【フェア】茶箱の新しい在り方

文具
文具売場 2019年09月30日(月) - 11月07日(木)
茶箱は、茶道具の中で欠かせない存在です。国内外に名高い金閣寺、銀閣寺そして京都・大山崎にある千利休作と伝えられる唯一の国宝茶室である「妙喜庵待庵(みょうきあんたいあん)」の大修復で出た古材を、京都の高野竹工の職人によって作られた美しい茶箱をご紹介します。
今回は、岐阜県在住の「安藤雅信さん」の可愛らしい茶杯、茶托、「新里明士さん」の繊細な光器と一緒に展開することで茶箱の新たな見せ方を表現しています。
他にも金閣寺古材を用いて製作した酒器や菓子器等も展開しております。
是非、期間中に貴重な作品の数々をご堪能下さい。
 
 
【高野竹工】
高野竹工は良質の竹の産地として知られる京都府長岡京市に工房を構え製品作りをしています。工房では、指物(さしもの)漆、蒔絵など様々な技を持つ職人が、茶道具から日用品に至るまで、多彩な商品の製作に携わっています。
創業者である先代社長、不窮斉(ふきゅうさい)高野忠男は生家が、戦前から京都市内で竹工店を営んでおり、幼少より竹に親しみ、その美しさに夢中になりました。中でも自然界における竹の美しさを茶道具に用いた千利休居士の心眼に感服し、茶道具作家として歩むこととなりました。現在もその意志と技術は脈々と次世代の職人に受け継がれています。竹以外の自然素材と向き合い、上質な茶道具を作り続けています。
「茶箱」とは茶道の点前道具一式を入れて、旅行や野点(のだて)などに持ち運ぶための小ぶりの箱のこと。その「茶箱」を金閣寺、銀閣寺など国宝級の建築物の改修ででた古材を使って製作しています。
 
【安藤雅信】(陶作家・百草主宰)
1957年 岐阜県多治見市生まれ 武蔵野美術大学彫刻学科卒 和洋問わず使用できる千種類以上の日常食器と茶道具、また「結界シリーズ」など現代美術と焼き物を平衡して制作 海外にも発表の場が拡がっている 新しい茶文化を提案
1998年 ギャルリ百草開廊
2000年 若手若手作家支援のためstudio MAVO開設
2010年「ギャルリ百草 美と暮らし」ラトルズ刊
2018年「どっちつかずのものつくり」(河出書房新社)「中国茶のこころ」(KADOKAWA)
 
【新里明士】
1977年 千葉県生まれ
2001年 多治見市陶磁器意匠研究所修了
2011年 文化庁新進芸術家海外研修制度研修員(ボストン・アメリカ)
現在岐阜県土岐市にて制作
2003年 個展 ギャラリー数寄 2004“非情のオブジェ” 東京国立近代美術館工芸館 2008年 パラミタ陶芸大賞展 大賞 2010年 金沢・世界工芸トリエンナーレ
2013年 “現代の名碗”菊池寛実記念 智美術館
2015年 “工芸の現在”菊池寛実記念 智美術館
 
 
 
 
 
  • 会期 2019年09月30日(月) - 11月07日(木)
  • 時間 10:00~22:30(営業時間)
  • 場所 文具売場
  • 主催 銀座 蔦屋書店
  • 問い合わせ先 03-3575-7755
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