【本のBATON Vol.9】検索ではたどり着けない、偶然の出会いを求めて。|雑誌コンシェルジュ 久住

 検索ではたどり着けない、偶然の出会いを求めて。
 
私が雑誌を好きな理由のひとつは、雑誌には「検索ではたどり着けない偶然の出会い」がちりばめられているからです。
何気なくめくったページに掲載されている写真や文章、イラスト等との出会いは、時に情報の域を超え、一生の宝物になるかもしれません。
また、そこからどんどん広がる世界の楽しさは、何度経験しても、飽きることはありません。
そんな「偶然の出会い」を求めて、私が雑誌のページを開いた先に出会った、雑誌と関わりが深い、知的好奇心を刺激する本をご紹介致します。
 
『生まれた時からアルデンテ』 平野紗季子/著 平凡社
 
雑誌やウェブマガジンで数多くの連載を執筆中の平野紗紀季子さん初のエッセイです。一般的に想像する「食」という枠を軽く飛び越え、「看板がおいしい」や「消化こわい」など独特の表現で「食」の楽しさ伝えています。2014年に発売された本ですが、何度読んでもその度に新しい発見があり、何度でも繰り返し読みたくなる、クセになる一冊。
 
『センスのABC』 岡尾美代子/著 平凡社
 
雑誌のページをめくり、「かわいい!」と心が躍るページと出会えた時、岡尾美代子さんの名前が載っていることが多々あります。そんな岡尾さんのセンスが詰まったこの一冊は、かわいいスタイリングを思う存分楽しめるだけでなく、岡尾さんの頭の中を覗いているような感覚にもなります。岡尾さんの優しい言葉の数は、まるでお守りのように大切にしたいものばかりです。
『裸一貫!つづ井さん』 つづ井/著 文藝春秋
各巻:1巻 2巻
 
数年前から、雑誌は紙媒体だけでなく、SNSやウェブサイトと連動させて楽しめるものが増えてきています。この『裸一貫!つづ井さん』も、ライフスタイル誌『CREA』のウェブ上で連載をされているエッセイです。つづ井さんと友人達との日常は、いつも賑やかで、いつも全力。声を出して笑えるだけでなく、元気が出ます。ウェブには、つづ井さんが連載時に決めた想いが綴られていますので、是非、こちらも一緒に読んで頂きたいです。
 
『UNION Magazine issue15』 UNION
 
ファッション雑誌で活躍中のスタイリスト、百々千晴さんが編集長の『UNION Magazine』。百々さんの「ファッションとカルチャーを視覚的に楽しめて、見る人の想像を掻き立てるような雑誌を作りたい。」という想いから誕生した雑誌です。そのためテキストは少なく、とにかく美しい写真が特徴の、ずっと手元に残して置きたくなる、こだわりが詰まった写真集のような一冊です。
 
『& Movie 映画が教えてくれること。』 マガジンハウス
 
雑誌『& Premium』の2016年に発売した特集を、再度を編集した一冊。今までの映画特集には無い斬新な切り口に驚いたのと同時に、雑誌の可能性も教えてくれたこの特集に感動し、当時、面識も無かった芝崎編集長に「この素晴らしい特集をムックにして欲しいです。」とお願いのメールをした程です。メールをした時にはすでにムック化は決定していたようですが、こうして再度発売され、ご紹介できることが本当に幸せです。
 
 
プロフィール:雑誌コンシェルジュ 久住
1989年生まれ。徳島県出身。大学を機に大阪に在住。小学校低学年の時に近所に大きな書店が出来て以降、約6年間、ほぼ毎日その書店に通うようになる。またファッション・映画・音楽・建築・デザイン等、気になることは全て雑誌から情報を得る中で、自然と雑誌や雑誌に掲載されている広告の面白さや魅力に惹かれ、夢中になる。大学ではメディア情報系を専攻し、卒業後は広告会社で勤務。そこでも雑誌からは離れられず、同僚や上司に自分で購入をした雑誌を紹介する日々を送る。当時、雑誌に掲載された写真の写真家を調べている中で、蔦屋書店や雑誌コンシェルジュの存在を知り、広告会社を退職。他の書店で勤務後、現在に至る。
 
コンシェルジュをもっと知りたい方はこちら:梅田 蔦屋書店のコンシェルジュたち

「本のBATON」は梅田 蔦屋書店コンシェルジュによる書籍・雑貨の紹介リレーです!
9個目のバトンは雑誌コンシェルジュがお送りしました。
次のバトンもお楽しみにお待ちください。
 
 
ご感想はこちらまで:umeda_event@ccc.co.jp

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