【ギャラリーEN ウォール】 澤あも愛紅 個展 「並んだ時間」
- ・概要
澤あも愛紅は、岐⾩県出⾝。京都市⽴芸術⼤学⼤学院に美術研究科絵画専攻油画を修了後、京都を拠点に
活動しています。
「絵画における4次元性について」をテーマに制作しており、普段の⽣活の中で4次元(時間軸に限らず、 3次元から認識不可能な状態)だと感じる瞬間や現象をカメラを通して記録し、絵画に置き換えて作品にしています。主にキャンバスと熱で湾曲させたアクリル板を⽀持体として油彩で描画された作品は、通常作品の展⽰の際の
決まりごと(アイラインに作品の中⼼を揃える、ホワイトキューブの壁⾯に絵を展⽰するなど)から少しずれた状態、壁から浮かせたり床に⾃⽴させたりといった展⽰⽅法を⽤い、より4次元を⽰すのにふさわしい素材、
技法、⾒せ⽅を追求しています。湾曲した画⾯や、固定されずに揺らぐ平⾯作品は、描かれたもののイメージが
直接的に伝わらず、その形状や空間を含めて⽴体化された作品として⾒えてきます。
「並んだ時間」と題された本展で澤は、普段から描いている代表的な3つのモチーフのうち、考古資料を選んで
います。時間と歴史が蓄積されたものとして捉えられたモチーフが、空間に4次元の「時間」を⽣み出します。
作家が仕掛ける作品空間で、いつもと異なる視覚体験を体感してください。
- ・本展「並んだ時間」について
偶然、異なる物体の形が重なって⾒えた時、''4次元"が垣間⾒える。
切り取られたイメージをそれぞれ貼りつけ4次元の具現化を試みた。
不安定に引っ掛けられたキャンバス、半透明の湾曲した樹脂板は"絵画"であり、空間から切り離された窓として機能する。
ある限られた⾒⽅にとらわれずに、視点をずらして⾒つめ直す事でその存在に気づく。
シリーズとして、乗り物・考古資料・なまもの、があり、それぞれを無機質・時間・リアリティのメタファーとして扱っている。
今回の展⽰では考古資料のイメージに限定した。(澤あも愛紅)
- ・アーティストステートメント
浮いた/湾曲した絵画は不安定な状態で空間に置かれる。
正面から対象物と向き合えないために生じるズレから、別の視点からイメージと向き合うことを通して絵画のあり方について問う。
- ・販売について
京都岡崎 蔦屋書店店頭にて、2023年5⽉20⽇(土)10:00より販売開始します。
⼀部作品につきましては、オンラインストア「OIL by 美術手帖」でも販売いたします。
https://oil.bijutsutecho.com/gallery/1022
※作品はプレセールスの状況により会期開始前に販売が終了することがあります。
- ・アーティスト・プロフィール
澤あも愛紅 SAWA Amo Aicou
1993 岐阜県生まれ
2017 京都市立芸術大学美術学部絵画専攻 卒業
2019 京都市立芸術大学大学院 美術研究科 修士 課程 絵画専攻 修了
〈個展〉
2018.6 「amo aicou」 京都市立芸術大学 小ギャラリー
2020.8 「円の裏は、四角」 artists space TERRAIN
2021.4 「 Front View」 GOOD NATURE STATION 4F ホテルロビー
〈グループ展〉
2017.11 「ひとがたったばかりの座席のぬくもり」 大枝土蔵
2018.3 「間間」 The Terminal Kyoto
2019.2 「京都市立芸術大学 制作展 」京都市立芸術大学
2019.6 「紙より薄いが、イメージより厚い。」児玉画廊
2021.3 スーパーマーケット”アルター”市場vol.2 BnA Alter Museum
2021.8「ノランナラン/Norang/Narang」Books×Coffee Sol.
2021.11 「歪な避暑地」myheirloom pre-open exhibition Room_412
2022.3 KYOTO ART LOUNGE EXHIBITION「ベールの光景」COCON KARASUMA
2022.3 「下京まちなかアートギャラリー」下京区役所
2022.8「うつつの暇」gallery TOWED
- ・展示会情報
澤あも愛紅 個展「並んだ時間」
期間|2023年5⽉20⽇(土)〜2023年6⽉6⽇(火)
8:00〜20:00
※初⽇のみ10:00〜20:00
※6月5日(月)は休館
会場|京都岡崎 蔦屋書店 GALLERY EN ウォール
主催|京都岡崎 蔦屋書店
お問い合わせ|075-754-0008(営業時間内)
※フェア終了⽇は変更になる場合があります。