【フェア】USAGI YOJIMBO (兎用心棒) POP UP

POPUP｜フェア・展示

奈良蔦屋書店 1F特設会場 2025年07月02日(水) - 07月13日(日)

アメリカで大人気の“兎用心棒”のポップアップが、日本で初めて開催されます。

日本で入手しづらいアメリカン・コミックスをはじめ、限定フィギュアや版画、ステッカー、Tシャツやトートバッグなど関連グッズを販売。

貴重なこの機会をお見逃しなく！

『Usagi Yojimbo（兎用心棒）』は、アメリカの漫画界を代表する作品のひとつとして、40年以上にわたり世界中の読者を魅了してきたグラフィックノベル・シリーズです。
日系アメリカ人の漫画家スタン・サカイ（Stan Sakai）によって1984年に生み出され、これまでに20カ国以上で翻訳出版されるなど、国や世代を超えて広く愛され続けています。

その卓越した芸術性と深い物語性は世界各国で高く評価されており、イギリスの「イーグル賞」では最優秀コミック賞、アメリカの「ハーベイ賞」ではベスト・グラフィック・アルバム賞を受賞。さらに「コミック界のアカデミー賞」とも称されるウィル・アイズナー賞にも繰り返しノミネートされるなど、国際的な支持と評価を確かなものとしています。

近年では、Netflixによるアニメシリーズ『サムライ・ラビット』として映像化され、新たな世代にもファンの輪が広がっています。
伝統と革新が共存する本作は、アートとストーリーテリングの融合を体現した唯一無二の作品として、今なお世界中のクリエイターや読者を魅了し続けています。

【プロフィール】

STAN SAKAI
京都で生まれ、ハワイで育った日系アメリカ人の漫画家。
彼のキャリアは、アメリカの人気コミック『Groo the Wanderer（グルー・ザ・ワンダラー）』の文字入れ（セリフやナレーションを手書きで入れる仕事）から始まった。また、マーベル・コミックの創設者スタン・リーとともに、25年間にわたり『スパイダーマン』の新聞連載版の文字入れを担当。

スタンの代表作は、1984年に誕生したグラフィックノベルシリーズ『Usagi Yojimbo（兎用心棒）』です。17世紀の日本を舞台に、侍の魂を持つウサギ「宮本兎（ミヤモト・ウサギ）」の冒険を描いた作品で、日本の歴史や文化、民話に深く根ざした物語世界は、世界中の読者を魅了している。このシリーズは40巻以上が刊行され、18の言語に翻訳。多くの教育機関でも教材として使用されており、教育的価値の高い作品としても知られている。

スタンは、これまでにウィル・アイズナー賞を12回、ハーベイ賞を2回（うち1回は最優秀カートゥニスト賞）受賞。さらに、全米図書館協会賞、日本アメリカ国立博物館の文化大使賞、ナショナル・カートゥニスト協会シルバー・ルーベン賞（2回）、ジョー・キューバート「ストーリーテリング功労賞」、ペアレンツ・チョイス賞、リンゴ賞など、数々の栄誉に輝く。

また『ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ』とも、アニメ・コミック・玩具などを通じてコラボレーションを展開。2020年にはその功績が認められ、アイズナー賞の「殿堂入り」を果たす。

JULIE SAKAI
ジュリーは、カリフォルニア州テメキュラのモナート・スクール・オブ・アートをはじめ、私立学校や博物館の教育プログラムにおいて、アートとライティングの指導を行う。

家庭を築きながらも、30年以上にわたりTシャツ、ラバースタンプ、イラストなどのオリジナル作品を手がけるデザイナー兼クリエイターとして活動。

彼女の“ちび”スタイルの作品「Chibi Time!」は、全米の博物館ギフトショップやユニクロ・ホノルル店を含む主要店舗、各地のブティックで販売され、幅広い層に親しまれている。

日系４世であるジュリーは、日本の伝統文化とアメリカの大衆文化を融合させた作風が特徴で、その独自性は多くの支持を集めている。

夫スタン・サカイとの共作によるグラフィックノベル『Chibi Usagi: Attack of the Heebie Chibis』では、アイズナー賞「児童向け最優秀出版物部門」を受賞。現在もアートとストーリーテリングの分野で精力的に創作活動を続けている。

会期 2025年7月2日(水)ー2025年7月13日(日)
時間 8:00～23:00
場所奈良蔦屋書店 1F特設会場
主催奈良蔦屋書店
問い合わせ先奈良蔦屋書店　0742-35-0600

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