【フェア】谷川俊太郎写真展「楽園 lost & found」

アート|フェア・展示
1F アート入口 2023年10月10日(火) - 11月05日(日)
永遠の少年の魂のタイムカプセル

谷川俊太郎氏の引き出しに約70年間眠っていた貴重なネガと、若書きの詩が部数限定の2冊組愛蔵版となり待望の書籍化。
写真集と詩集の2冊函入り『楽園』の刊行を記念したフェアを開催致します。
 
 
『楽園』は、谷川俊太郎氏が詩人・写真家としてまだ世に出る前の18歳から21歳の時期に、二眼レフカメラで身の回りの日常を捉えた写真を収めた写真集「lost & found」と、友人に勧められて詩作を始めたころの詩を中心に谷川氏自身が選び、編んだ詩集「shuffle」の2冊をリソグラフ装の函に収めた「谷川俊太郎の原点」とも言える作品集です
 
 
18歳から21歳のころの谷川氏が愛した日常の光景を収めた写真と、社会への距離感と自由への憧れを感じながら生きる心象を描いた詩を併せて味わうと、写真が持つ含意がより深まるように感じられ、70年前の作品が時を超えて今も、豊かな時間と空間を湛えていることに驚かされます。
 

本書は谷川氏のアーリー・ワークスであると同時に、「永遠の少年」の魂のタイムカプセルとも言えるでしょう。
 
 
 
 
■谷川氏をリスペクトする人々が集結
今回の出版は、「アナログレコードのように味わいのあるフィルム写真を見直そう!」と結成された「Dear Film Project」(以下DFPとする)のメンバーが、70年間谷川氏の引き出しに眠っていたネガフィルムを借りて実現。
数々の名作写真集のプリンティング・ディレクションを担当した野口啓一氏をはじめとして、製版、印刷、製本は写真の質感を表現するため、この道数十年のプロが集結し、最高の職人チームによって手作業で​行われました。アートディレクションと装丁のリソグラフ印刷はDFP白谷敏夫氏が、編集はDFP尾崎靖氏が担当、谷川氏をリスペクトする心意気がここに集結。クラフトワークの塊を愛蔵版として限定発売します。
 
 
 
■谷川俊太郎プロフィール
1931年東京生まれ。1952年第一詩集『二十億光年の孤独』を刊行。詩作のほか、エッセイ、絵本、翻訳、作詞など、常に詩の可能性や領域を広げる新たな試みを続け、写真家としても書籍を刊行するなど、幅広く作品を発表している。著書・受賞多数。海外での人気や評価も高く、日本を代表する詩人である。
 
 
  • 会期 2023年10月10日(火)-11月5日(日)
  • 時間 8:00~23:00
  • 場所 1F アート入口
  • 主催 奈良蔦屋書店
  • 共催 株式会社トゥーヴァージンズ
  • 問い合わせ先 0742-35-0600

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