Valerie Phillips(ヴァレリー・フィリップス)新刊刊行&来日記念サイン会

写真
銀座 蔦屋書店 写真フロア 2024年 11月29日(金)
銀座 蔦屋書店では、11月29日(金)19~20時に、ロンドンを拠点に活躍するフォトグラファーValerie Phillips(ヴァレリー・フィリップス)の新刊『She said the 1975 reminded her of how Parma Violets taste』の刊行と来日を記念したサイン会を開催いたします。事前のご予約等は不要ですので、ご参加希望の方は時間内に弊店写真フロアまでお越しください。
 
[新刊について]
『She said the 1975 reminded her of how Parma Violets taste』
208 ページ / 240 x 168 mm / ソフトカバー / フルカラー / 500部限定 / LONGER MOON FARTHER刊
 
ヴァレリー・フィリップスによる、一人の女の子を撮り下ろした写真集の最新作。被写体となるのは前作のジン『Hello Phoebe』から続く、シンガーソングライターのフィービー。
 
”「1975年といえば、パルマバイオレット(※英国のスミレ風味のタブレット菓子)の味を思い出す」とフィービーは言った。そして彼女はこう続けた。「15歳の時、死ぬまでにしたいことリストを作ったの。例えば、雨の妖精と一緒に踊るとか、たばこを吸うとか、女の子とキスをする、とかね」
 
フィービーは17歳。
1月、彼女は学校をサボって親友のベスと一緒に私の家にお茶をしにやってきた。1ヶ月前に私のインスタグラムに彼女が寝室でギターを弾きながら歌っている映像を送ってきた。私はそれがとても気に入った。
 
今、彼女はここにいて、私がジェイソンとシェアしているノースロンドンのアートコテージのソファに座っている。
 
フィービーが大学に行くまでの9カ月間、私たちは彼女が育ったロンドン郊外で写真を撮ることにほとんどの時間を費やした。彼女が友人たちと会ったり、曲を書いたり、生協のお得な食事を食べたり、ゲームセンターで遊んだり、犬を散歩させたりした場所だ。
 
私は70年代から80年代のニューヨーク、そしてその後のロンドンの汚いカオスの中でしか暮らしたことがないため、郊外の深い深い “なんにも無さ” に魅了されている。
 
そういった場所は予期せぬものを生み出す。空白のスペースは、真に非日常的なものが花開く場所なのだ。ありふれた風景の中に隠された不思議なキャラクターたち。でも、もしかしたらそれはフィービーだけかもしれない。
 
私はこういった日々の予測不可能な終わりのない放浪、あちこちで繰り広げられる未知の冒険が大好きだ。
 
私たちはよく笑い、食事をとるのを忘れ、お腹が空きすぎて続けられなくなると通りすがりの新聞販売店で買ったスナックをつまんだ。
 
彼女はエレキギターを買うつもりだと言う。どんなものかと尋ねると「普通のやつ」と答えた。” 
(ヴァレリー・フィリップス)
 
[アーティストプロフィール]
ニューヨークで生まれ育つ。10代を80年代ダウンタウンの活気あるアートと音楽シーンの中、クラブキッズとして過ごす。高校時代は授業中にイギリスの音楽新聞やスタイルマガジンを読みふけり、イギリスのパンク/ポストパンクバンドとDIYカルチャーに夢中になり、写真家を目指してロンドンへ移住する。
その後レコード会社や音楽雑誌の撮影の仕事を始める。彼女の最初の大きなプロジェクトは、まだ駆け出しのマニック・ストリート・プリーチャーズを記録することだった。この夏に発売された彼女の作品集『Little Baby Nothings』は、このバンドとの初期の仕事をまとめたもので、その後に続く長年の友情の始まりでもあった。ヴァレリーが作品を制作したその他のミュージシャン:PJ Harvey,、Amy Winehouse、Kim Gordon (Sonic Youth)、Matty Healy (the 1975)、Shirley Manson (Garbage)、Florence、Pet Shop Boys、Snoop Dog等。
その後、Stussy、Nike、Reebok、Paul Smith Women、Dr Martens、Virgin Atlantic、Converse、Puma、Sony Playstationなど数多くのクライアントのファッションや広告を撮影。
2001年より数多くの作品集やジンを自主出版している他、2016年にはRizzoli社より(日本版はDU BOOKSより)『Another Girl Another Planet』が出版された。
  • 会期 2024年11月29日(金)
  • 時間 19:00〜20:00
  • 場所 銀座 蔦屋書店 写真フロア
  • 主催 銀座 蔦屋書店
  • 協力 MARGINAL PRESS
  • 問い合わせ先 03-3575-7755(銀座 蔦屋書店)
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