【イベント】AI時代に“人間という動物”を考える
AIが普及した未来における社会や人間のありようを考察したノンフィクション『動物と機械から離れて AIが変える世界と人間の未来』(新潮社)の刊行を記念して、著者の菅付雅信氏と、霊長類学者の山極寿一氏によるトークイベントを開催します。
人は機械と共に進化を遂げるのか、それとも機械に従う動物となるのか——
1年8ヶ月に渡ってシリコンヴァレー、深圳、モスクワ、NY、ソウル、香港、京都、東京で世界の第一線の研究者、起業家、脳科学者、数学者、哲学者等51名を取材した本書のなかでもひときわ異彩を放つのが、AIと人間の違いを「身体」や「情緒」といったキーワードから紐解いた山極さんのインタビューです。
本書で山極氏は「情緒」を“99パーセント間違っている相手を許したり、五感を異にする他の動物とも心を通わせたりする力”のことだとし、AIの根底にある西洋思想にはない、身体性を元にした思想の重要性を語っています。
AIの導入がますます進むなかで、私たち“人間という動物”は何を大切にすればよいのか?
著者による各地での取材の成果を報告しながら、考えていきたいと思います。
【プロフィール】
菅付雅信
編集者/株式会社グーテンベルクオーケストラ代表取締役。1964年宮崎県生まれ。『月刊カドカワ』『カット』『エスクァイア 日本版』編集部を経て独立。『コンポジット』『インビテーション』『エココロ』の編集長を務め、出版物の編集から内外クライアントのプランニングやコンサルティングを手がける。著書に『はじめての編集』『中身化する社会』『物欲なき世界』等がある。アートブック出版社ユナイテッドヴァガボンズの代表も務める。下北沢B&Bで「編集スパルタ塾」を主宰。
山極寿一
1952(昭和27)年、東京都生れ。霊長類学者・人類学者。京都大学理学部卒、同大学院理学研究科博士課程修了。アフリカ・ルワンダのカリソケ研究センター研究員、日本モンキーセンター、京都大学霊長類研究所、同大学院理学研究科助教授を経て同研究科教授。2014(平成26)年10月より京都大学総長。『父という余分なもの―サルに探る文明の起源―』『おはよう ちびっこゴリラ』(絵本)『暴力はどこからきたか―人間性の起源を探る―』『ゴリラからの警告「人間社会、ここがおかしい」』など著書多数。
【参加費】
チケットのみ:1,500円(税込)
書籍付チケット:3,500円(税込)
※対象書籍『動物と機械から離れて AIが変える世界と人間の未来』2,200円(税込)
【申し込み方法】
梅田 蔦屋書店オンラインショッピングまたは店頭にてお申し込みください。※オンラインショッピングでは決済のみとなり、チケットの発送はございません。イベント当日にお渡しします。
【注意事項】
・イベント当日、ご参加いただけなかった場合、書籍はイベント開催日当日から2週間お取り置きをさせていただきます。
・お取り置き期間の2週間を過ぎてご来店いただけなかった場合はお客様ご負担(着払い)にて書籍をお送りさせていただきます。
お手数ですが、時間を置いて再度接続いただくか、Google Chrome等の別のブラウザに切り替えてお申し込みください。
オンラインショップでの受付はイベント当日の午前7時の受注分までとさせていただきます。
※配送の無い商品(*1)のオンラインショップでの受付は、クレジットカードでのみ承っております。
代金引換でのご注文はキャンセルとなりますのでご注意ください。
*1 参加券のみ及び店頭にてお渡しの商品は配送がございません。
- 会期 2020年2月9日(日)
- 時間 15:00〜16:30(開場14:30)
- 場所 梅田 蔦屋書店 ガーデンラウンジ
- 定員 70名
- 講師/ゲスト 菅付雅信 / 山極寿一
- 主催 新潮社
- 共催・協力 梅田 蔦屋書店
- 問い合わせ先 umeda_event@ccc.co.jp