【フェア】読書の学校 第三講「なぜ、つながらずにいられないのか?」

人文
人文フロア 2018年12月01日(土) - 01月31日(木)

第三講「なぜ、つながらずにいられないのか?」

プラトンの『饗宴』に、アリストファネスの語った神話が残されています。原初、人間はひとつの球体だったという物語です。それが神の怒りを買い、男と女の二つに引き裂かれました。

「さて人間の原形がかく両断せられてこのかた、いずれの半身も他の半身にあこがれて、ふたたびこれと一緒になろうとした。そこで彼らはふたたび体を一つにする欲望に燃えつつ、腕をからみ合って互いに相抱いた。」(『饗宴』プラトン著・岩波文庫)

この美しい想念を、中島らもは「永久運動」といい、角田光代は、寺山修司の童話にオマージュを捧げながら「不完全という美への、純粋な信仰なのではないか」と書きました。わたしたちはなぜ、つながらずにいられないのか。ひとがひととともにあることを考えるための本を紹介いたします。

 

人文コンシェルジュ 三砂慶明


・店頭限定で、フリーペーパーを配布しております。是非、お手にとってご覧下さいませ。
・また下記日程で「読書の学校」企画トークイベントも開催いたします。

 

《読書の学校イベント情報》
■【読書の学校】12月20日19:00~
 ・仲野徹×中村征樹×宮野公樹  「学問2.0」学者の教養論と読書論 ~文系と理系をつなぐ本、専門と教養をつなぐ本~
 http://real.tsite.jp/umeda/event/2018/11/-20.html

■【読書の学校】12月23日15:00~
 ・「どこどこ」メンバー全員集合!トークショー・岸政彦×北田暁大×筒井淳也×稲葉振一郎『社会学はどこから来てどこへ行くのか』
 http://real.tsite.jp/umeda/event/2018/11/post-665.html

 是非、ご参加くださいませ。

  • 会期 2018年12月01日(土) ~ 2019年01月31日(木)
  • 時間 7:00~23:00
  • 場所 人文フロア
  • 主催 梅田 蔦屋書店
  • 共催・協力 亜紀書房/朝日出版社/140b/NHK出版/化学同人/サンガ/新曜社/人文書院/世界思想社/創元社/田畑書店/平凡社/堀之内出版 /ミシマ社/雷鳥社(敬称略)
  • 問い合わせ先 梅田 蔦屋書店(06-4799-1800)

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