【展示】現代水墨画の愉しみ

日本文化
BOOK売場(日本文化) 2024年08月03日(土) - 08月18日(日)
墨一色を用い、その濃淡、にじみやかすれによってモチーフを描き出す「水墨画」。
中国で生まれ、鎌倉時代中期に日本に伝わり、禅の精神を表すものとして盛んに描かれました。室町時代、雪舟によって日本独自の「水墨画」が完成。その後、俵屋宗達や長谷川等伯、尾形光琳、仙厓義梵、そして伊藤若冲など、数々の絵師の手によって、さらなる進化を遂げます。

銀座 蔦屋書店では、日本美術において重要な役割を果たしてきた「水墨画」、その今を展示します。
勢いや伸びやかさのあふれる筆さばきからは、グラフィティに通じる即興の美を、そのままではなく心に落とし込んで描かれた作品は、その発想の自由さから、ポップな印象を。
現代の水墨画家は、伝統を継承しながらも、ストリートアートや、近年評価が高い若冲をはじめとした奇想の系譜のアーティストのように、今を生きる私たちに響く作品を描いています。
 
今回は、京都建仁寺、両足院での個展を控える現代水墨画家、土屋秋恆の作品を展示。ストリートアートや奇想の画家に関する書籍とともに、現代水墨画の魅力に迫ります。
中国から伝来し、日本で独自の進化を遂げ、今もなお変化を続ける、現代水墨画の現在をお楽しみください。
 
[アーティストプロフィール]
土屋秋恆(つちやしゅうこう)
 
1974年宝塚生まれ。水墨画家、南北墨画会師範、ステインアーティスト。18歳で水墨画を始め、2年という異例の早さで師範となる。古典的技法への高い評価へもさることながら、マーカーや蛍光アクリルなど現代的な画材を古典技法と合わせて描くその独自のスタイルにも絶大な支持が集まる。
CRISTIAN DIOR、Ferrari、FENDI ROMAなど、数々のハイブランドとのコラボレーションやライブパフォーマンスを展開するなど、幅広いアーティスト活動を行っている。
 
2017年 長野市 水野美術館 揮毫
松陰神社 松下虎図 揮毫・奉納
深谷薬師瑠璃光寺 揮毫
2018年 青山 個展 La Mer (SCÈNE)
ブータン国王室 白龍図 寄贈
2019年 ロサンゼルス 個展 Surf-ink (Speedy Gallery)
全国水墨研究会合同展 無鑑査大賞受賞 
2020年 大阪 個展 土屋秋恆展(大阪髙島屋 Gallery NEXT)
インド理科大学院 賢唱会麗 鳳凰図 揮毫
2021年 新宿 個展 土屋秋恆展 - タノシミ -(新宿髙島屋 美術画廊)
2022年 土屋秋恆 2022 虎嘯会麗展 (ART・IN・GALLERY)
2023年 気鋭作家日本画展 - colors - 阪急うめだ本店 7階 美術画廊 作品出展
 
 
 
  • 会期 2024年8月3日(土) - 2024年8月18日(日)※終了日は変更になる場合があります。
  • 時間 当店Webサイトをご確認ください。
  • 場所 BOOK売場(日本文化)
  • 主催 銀座 蔦屋書店
  • 問い合わせ先 03-3575-7755
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