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グループ展「Footprints of 7 Artists」

会期|2023年3月25日(土)~4月6日(木)※終了⽇は変更になる場合があります。
時間|11:00~19:00
定休日|月曜日
会場|銀座 蔦屋書店「FOAM CONTEMPORARY」
入場|無料
主催|銀座 蔦屋書店
レセプション|3月25日(土)17:00-19:00

絵画、彫刻、陶芸、またはその境界を跨いで制作を重ねてきた作家7⼈によるグループ展「Footprints of 7 Artists」を開催します。
⽯を素材として⼈体彫刻の可能性を探る今野健太、物をきっかけとして⼈の認識を問い直すような彫刻を制作する永井天陽、⼿で形作ることと絵を描くことを同価値におき、⽴体的なペインティングを制作する清⽔信幸、⼤学在籍中から⼀貫して少⼥と⾵景をモチーフとした絵画を制作する下出和美、絵画と陶器によって⽇常と神話を混ぜ合わせた世界観をひろげている鈴⽊由⾐、iPad上で描いた画像を忠実に油絵に⽴ち上げる横⼭⿇⾐、ユーモアと少しの⾟辣さをもって独特の絵画を描く三浦梨沙の7名のアーティストが参加。分野の違うそれぞれのアーティストがブレのない芯のある表現で制作した作品が⼀堂に会する展⽰内容となっています。
様々な試⾏錯誤を経て、変化し続けていくアーティストたちの多様な作品群から過去、現在、未来への道程をお楽しみください。

特集ページ|https://store.tsite.jp/ginza/blog/art/32434-0935160316.html

 

■作品販売について
展⽰作品は、会場にて3⽉25⽇(⼟)11時より販売開始。
⼀部の作品はアートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術⼿帖」でも3⽉25⽇(⼟)11時より販売します。
※「OIL by 美術⼿帖」での販売は⼀部作品のみとなります。
※作品はプレセールスの状況により会期開始前に販売が終了することがあります。

 

■アーティストプロフィール

今野健太
1980年 東京都出⾝。
⼀貫して⽯彫による⼈体彫刻を制作しています。⾃分⾃⾝を把握することさえ出来ない⼈間の不確かさや不安をテーマに、複数の⼈物が変形し融合した⽴像や、⼤⼈とも⼦供ともとれるようなデフォルメされた⼈物像を制作。
近年は藁や布などを⽤いた編み物と⽯彫を組み合わせたシリーズ「アムカオ」や、⼤型作品の制作時に発⽣する端材を⽤いた⾃⾝の掌のディテールをモチーフとした⼩作品群「テノヒラ」も制作するなど、⽯だけにとどまらない素材の探究をすすめている。

 

永井天陽
1991年 埼⽟県出⾝。
アクリル材や剥製、既製品など様々な素材を⽤い、境界が多重に存在するような彫刻作品を制作、発表。物や出来事へのささやかな疑いをきっかけに、⼈が無意識に抱く感覚や常識、認識への問いをテーマとしている。近年では、⼯業製品の製造過程に⽤いられる技術や、⼤量⽣産されている安価な素材などに着⽬し、作品への取り込みを試みている。⾃⾝の感覚的な要素に対し、どこにどのような素材・技術を掛け合わせることで“まだ誰も⾒たことがない
もの” を形作れるのか、表現の探求を続けている。

 

清⽔信幸
1987年 東京都出⾝。
清⽔の制作において、素材にふれることと物の感触、質感は⾮常に重要な⼿がかりとなる。
最近作では、造ることと描くことを同価値、同時並⾏ですすめられることを⽬指し、細い⾦属(真鍮、銅)に絵の具を配置しながら整形していくという⼿法を採っている。絵の具によって⾊彩と量感を与えられつつ、⾃由に曲げられて表裏が逆になったり、その関係を受け更に⾊が検討されたりと、形態と⾊彩の相互関係がより緊密に結びついている。⾊彩ゆたかな描線がボリュームをもち、浮遊しているような作品となっている。

 

下出和美
1983年 ⽯川出⾝。
制作初期から⼀貫して少⼥と動植物をモチーフに多くの作品を描いている。
空き地や裏庭のような⼈の⼿⼊れをされていない、もしくは放棄されたようにみえる植物の茂みのなかに、少⼥と動物が佇んでいたり、寝転んでいたりする。かくれんぼのような情景を思わせる中で、主⼈公であるはずの⼈物たちはいちように⽬を閉じ、背景であるはずの植物と同化し満ち⾜りている様⼦が油彩で丹念に描かれている。

 

鈴⽊由⾐
1985年 愛知県出⾝。
愛知県⽴芸術⼤学で修⼠課程を修めたのち、信楽県⽴陶芸の森で陶による制作をスタートし、絵画と陶芸を⾏き来しつつ制作を続けている。鮮やかな⾊彩と様々な神話や伝承をモチーフとした登場⼈物たちによる⽇々の営みを描いた濃密な絵画と、その世界から⾶び出したような陶芸作品を制作。

 

横⼭⿇⾐
1989年 神奈川県出⾝。
横⼭の絵画はiPad上で描かれたデジタルデータの元絵を、油絵の具で忠実にキャンバス上に写し描くことによって完成される。
ある部分の形態は、別の元絵にコピー&ペーストで持ち込まれ、⾊調を変更され合成されている。反⾯、多彩な機能ゆえの予期せぬアクシデントも起こるが、そういった事態が作家の想定を超えて画⾯に変化をもたらしている。質量のないデジタル空間から引き出された元絵を、あらゆる制限のある現実世界で油絵の具という物質でキャンバスに描き直していく
ことで起こる摩擦感がなによりも重要だと作家は捉えている。

 

三浦梨沙
1996年 愛知県出⾝。
三浦の絵画は、⽇常の⾵景や神話から着想を得た場⾯と独特の感性で選ばれたモチーフの組み合わせで描かれている。神話性・物語性、寓意の気配をたたえつつも、そのどれにも帰着しないようなユーモアと、ときに酷薄さを感じさせる表現が⼊り混じり、素朴さと奇妙さが同居する絵画となっている。

 


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東京都中央区銀座6丁目10-1 GINZA SIX 6F
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