【トークイベント】猿山洋平×柿島貴志×調文明×岩根愛
写真誌『FOUR-D』1周年記念「写真と言葉の新しい航海」

写真
BOOK EVENT SPACE 2019年 08月30日(金)
この度、銀座 蔦屋書店では、気鋭の写真雑誌『FOUR-D』の創刊1周年を記念して『FOUR-D』の主宰である猿山洋平さん、ギャラリーPOETIC SCAPE ディレクターの柿島貴志さん、『FOUR-D』にも寄稿した写真批評家の調文明さん、そして2018年度の木村伊兵衛写真賞を受賞した写真家の岩根愛さんをお招きして、トークイベントを開催致します。
 
『FOUR-D』は「写真を媒介として、撮るひと、撮られるひと、見るひと、伝えるひとが、対話する場所」をめざし、2018年に創刊しました。2号からは写真の言葉に着目し、ダン・アビー、酒井瑛作、きりとりめでる、調文明などが寄稿し、「いま」と対峙するフォトライティングを実践する重要なプラットフォームとなっています。
 
トークイベントでは、猿山さんより『FOUR-D』創刊の経緯をお話頂くほか、写真批評の歴史、写真と言葉の関係、求められる写真メディアについて、雑誌、ギャラリー、批評家、写真家というそれぞれの立場から多面的にディスカッションして頂きます。
 
写真家・島尾伸三さんらを中心に発行する写真評論誌『映像(旧:映像試論100)』のバックナンバーを特別販売致します。
皆様のご参加をお待ちしております。
 
 
<写真雑誌『FOUR-D』発行人 猿山洋平さんよりイベントに向けて>
 
私が写真に興味を持ったのは、ある文章のおかげでした。
言葉を通じて写真と出会い、その愉しみを知ったのです。
日本には素晴らしい作品がたくさんあります。
でも、鑑賞者の解釈の手伝いをする言葉はまだまだ足りません。
言葉が溢れれば、写真はもっと楽しくなると思うのです。
一方で、言葉の役割は写真の説明だけではありません。
ときに言葉は写真を挑発します。互いに共犯することで、新しい何かが生まれるのです。
未来の写真のために、言葉が必要なのです。
今回のトークは、次号に向けた公開編集会議。
鼎談するお三方や会場の皆さまとともに、新しい写真雑誌のアイディアを交わすことが出来れば嬉しく思っています。
さいごに一言だけ。
写真と言葉の少し真面目な話をしながらも、もっとカジュアルな楽しい話もしたいと思っています。
目の前の写真を見て、なんで美しいと思ってしまったのだろう?
なんで心を動かされるのだろう?
少し立ち止まって、うーむと考え、言葉にしてみること。
それを書いてみること。誰かに伝えてみること。
その愉しみを皆さんと共有できればとても嬉しいです!
 
 

 
【対象書籍のご紹介】

・『FOUR-D ISSUE 5』(1ST ANNIVERSARY ISSUE)&『映像(旧:映像試論100)』セット
『FOUR-D』1周年記念号。エッセイとレビューもボリュームアップして掲載されています。
<コンテンツ>
写真分析の質感「インスタグラムと現代イメージ」への応答を通してーきりとりめでる
自画像試論:セルフ・ポートレイトからオート・ポートレイトへ ー 調文明
「わからなさ」に足を踏み入れる 志賀理江子「ヒューマン・スプリング」展 ー 酒井瑛作 など
島尾伸三さんらを中心に創刊された写真評論誌『映像(旧:映像試論100)』のバックナンバー1冊がセットになっています。
※『映像(旧:映像試論100)』は、店頭でのお申込みの場合でも当日お渡しとなります。セットになる『映像(旧:映像試論100)』は、どの号が付属するかはお選び頂けませんので、あらかじめご了承ください。
 
・『FOUR-D』創刊号-ISSUE5全冊セット
1周年を記念した現行の「FOUR-D」全巻セット、創刊号から最新号の計5冊がセットになっています。
 
・『キプカへの旅』
第44回木村伊兵衛写真賞受賞作家、写真家・岩根愛が、キプカ(ハワイ語で「新しい生命の場所」を意味する)を文章と写真で綴った渾身のノンフィクションです。
 

 
 
【参加条件】
銀座 蔦屋書店にて下記の商品をご購入いただいた方にご参加いただけます。
・書籍付き(『FOUR-D ISSUE 5』:540円/税込&『映像(旧:映像試論100)』:540円/税込)イベント参加券:2,160円/税込
・イベント参加対象書籍『FOUR-D』創刊号-ISSUE5全冊セット:3,240円/税込
・イベント参加対象書籍『キプカへの旅』:3,240円/税込
 
【申込方法】
・店頭
・お電話 03-3575-7755
オンラインショップ
※オンラインショップでの受付は2019年8月29日(木)午前9時の受注分までとさせていただきます。
 
【注意事項】
*参加券1枚でお一人様にご参加いただけます。
*イベント会場はイベント開始の15分前からで入場可能です。
*当日の座席は、先着順でお座りいただきます。
*参加券の再発行・キャンセル・払い戻しはお受けできませんのでご了承くださいませ。
*止むを得ずイベントが中止、内容変更になる場合があります。
 
【プロフィール】
猿山 洋平(さるやま ようへい)
写真誌 FOUR-D 主宰。1992年、水戸生まれ、ジャカルタ/東京育ち。2018年4月にFOUR-Dを創刊。(写真 : 土田若菜)
 
柿島 貴志(かきしま たかし)
1972年石川県生まれ。日本大学文理学部史学科卒業後に渡英。ロンドンBlake Collegeを経て、Kent Institute of Art and Design(現UCA)ビジュアルコミュニケーション学科・フォトメディア卒。帰国後はフォトエージェンシーにて海外写真家コーディネート、インテリアアート企業にてアート商品企画などを担当。2007年にアートフォトレーベルphotta-lot、2011年にギャラリー、POETIC SCAPEを設立。現在はPOETIC SCAPEの経営・ギャラリーディレクションのほか、写真作品の額装・展示ディレクションを行う。
 
調 文明(しらべ ぶんめい)
写真批評家/写真史研究者。1980年、東京生まれ。日本女子大学ほか非常勤講師。写真雑誌などで執筆。論文に「A・L・コバーンの写真における都市表現――三つのニューヨーク・シリーズを中心に――」(『美学芸術学研究』、2013年)、『ジェフ・ウォール――閾を駆るピクトグラファー』『写真空間4』青弓社、2010年)など。『FOUR-D (No.05)』(2019年5月)に「自画像試論:セルフ・ポートレイトからオート・ポートレイトへ」、『装苑』2019年7月号に「独自性を放つ色彩の表現者たち 日本の写真作家と、色のはなし」を寄稿。
 
岩根 愛(いわね あい)
写真家。東京都出身。1991年単身渡米、ペトロリアハイスクールに留学。オフグリッド、自給自足の暮らしの中で学ぶ。帰国後、アシスタントを経て1996 年に独立。2018 年、初の作品集『KIPUKA』(青幻舎)を上梓。第44回木村伊兵衛写真賞を受賞。著作『キプカへの旅』(太田出版)『ハワイ島のボンダンス』(福音館)。
 


  オンラインショップでの受付は2019年8月29日(木)午前9時の受注分までとさせていただきます。
  ※配送の無い商品(*1)のオンラインショップでの受付は、クレジットカードでのみ承っております。
   代金引換でのご注文はキャンセルとなりますのでご注意ください。
    *1 参加券のみ及び店頭にてお渡しの商品は配送がございません。

 
  • 時間 19:30~21:00
  • 場所 BOOK EVENT SPACE
  • 主催 銀座 蔦屋書店
  • 定員 50名
  • 問い合わせ先 03-3575-7755
mail

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