【フェア】へんみ櫛店
9月18日まで日本文化レジ前でへんみ櫛店のフェアを開催中です。
9月4日は櫛の日です。
皆さんは普段どのような櫛やブラシを使われていますか?
『日々の生活の一コマに櫛を。より身近な道具・装身具として、使ってもらえるように』と作られた櫛は手に持っただけで、その繊細な作りと優しさに自然と一生大切にしたいと思える一品です。
鞄にもコンパクトにしまえ、プラスチックに抵抗が出てきた近年では、レトロなモダンデザインと自然な素材から作られたへんみ櫛店のくしはピッタリです。
敬老の日のプレゼントとしてもおすすめです!
ぜひ手に取ってご覧ください!
へんみ櫛店
長野県の木曽・薮原のお六櫛の里にて修行し、独立。家内制手工業の小さな小さな工房です。昔ながらの櫛づくりを軸として、現在の生活に寄り添うような心地よい櫛になるよう心掛けて製作に励んでいます。
お六櫛の由来
享保の頃、木曽に美人で評判の高い十八歳になる「お六」という娘がいた。しかし、いつも頭痛になやまされ、悲しい日々が続いていた。
頭痛さえなければと思案に余った彼女は、ある日夜も明けないうちに家を出て御嶽山に登り二十一日間の山籠り祈願をした。
満願の日に、御嶽大権現の老翁が現れ「汝の難病はこの御嶽山の霊地よりミネバリの木を伐りて櫛を作り髪を梳けばたちまち治るべし」と告げた。
お六は早速、神様のお告げどおりの櫛を作り、朝夕に髪を梳いたところ、不思議に頭痛が全快した。以来お六は同じ櫛を作り、同病の人々にと神秘な霊験を語り伝え、多くの旅人にミネバリの櫛をすすめた。
いつしか、これが「お六櫛」と呼ばれるようになり全国にその名を広めた。ミネバリのお六櫛は製造され続け、その技法は昭和四十八年長野県の「無形文化財」 に選択され、昭和五十七年「長野県の伝統的工芸品」に指定されて、信州木曽の特産品としてその名声を保持している。