【本のBATON Vol.19】“情熱”を感じる一冊|雑誌コンシェルジュ 久住

  “情熱”を感じる一冊

 

休日は、家で雑誌をよく読みます。最近は、以前よりも雑誌で“マンガ”が特集されることが増えたように思います。私自身も雑誌から新しい作品と出会うことも多く、自然とマンガを手にする機会も増えました。今回は、私が実際に雑誌を通して出会えた作品や、マンガを特集した雑誌をご紹介致します。それぞれ全く違った作品や雑誌ですが、共通しているのは、“情熱”です。リラックスした状態でめくるページから、飛び出してくる様々なシーンは、もしかしたら一生忘れられない名場面や名言が含まれているかもしれません。

 

『チ。ー地球の運動についてー』 魚豊/著   小学館
 

“地球”という壮大なテーマと、想像を超える驚きの展開の数々。当たり前だったことに疑問を抱き、真実を追い求める物語です。主人公たちの気持ちの変化が、とても細かく丁寧に描かれており、人間の真の強さを感じます。このマンガを読んだ後、少し世界が違って見えるかもしれません。

 
 
『ちいかわ なんか小さくてかわいいやつ(1)』ナガノ/著  講談社
 
タイトルや表紙のイラストから、なんとなく“かわいい動物たちの、ほのぼのとした物語では?”と思うと大間違い。ちいかわたちは、しっかりと労働し、スキルアップのために試験も受けます。また時には想像を絶する危険な目にあうことも・・・。かわいいだけじゃない、ちいかわたちの成長の記録です。
 
 
『まるごと 腐女子のつづ井さん』 つづ井/著  文藝春秋
 
趣味に一途なつづ井さんと、その友人たちのユニークな日常を綴った一冊。独特過ぎる遊び方には毎回驚かされると同時に、思わず爆笑してしまいます。ただ読んだ後は、毎回元気に、そして何故かどんどんやる気が出てきます。面白いだけでなく、前向きになれるマンガです。
 
 
『BRUTUS(ブルータス)2020年6月15日号』 マガジンハウス
 
マンガはもちろん大好きですが、マンガについて熱く語っている方のインタビューも、同じくらい大好きです。マンガへの熱い想いが溢れている特集です。“マンガ家からのラブレター。”など、『BRUTUS』らしい特集ページも必見。新しいマンガとの、素敵な出会いもあるかもしれません。
 
 
『idea(アイデア)2021年4月号』 誠文堂新光社
 
“世界のデザイン誌”『idea』。特集は、「世界とつながるマンガ」です。普段目にする機会が少ない、フランスやアジアのマンガをたくさん紹介しています。海外作品にここまで焦点を当て、深く掘り下げているのはとても珍しく、是非、マンガ好きの方に読んで頂きたい一冊です。
 
 
プロフィール:雑誌コンシェルジュ 久住
1989年生まれ。徳島県出身。大学を機に大阪に在住。小学校低学年の時に近所に大きな書店が出来て以降、約6年間、ほぼ毎日その書店に通うようになる。またファッション・映画・音楽・建築・デザイン等、気になることは全て雑誌から情報を得る中で、自然と雑誌や雑誌に掲載されている広告の面白さや魅力に惹かれ、夢中になる。大学ではメディア情報系を専攻し、卒業後は広告会社で勤務。そこでも雑誌からは離れられず、同僚や上司に自分で購入をした雑誌を紹介する日々を送る。当時、雑誌に掲載された写真の写真家を調べている中で、蔦屋書店や雑誌コンシェルジュの存在を知り、広告会社を退職。他の書店で勤務後、現在に至る。
 
コンシェルジュをもっと知りたい方はこちら:梅田 蔦屋書店のコンシェルジュたち

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