【フェア】台湾の「いいもの」を持ち帰る

1F つくばエクスプレス側ギャラリー 2022年01月17日(月) - 02月23日(水)
 
 
ただかわいいだけじゃない。
台湾の暮らしで使われているもの。
日本での暮らしでも取り入れられるもの。
そしてそれぞれの作り手、使い手の物語が想像できるもの。
台湾のおもしろさを日本に発信し続けている青木由香さんが厳選した、
そんな台湾の『いいもの』を台湾から直送でご紹介します。
 

 
<取扱商品>
※紹介文も青木さんに書いていただきました!
 
 
 
えびの食器(ビンテージ)

台湾人は、エビが大好き。妄想でも味わった気分になりたいというエビへの執着心が、エビの食器を生みました。世の中がまだ貧しかった頃、豪華なロブスターを食べた気分になれると、一般家庭で広く愛用されたものです。台湾日本統治時代に日本から台湾向けに作られたなどとも言いますが、日本人経営の窯元でMade In Japanと書いたのでは?とも言われています。1960〜80年頃から台湾にも小さな窯元が増え、それぞれが好きにエビの食器を作り始めると、目を描き忘れたもの、どう見てもエビに見えないなど個性豊かなエビが蔓延ります。使い手も作りでも些細なところは気にしない「ザ・台湾」がこの食器の魅力。ビンテージとしては歴史は浅くとも、台湾の食の歴史と台湾人のおおらかさが味わえるので、日本でもファン急増中です。状態の良いものは稀有ですが、今回は必死で綺麗目なものを探し、一部は金継ぎを施しました。お好みの変顔エビ、食卓に一ついかがですか?


--金継ぎ修理をした器の取り扱い方--
電子レンジ、食器洗い乾燥機、オーブンのご使用はお避け下さい。クレンザー等の研磨剤、硬いスポンジ、たわしを使わずに柔らかいもので洗ってください。金の部分を硬いもので引っ掻いたりすると剥げてしまいます。長い時間水に浸したままにすると、剥離の原因になります。ご注意ください。
 
 
 
 
月桃のかご
月桃は、花も葉も香りよいショウガ科の植物です。抗菌、抗酸化効果が高いことから、台湾先住民族の生活に長く使われてきた植物で、台湾先住民は、採りたての月桃の葉でもち米と豚肉を包んで粽にし、香りをいただきます。殺菌効果もあるので、昔は先住民はご飯を入れて山に入る時に弁当箱にしていたそうです。
軽くて強い素材でカゴに適した月桃ですが、筍の皮のように巻きついている状態の葉を一枚づつ剥がし、平なるように乾燥させ、しごいてから同じ幅に切って初めて、籠編みの材料になります。このように下準備に手間がかかるため、沖縄や奄美大島でも自生している植物ですが、この手間があるため、今ではカゴにすることがなくなっているようです。蓋つきボックスの方は、小物入れとりてインテリアに使っても、布を敷いてパンを入れて食卓に並べてもよし。台湾先住民、アミ族の網カゴですが、北欧雑貨のような雰囲気が満載です。

--使用上の注意--
月桃製品は、袋などに入れず風通しのいい場所で、乾燥した状態で保管してください。形が崩れた場合は、霧吹きで水をかけると形が整えやすくなります。霧を吹いたあと、しっかり乾燥させてお使いください。
 
 
 
 
ダブルハピネス の食器(ビンテージ)
2つの喜ぶ、と書くこの文字は、結婚式のときに使われる縁起のいい字です。日本ではラーメンどんぶりに書かれていたりしますが、台湾では結婚の時に使われるものです。新郎新婦の双方の喜びを表していて、中華雑貨好きにはたまりません。食器では、特に提灯の中に囍が描かれたものが人気ですが、現在では作られていないため、コレクターも増えています。
 
 
 
ビンロウの葉の箱
ビンロウはヤシ科の植物。ビンロウの実は、噛みタバコで食べることが多いのですが、厚い檳榔の葉は乾くと木のように硬くなります。台湾先住民アミ族は、昔から葉を形成して食器にしていました。今では、豊年祭の伝統食用にわざわざ作るものとなっていますが、これはその技術を使った現代版。蓋つきボックスにしたものです。アミ族は食器で使うと廃棄するので、洗って何度も使うものではないようです。日本にはない素材を楽しみつつ、物入れとしてお使いください。台湾国内でもまだあまり知られていないレアなアミ族の民芸品です。
 
 
 
 
手作りストラップシューズ
台湾の手作りの布製チャイナシューズを作る職人さんに作ってもらった、你好我好オリジナルのメリージェーン。布製の手作り靴は、締め付けもなく軽くてとても楽チン。インソールも入っているので、薄い靴底でも疲れ知らず。カジュアルのも綺麗目な格好にも合わせやすく、冬はカラータイツや靴下と、夏には素足で履いてもよし。心地よくて、一年中履けるので、脱げなくなる可能性にご注意ください。
 
 
漢聲雜誌 虎年のポスター
漢聲雜誌は、50年前から中華の民芸を何年もかけた深掘り取材をする雑誌社。毎号装丁を変えて凝ったアート本のような本を不定期で出版しています。その漢聲雜誌が干支をテーマ作ったこの12枚綴りのポスターは、台湾でも大人気。毎年、台湾の春節前に新しいものが出版されるので、全12種類の絵を家の壁一面に貼って春節のお飾りのように使う人や、毎月1枚づつカレンダーのように張り替える人も居るそうです。2枚一対の門神は、入り口を守る神様。家の入り口に貼ると良いそうです。8つ折りの大きな紙が便箋のよう綴られているので、点線に沿って破ってお使いください。
 
 
 
 
漢聲雜誌(ハンシェンザーヂ) 虎の人形
中華なお国では、虎は魔除けのアイテム。生まれて間ない赤ちゃんのそばに置いて、赤ちゃんの健康を守ります。一番大きいタイプは、色使いも、形もウサギのような特別バージョン。一番大きいものは、ウサギや猫のようで、色使いがどこかアジアの他の国を彷彿させますが、中華の民芸を深掘りする漢聲雜誌編集室が、虎文化の特集号を作った時に出会った虎人形のレプリカです。インテリアとしてお部屋において魔除けにもなるので、寅年に限らず人気です。
 
 
 
不老部落 藤のかご
台湾から車で1時間弱の宜蘭という自然の豊かな場所にある不老部落。タイヤル族の昔の生活スタイルを取り戻そうと始まったこの集落は、衣食住のほとんどが自給自足です、道具のほとんどが手作り。そんな村で作られた藤のカゴですが、今では台湾産の野生の籐はとても貴重で、先住民でも台湾産を使う人はほとんどいません。山に入って籐を刈り、割いて編み、囲炉裏で燻してツヤを出す。部分的に焦げがあったり、一つ一つ表情が違ったり、個性的で愛おしい、大事なカゴです。
 
花布ポーチ
台湾のアイコンのようになっている、台湾の花柄の布。台湾花布とか客家(ハッカ)花布と言われますが、元は日本統治時代に使われていた布団柄を、倹約家である客家族の人たちがリメイクして、古い民家にインテリアに使っていたことが始まり。その花柄が、現代版に生まれ変わりカラフルになって、台湾雑貨として愛されるようになりました。日本では中々ない、ビビットなポーチ。持ち歩いていたら、元気になりそうですね。
 
 

青木由香
2003年より台北在住。
2005年に日本人からみた台湾の面白さを書いた「奇怪ねー台湾」を出版しベストセラーを記録。自身が運営する「台湾一人観光局」が台湾でTV番組となり外国人として
初めて台湾の最優秀総合司会部門にノミネート。現在は取材や視察コーディネート等、メディアに台湾を紹介する仕事をする傍ら2015年より「你好我好」を運営。

 
你好我好store
独自の審美眼でセレクトした台湾を紹介し続ける、人気コーディネーター青木由香オーナーのセレクトショップ。セレクトアイテムや台湾各地の職人たちとコラボレーションしたオリジナルアイテムも多数揃えている。
公式HP
 
 
 
 
 
  • 時間 9:00-21:00
  • 場所 1F つくばエクスプレス側ギャラリー

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