが、デュシャン自身は自分のチェス・プレイがなぜ芸術的活動ではないのか、と問い、さらにチェスは非常に造形的で、メカニカルな彫刻であると語っています。美術評論家の中尾拓哉さんの『マルセル・デュシャンとチェス』は、チェスとデュシャンの作品制作のつながりを丁寧に読み解いた一冊です。
 
20世紀以降の芸術に大きな影響を与えたデュシャンですが、現代アーティスト/ゲームデザイナーのアランさんはデュシャンのことを意識して作品制作をされているお1人。ゲームとアートの境界を融解させることを目指し、「ゾンビマスター」や「コムニカチオ」など、ボードゲームをゼロから生み出しています。また、ネット上の画像を集め再構築し、アナログとデジタル、現実と虚構の境目を探る作品を制作し発表している、梅沢和木さんは、自身のプロフィールに「beatmaniaⅡDX」の皆伝であることを記載するほどのゲーマーで、さらにアランさんの「ゾンビマスター」の名プレイヤーです。
 
最近では、2019年4月から東京藝術大学の大学院映像研究科に「ゲームコース」を開設することを発表し、話題になりました。今後、ゲームとアートのあゆみよりは加速していくかもしれません。
 
今回は、中尾拓哉さん、アランさん、梅沢和木さんにご出演いただき、デュシャンのチェス・プレイヤー/ゲーマーとしての一面に焦点をあてることで、ボードゲームのみならず「ゲームとアート」について考えていきます。ぜひ、この機会にデュシャンの時代から現代、そして未来に向けて、ゲームとアートが邂逅する場にお立会いください。
 
 
 
【参加条件】
銀座 蔦屋書店でイベント参加券(2,000円/税込)をご購入いただいたお客様がご参加いただけます。
 
【申込方法】
・店頭
・お電話 03-3575-7755
オンラインショップ
※オンラインショップでの受付は2018/11/11(日)午前9時の受注分までとさせていただきます。
 
【ご注意事項】
*参加券1枚でお一人様にご参加いただけます。
*受付はメインのレジカウンターです。ご来店いただきましたらメインのレジカウンターにお越しいただき、お名前をお申し付けください。参加券をお渡しいたします。
*イベント会場にはイベント開始の30分前から入場可能です。
*当日の座席は、先着順で自由席です。
*参加券の再発行・キャンセル・払い戻しはお受けできませんのでご了承ください。
*定員に達し次第、受付を終了させて頂きます。
*止むを得ずイベントが中止、内容変更になる場合があります。
 
 
【プロフィール】
アラン/三浦 阿藍(みうら あらん)
1991年鳥取生まれ。鳥取大学大学院地域学研究科に在籍中、パープルーム予備校生となる。ゲームをテーマにした作品を制作しながらボードゲーム作品の制作もしている。主な展示に「パープルーム大学物語」(ARATANIURANO、東京)、「パープルタウンにおいでよ」(パープルーム予備校ほか、神奈川)、「X会とパープルーム」(もりたか屋、福島)、「恋せよ乙女!パープルーム大学と梅津庸一の構想画」(ワタリウム美術館、東京)、「パープルーム大学 先端から末端のファンタジア」(ギャラリー鳥たちのいえ、鳥取)、「communicatio - コムニカチオ」(TAV GALLERY、東京)など。2017年からボードゲーム製作チームarquetenduを結成。

梅沢 和木(うめざわ かずき) 
1985年埼玉県生まれ。武蔵野美術大学映像学科卒業。ネット上の画像を集め再構築し、アナログとデジタル、現実と虚構の境目を探る作品を制作し発表している。主な展示に「Empty god CORE」(B2OA gallery、NY)、「エクストリームAR画像コア」(DIESEL ART GALLERY、東京)、「美しい画像コア」(CASHI、東京)、「LOVE展:アートにみる愛のかたち」(森美術館、東京)、「手塚治虫×石ノ森章太郎 マンガのちから」(東京都現代美術館)、「カオス*ラウンジ2010」(高橋コレクション日比谷)など。CASHIおよびカオス*ラウンジに所属。beatmaniaⅡDXSP皆伝14675211。
WEB:http://www.umelabo.info/
ポートレート撮影=水津拓海(rhythmsift)
 
中尾 拓哉(なかお たくや)
美術評論家。1981年東京生まれ。多摩美術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。博士(芸術)。2014年に論考「造形、その消失において――マルセル・デュシャンのチェスをたよりに」で『美術手帖』通巻1000号記念第15回芸術評論募集佳作入選。著書に『マルセル・デュシャンとチェス』(平凡社、2017年)。監訳書にマシュー・アフロン『デュシャン 人と作品』(フィラデルフィア美術館、2018年)。共著に『ストローブ=ユイレ――シネマの絶対に向けて』(森話社、2018年)。主な論考に“Reflections on the Go Board”(Gabriel Orozco, Visible Labor, Rat Hole Gallery Books, 2016)など。
WEB:https://nakaotakuya.com
 
【関連展覧会情報】
東京国立博物館・フィラデルフィア美術館交流企画特別展
「マルセル・デュシャンと日本美術」
会期:2018年10月2日~12月9日
会場:東京国立博物館 平成館 特別展示室第1室・第2室
住所:東京都台東区上野公園13-9
電話:03-5777-8600(ハローダイヤル)
開館時間:9:30~17:00(金土、10月31日、11月1日 ~21:00) ※入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日
料金:一般 1200円/大学生 900円/高校生 700円/中学生以下無料
WEB:http://www.duchamp2018.jp/
 
梅沢和木+TAKU OBATA「越えてゆく風景」
会期:2018年9月1日~12月2日
会場:ワタリウム美術館
住所:東京都渋谷区神宮前3-7-6
電話:03-3402-3001 
開館時間:11:00~19:00(水曜日 ~21:00)
休館日:月曜日
料金:一般 1000円/学生 800円
WEB: http://www.watarium.co.jp/exhibition/1809hyperlamd/index.html

【関連フェア情報】
東京国立博物館・フィラデルフィア美術館交流企画特別展
「マルセル・デュシャンと日本美術」展 開催記念 ARE YOU READY(MADE)?マルセル・デュシャンと考える。
会期:2018年9月24日~2018年11月11日
⇒詳細はこちら
 
【関連ブログ】
アートコンシェルジュ中村のブログ「メガネ越し」で、本展を紹介しております。
  • 日程 2018年11月12日(月)
  • 時間 19:30~21:00
  • 場所 BOOK EVENT SPACE
  • 主催 東京国立博物館、銀座 蔦屋書店
  • 定員 50名
  • 問い合わせ先 03-3575-7755
mail

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