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Since 1989 NOMART -アーティスト×⼯房展-

会期|
[vol.1] 2022年9⽉3⽇(⼟)〜9⽉14⽇(⽔)
[vol.2] 2022年9⽉16⽇(⾦)〜9⽉27⽇(⽕)
時間|11:00〜20:00 ※各会期最終日は18:00まで
会場|銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUM(イベントスペース)
⼊場|無料

1989年に⼤阪で「版画⼯房ノマルエディション」を開設し、その後デザイン編集スタジオ、現代美術画廊「ギャラリーノマル」、 前衛⾳楽のレーベルなど、現代を⽣きるアーティストたちと共に創造し、アートのプラットフォームとして拡張を続けるNOMART。本展では、「SENSES COMPLEX - 五感を超えて、感覚が交差・拡散する地点」をテーマに掲げ、さまざまな挑戦を続けるNOMARTとともに創作活動を⾏ってきたアーティストたちの作品を、前期(vol.1)、後期(vol.2)の⼆部に分け、⼀部作品の⼊れ替えをして展⽰いたします。

左:今村源 “ヒカリにかえる・キノコ” silkscreen on hologram sheet, 66 x 50.5 cm, ed. 20, 2017, courtesy of Gallery Nomart 
右:伊庭靖子 "grain #2019-1” silkscreen on BFK Rives, 76.5 x 57 cm, ed. 20, 2019, courtesy of Gallery Nomart

[vol.1] 展⽰アーティスト:2022年9⽉3⽇(⼟)〜9⽉14⽇(⽔)
稲垣元則、伊庭靖⼦、今村源、植松奎⼆、⼤岩オスカール、⽊村秀樹、⿊宮菜菜、⼩⾕くるみ、張騰遠、名和晃平、⼭⽥千尋、.es(ドットエス:橋本孝之&sara)

[vol.2] 展⽰アーティスト:2022年9⽉16⽇(⾦)〜9⽉27⽇(⽕)
伊庭靖⼦、植松奎⼆、⼤岩オスカール、⽊村秀樹、⿊宮菜菜、⼩⾕くるみ、⽥中朝⼦、張騰遠、中原浩⼤、名和晃平、⼭⽥千尋、.es(ドットエス:橋本孝之&sara)

[ 作品の販売 ]

9⽉3⽇(⼟)より銀座 蔦屋書店店頭およびオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術⼿帖」にて販売いたします。
※オンライン上での販売は、⼀部作品のみの取り扱いとなります。
※作品はプレセールスの状況により、会期開始前に販売が終了することがあります。

[ NOMART プロフィール ]

1989年から30年以上変わらぬ姿勢で、⻑いキャリアの⽊村秀樹や植松奎⼆、後進へ影響を与え続ける今村源や中原浩⼤、世界的な評価が⾼まる名和晃平や新世代の作家など、多様な表現領域のアーティスト達と共に作品を創出、展⽰、販売。“SENSES COMPLEX - 創造とは、すべての感覚が関連しあっている”をコンセプトに、版画⼯房(ノマルエディション)、現代美術画廊(ギャラリーノマル)、デザイン・編集スタジオ、アート&サウンド実験⼯房を有し、独⾃の表現とものづくりを展開している。

[ アーティストプロフィール ]

< 稲垣元則 Motonori Inagaki >
1971年京都⽣まれ。⼤阪芸術⼤学芸術学部美術学科卒業。制作活動開始当初からつねに変わらぬ姿勢で⾃⼰と対峙し、写真や映像、ドローイング等のメディアを⽤いて作品を制作。⾃然や⾝体を主なモチーフとしたその作品は、⾒る⼈の意識の中にゆっくりと浸透し、深く強いヴィジョンとなる。

< 伊庭靖⼦ Yasuko Iba >
嵯峨美術短期⼤学版画科専攻科修了。素材感のあるクッションや瑞々しい果物、あでやかな陶器など⽇常にある素材をモチーフに、写真を描くという⽅法で油画を制作。被写体⾃体を問題とするのではなくイメージのみを純粋に描き出し、世界の忠実な再現とも、物語的な連想とも関係のない、光と⾊彩に満ちた世界の再現を試みる。版画でもイメージとインクという物質の2つの側⾯に着⽬した作品を展開。Depth Mapによる3D映像も⼿がける。

< 今村源 Hajime Imamura >
1957年⼤阪⽣まれ。京都市⽴芸術⼤学美術学部彫刻科卒業。普段、気にも留めないありふれたものに、少しの隙間を加える、あるいは天地を⼊れ替えたり裏返したり。⼀⾒するとユーモラスな造形も、⼼静かに対⾯すると、その軽く透明感のあるイメージから⼀転、⽇常と表裏⼀体にある深遠な世界が観る⼈の眼前に広がってくる。80年代初頭の作家活動開始時よりいずれにも寄らない独⾃の哲学的作⾵に定評がある。

< 植松奎⼆ Keiji Uematsu >
1947年神⼾⽣まれ。神⼾⼤学教育学部美術科卒業。重⼒、引⼒、⾃然、地球、宇宙といった根源的なもの、原初的なものへの素朴な興味と深淵な眼差しで、円錐による彫刻、映像や⽣⽊を使ったインスタレーション、⽯を削り出した作品等、常に予定調和におさまらない表現領域を創出。2013年には彫刻作品を対象とする国内で最も権威のある賞「中原悌⼆郎賞」を受賞している。NOMARTで版画も多数出版。

< ⼤岩オスカール Oscar Oiwa >
1965年ブラジル・サンパウロ⽣まれ。サンパウロ⼤学 建築都市学部 卒業。サンパウロに⽣まれ、東京、ニューヨークと移り住みながら創作活動を続ける⼤岩は、⾃らの⼈⽣を旅に例えている。複数の⽂化的視点から⽣まれた社会⾵刺と物語性に富んだ作品群は、世代を超えて世界的に注⽬を集めている。コロナ禍でタブレットを使ったデジタルによる作画で版画を制作・出版。

< ⽊村秀樹 Hideki Kimura >
1948年京都⽣まれ。京都市⽴芸術⼤学⻄洋画科専攻科修了。20代の頃から国際的な版画展に出展し多くの賞を獲得、国際的に⾼い評価を得る。写真製版によるシルクスクリーン技法を使って、必然的なつながりをもたない断⽚的な映像が浮遊した作品で知られている。NOMARTでは⼯房開設初期より作品を多数制作・出版。

< ⿊宮菜菜 Nana Kuromiya >
1980年東京⽣まれ。京都市⽴芸術⼤学・博⼠ (芸術学) 学位取得。主に⼈物像をモチーフとして、液状に溶いた油絵具による油彩作品と、重ねた和紙に染料を滲ませて描く紙作品、2タイプの技法を使い分けて作品を制作。画材の滲みをコントロールし、さらに描画を加えることでイメージの曖昧さを現実に引き寄せる描き⽅は、その綱引きのような微妙な⾏為⾃体が、作品制作のコンセプト「曖昧な世界」のリアリティの探求とも繋がっている。どちらの作品も絵を形作る絵の具の流動化が軸になっている。

< ⼩⾕くるみ Kurumi Kotani >
1994年⼤阪⽣まれ。京都造形芸術⼤学 修⼠課程 修了。存在の痕跡と気配をテーマに主に絵画作品を発表。2018年から取り組んでいる「時間・痕跡〈錆〉」シリーズでは、⽀持体に染み付いた錆というマテリアルを時間や変容、事物の痕跡の象徴として使⽤。その後、銀箔とそれを硫化(化学反応)によって描いた作品に展開している。本展⽰を記念し、新作マルチプル作品を発表。

< ⽥中朝⼦ Asako Tanaka >
1972年⼤阪⽣まれ。京都市⽴芸術⼤学美術研究科博⼠(後期)課程版画専攻満期退学。⽇常的な視点から捉えた些細な錯覚(ズレ)を、写真・版画や⽴体作品によって繊細に、また⼤胆な発想で表現。視覚の純粋性と不確かさを浮き彫りにする。公共空間での作品設置や「本」をテーマとした作品の制作、アートブックの編集・出版など、“美術作品”の枠組みに捕われない制作活動を⾏っている。

< 張騰遠 Chang Teng-Yuan >
1983年台湾・⾼雄⽣まれ。国⽴台南芸術⼤学卒業。終末の考古学をコンセプトとして、この世の終わりの物語を創出。フィクションを表現するために、絵画、ミクストメディア、アニメーションのインスタレーションなどを⾃⾝の思考を届ける⼿段とする。 作品の中で東洋と⻄洋の絵画の要素を組み合わせ、それらを記号化し、東と⻄を融合させた新しい視覚的イメージを再構築し創作している。

< 中原浩⼤ Kodai Nakahara >
1961年岡⼭⽣まれ。京都市⽴芸術⼤学⼤学院美術研究科修了。80年代よりドローイング、⽴体、映像、パフォーマンス、インスタレーションなど多岐に渡る表現⽅法をもちい、それまでのアカデミックな意味での彫刻の概念の拡張をはかる。 版画、マルチプル作品においても既成概念にとらわれない展開をする。

< 名和晃平 Kohei Nawa >
1975年⼤阪⽣まれ。京都市⽴芸術⼤学⼤学院美術研究科博⼠(後期)課程彫刻専攻修了。⾝体の感覚と視覚から得られる情報の境界を認識の変換点とし彫刻化する試みを、one texture one materialで表現。新たな造形概念を探求しつづける。PixCell(Pixel [画像]+Cell [細胞・器])と命名した概念に基づいて制作された作品群は世界的に⾼い評価を得ている。NOMARTから多数のマルチプル作品を出版。

< ⼭⽥千尋 Chihiro Yamada >
1994年京都⽣まれ。2016年京都市⽴芸術⼤学油画専攻卒業。⼭⽥の絵の特徴は、⽬を惹く軽やかな⾊彩、薄い層でありながら独特な質感を感じさせる筆跡、そして主にSNS上で掲載されている写真から抽出した、通常⽬を向けられることのない、いびつなモチーフへの強い執着がある。丹念に描かれたその画⾯には、物事をあらゆる⾓度から偏⾒なく捉え、かけがえのないものへと昇華する作家の眼差しが反映されている。

< .es (ドットエス : 橋本孝之 Takayuki Hashimoto & sara)>
2009年結成、ノマルのサウンド・セクションを担う⾳楽ユニット。アートをはじめ表現領域を縦横無尽に横断する⾳楽家として独⾃の存在感を放つ。即興、ノイズ、電⼦⾳楽など国内外の⾳楽家とのコラボレーションを⾏う。2021年橋本孝之永眠後もsara(.es)として活動を展開。アルバム多数。


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