【展覧会】パク・ヨンジェ 個展
「回帰線:永遠が留まる場所」

FOAM CONTEMPORARY|アート
2026年08月29日(土) - 09月16日(水)
パク・ヨンジェの個展「回帰線:永遠が留まる場所」を8月29日(土)より開催。現実と幻想が交錯する心象風景を通じて、喪失と再生を描く。

パク・ヨンジェの個展「回帰線:永遠が留まる場所(Tropic of Return: Where Eternity Resides)」を2026年8月29日(土)~9月16日(水)の期間、店内アートスペース FOAM CONTEMPORARYにて開催します。
 
パク・ヨンジェは、孤独や喪失、夢、再生といった内面的なテーマをもとに、現実と幻想が交錯する心象風景を絵画を中心に発表してきました。本展のタイトルにある「回帰線」は、地球上で太陽の軌道が反転する境界線を意味します。パクはこの言葉を、人生の途上で訪れる精神的な転換点として捉え、変容しながら循環する生命のあり方を新作シリーズを通して描きます。画面に登場するレイ(Ray)、イーデン(Eden)、モリー(Moly)は、都市生活者の孤独や実存を象徴する作品上の存在です。彼らが都市の静寂から、現実と幻想が交錯する「あわい」の領域へと入り、自己の変容を経て夢の世界へたどり着くまでの過程が、物語のように描かれます。誕生と消滅、喪失と再生が織りなす円環的な軌跡を通じて、鑑賞者は、自身の記憶や存在について振り返る機会を得られます。
 
《Overground(電車)》
 
《Ungrown(まだ大人になりきれない)》
 
[アーティストステートメント]
完全な垂直の軌道からは、季節は生まれない。
地球は23°26′11.1″というわずかな傾きを抱えながら太陽の周りを巡るからこそ、春と冬は巡り合い、あらゆる生命は回帰線に沿って幾度も消え、そして再び芽吹いていく。生命とは、この避けることのできない「傾き」の中でこそ、循環する呼吸を続ける存在なのだ。
大人になるということは、日常という乾いた重力に押し潰され、幼い頃に抱いていた夢のような感覚を少しずつ失っていく過程なのかもしれない。しかし、他者の視線を意識するあまり固く閉ざされた心の、そのさらに奥深いところにある誰の視線も届かない深淵には、温かな夢の中を静かに漂う、澄みきったもう一人の自分が、今もなお息づいている。
私の画面の中で静かに息づく三人の存在は、その憧れを抱えながら生きる私自身の、そして私たち一人ひとりの心の断片である。冷たい現実の輪郭に傷つき、傾き、孤独を抱えてきた彼らは、やがて回帰線の頂点で静かに進む方向を変える。境界を越えた彼らは、光が降り注ぐ夢の池や森の中で互いの居場所を分かち合い、再び訪れる春のぬくもりを胸に宿していく。
この連作は、摩耗や喪失を記録するためのものではない。それは、「回帰」という希望に満ちた営みを讃える賛歌である。キャンバスの始まりと終わりの境界が消え去り、一つの循環となるように、私たちの人生もまた、自らを手放すことで、そのたびに新たな生命の温度を宿しながら生まれ変わっていく。重い現実の軌道を黙々と歩み続けてきたあなたが、この回廊の果てで、自分の中に眠る、忘れかけていた揺りかごを再び見つけ出すことができるよう願っている。私たちの人生は、そうして何度でも、美しく巡っていく。そしてまた、静かに回帰していく。
 
パク・ヨンジェ

[アーティストプロフィール]
パク・ヨンジェ PARK YONG JAE
1982年生まれ。ソウルを拠点に活動。
パク・ヨンジェは、平面表現の枠を超え、ハイパーリアリズム彫刻と絵画を並行して制作するアーティストである。実在人物を精巧に再現したフィギュア作品で評価を得た後、夢や記憶、日常の境界をテーマとした絵画作品へと表現の幅を広げてきた。都市や自然、幼少期の曖昧な記憶、潜在意識に残る風景を再構築した画面には、擬人化された動物たちが登場し、現実と夢が交錯する幻想的な世界が描かれている。絵画と彫刻という二つの表現を通して、形態と感情、現実と記憶のあいだを行き来しながら、現代人の内面と自由を繊細に探求し続けている。
 
2026年 「Future fair」Future fair(New York) 
2026年 「ONE ART Taipei」ONE ART Taipei(Taipei) 
2026年 「Group exhibition」PG Gallery(Seoul) 
2025年 「We-An」PG Gallery(Seoul) 
2025年 「Ungrown Memories」Noblesse Collection × Drop Dot(Seoul) 
2025年 「Art Busan Fair」PG Gallery(Busan) 
2024年 「Group exhibition」A:Gallery(Shenzhen) 
2024年 「Duo exhibition」PG Gallery(Seoul) 
2024年 「Art021 Shanghai」GINZA TSUTAYA BOOKS(Shanghai) 
2024年 「Duo exhibition」Paradise City(Incheon) 
2024年 「Solo exhibition」PG Gallery(Seoul) 
2024年 「Group exhibition」GINZA SIX/GINZA TSUTAYA BOOKS(Tokyo) 
2024年 「Group exhibition」SJ Kunsthalle, PG Gallery(Seoul) 
2023年 「Group exhibition」GINZA SIX/GINZA TSUTAYA BOOKS(Tokyo) 
2023年 「Solo exhibition」Gallery HYO(Korea)
 
[レセプション]
8月28日(金) 18:30~20:00 ※どなたでもご参加いただけます。
 
[作品の販売について]
会場展示作品は、8月29日(土)11:00より販売を開始します。
プレセールスの状況により会期開始前に販売が終了することがあります。
 
  • 会期 2026年8月29日(土) - 9月16日(水)
  • 時間 11:00~19:00 ※最終日のみ18時閉場
  • レセプション 8月28日(金) 18:30~20:00 ※どなたでもご参加いただけます。
  • 会場 銀座 蔦屋書店 FOAM CONTEMPORARY
  • 主催 銀座 蔦屋書店
  • 協力 PG Gallery
  • 定休日 月曜日
  • 問い合わせ info.ginza@ccc.co.jp
mail

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