暮らしに寄り添うART【風を感じて】
旅先で強風の煽られ帽子を飛ばされた、風の仕業である、でも風は存在感もなく見えない色もない。
廻りの木々は音を立てながら大きく揺れている、が見えない。
目に見えない「風」の存在を描き起こしてみたくなり一枚の紙にむかった。風が吹き木々が揺れ砂埃が舞う。
見えない存在をあたかも見えるように一枚の紙の上に表現してみた、又折り紙の手法で凹凸をつけ立体的な表現も付け加えてみた。
書かれた色、カタチ、折り目によって風を感じて頂ければと。　　

【プロフィール】 1959年生まれ

1980年　　大阪市内店舗デザイン会社に入社し店舗デザインを学ぶ
1994年　　CCCに入社TSUTAYAのデザイン室で設計を行う　
2017年　　独立　空間デザイナーとして店舗設計や展示会、個人住宅などを手掛ける
　　　　　 分譲マンションの価値創造のプロジェクトに参加、ブックラウンジや
　　　　　 シェアラウンジ、キッズラウンジの企画を提案する
　　　　　 大学PJでは関西大学梅田キャンパスや千里キャンパス、甲南大学学友会館にTSUTAYA ブック&カフェを提案
　　　　　 企画展では比叡山延暦寺の大書院にブックラウンジ併設たくさんの
　　　　　 来場者を迎える。
　　　　　 独立後、本格的絵を描き始める独自の世界観を求め旅を繰り返し
　　　　　 平面表現（2D）と立体表現（３D）を融合させた独自の表現方法
　　　　　 を見つける 紙に折り目をつけることで陰影が出来見る角度によって
　　　　　 表情が変化する様子を楽しんでほしい。
　　　　　 置かれる空間とモノと人の関係性を大切に取り組んでいきたい。