【レクチャー】『工芸青花』8号刊行＆
「ロマネスクの発見」フェア開催記念
金沢百枝講座「ロマネスクのベアトゥス写本」

ファスト化の波が押し寄せる現代において、手ざわりと時間、《生の実質》をとりもどそうという想いで「青花の会」がはじまりました。本会の主な活動のひとつが、工芸や骨董、建築に焦点をあてた書籍『工芸青花』の刊行です。まさに、ここちよい手触りとゆったりとした時間が流れる一冊です。

 

このたび『工芸青花』の第8号が刊行されます。「スペインのロマネスク　サント・ドミンゴ・デ・シロス修道院の特集」、「沖縄の織物　新出の森政三資料より」「民芸以外の柳宗悦」など、魅力的な特集が満載です。今回は、そんな本号の刊行を記念して、特集の1つである「ロマネスク」に焦点を当て、「ロマネスクのベアトゥス写本」をテーマに、本会の立ち上げ人の1人でもある美術史家の金沢百枝さんのレクチャーを開講いたします。

 

ベアトゥス写本とは、スペインの神学者ベアトゥスが著した『ヨハネ黙示録注釈書』の挿絵入りの写本で、さまざまなパターンのものが生まれました。実は、ベアトゥス写本とシロス修道院には奇遇な繋がりがあるようです。本講座では、鮮やかな色合いや、洗練された抽象表現など、イスラーム文化などの影響を受けて制作されたイベリア半島北部でベアトゥス写本と、ロマネスク期にフランスで制作されたベアトゥス写本を比較しながら、ロマネスク美術の特質を浮かび上がらせてゆきます。

ぜひ、本講座を通じて、ロマネスク美術の魅力を感じていただきたいとともに、手触りのある時間をともに過ごしていただきたいと思います。

 

【参加条件】
イベント参加券(3,000円／税込)をご購入のお客様に参加いただけます。

 

【お申込み方法】

・店頭

・お電話　03-3575-7755
・オンラインショップ　※オンラインショップでの受付は終了しました。

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【フェア情報】
「ロマネスクの発見」フェアは9月11日(月)より開催いたします。
『工芸青花』8号、金沢百枝さんのご著書をはじめ、ロマネスクの関連書籍やグッズを集めました。
金沢さんのレクチャーとともにフェアからもロマネスクの魅力を感じていただけたらと思います。
どうぞ合わせてお楽しみください。

詳細はこちら
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