私は身近なものをモチーフに制作しています。
そうなると必然的に、家族との関わりから作品が生まれることが多くなります。

若い頃は親子関係の難しさから、ディスコミュニケーションや孤独について描いた作品が中心でした。
年を経て、結婚、出産があり、女性特有のテーマにも取り組むようになります。
母として妻としての役割、更年期障害、また家庭と仕事の両立などにも眼を向けるようになりました。

私自身を一つの生き物として、興味深い観察対象として眺め、それを作品に織り込んでいく。精神的にも肉体的にも変化は続きます。今、自分に起きていることを詳らかにする行為は、現代社会の一端を見つめることにもなると考えています。

 

私にとって作品は、現実を写し取ることと、
作品に向かい合う瞬間に湧き出る感情に耳を傾け、それに従うこと。
これらを併せて昇華させていくことです。

老いていく私はこれからどんな感情を持つのか。
それを発見したとき、また新しい作品が生まれるのだと思います。

 

しんぞう

 

「柱No.3」72.7×65.2㎝ acrylic on canvas

 

 

「遊戯」41×31.8cm acrylic on canvas  

 

                          
「初夏」7×22×10㎝ 陶芸 

 

「Playing with sand」12×26×10㎝　陶芸  

 

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会場では作品の他、新作作品集「SINZOW」、オリジナルグッズも販売も致します。（数量限定）
会期中に限り、奈良 蔦屋書店オンラインショップからもご購入頂けます。
                       

 

                                
■しんぞう〈ＳＩＮＺＯＷ〉
1974年神奈川県横浜市生まれ、新潟市在住
1997年武蔵野美術大学造形学部油絵科卒

【主な受賞歴】
 ｢第29回損保ジャパン美術財団・選抜奨励展」入選（2010）　、「アミューズアートジャム」入選（2009、2008）、 「タグボートアワード」入選、 「第44回神奈川美術展」入選（2008）、 「芸術道場GP」銀賞（2001）など

【主な個展】
2022 ｢This moment｣ Gallery DAM/韓国、ソウル
2021 ｢ネオ・山月記｣福住画廊/大阪
 「New life」Gallery DAM/韓国、ソウル
「しんぞう個展｣新潟絵屋/新潟
2020 ｢Stay alive with me」Gallery DAM/韓国、ソウル 
       「あなたは選ばれる」sfera/京都
2019  ｢&｣福住画廊/大阪
       「Mystic rites」Gallery DAM/韓国、ソウル 
     　  「呪いと笑いの日々」ギャラリーみつけ、新潟
　

【主なグループ展、アートフェア】
2021　｢Supermarket art fair｣ Stadsgardsterminalen /スウェーデン、ストックホルム
2018　「大美アートフェア」大阪美術倶楽部/大阪
2017  「Esperantis 6」　BLOCK HOUSE/東京
2016　｢光州アートフェア2016｣アジアンカルチャーセンター/韓国、光州 　　　
2013　 「ART SHOW BUSAN」(アートフェア）BEXCO/韓国、プサン                 
2010   「KIAF」（アートフェア）COEX HALL/韓国、ソウル
2009　 「大地の芸術祭・越後妻有トリエンナーレ」かまぼこ画廊/新潟
          ｢ULTRA002」（アートフェア）スパイラルガーデン/東京
　　  　　 「座布団レース　偶然の出会いから急激に広がるイメージ」
          トーキョーワンダーサイト本郷/東京
2005　  「GEISAIメダリスト展」東京ビックサイト/東京

【出版物】
2011　「臨床の詩学」（医学書院）春日武彦著・装画
2010　｢大地の芸術祭―越後妻有アートトリエンナーレ〈2009〉」  
2005  「THE☆GEISAI－アートを発見する場所」カイカイキキ出版