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【第2回】今井義浩の本棚『monk: Light and Shadow on the Philosopher's Path』(Phaidon)刊行記念

京都哲学の道に佇む、1軒のレストランmonk。

提供しているのは、彼自身の目で選び抜かれた食材を新窯で調理した、シンプルな料理ですが、食べ手の「五感」に訴え、心に残る時間をも届けています。

毎日畑に足を運ぶことで感じる、自然の偉大さや四季の移ろい。

日々、目にする全ての美しいもの。哲学。パッション。

今井氏が影響を受け、自身の料理に映し出す"源"となっている本15冊を、ご本人のコメントと共に味わっていただきます。(全5回)
 

【4冊目】名前のない道/赤木明登/新潮社

 
輪島の塗師、赤木明登さん。漆器を作る職人である彼の書かれる文章の深さ、広がりにはいつも圧倒されます。何度読み返しても感動的で、スリリングな視点とエピソード。美しさへの問い、古代の感覚との繋がり、祈るために作りつづける事。私も料理人として日々手を動かし、自然と関わることを生業としている人間の端くれとして、赤木さんの描き出す哲学の地平には多くの学びと希望の光を感じています。
 
 

【5冊目】注文の多い料理店/宮沢賢治/岩波書店

 
宮沢賢治が生前に唯一出版した童話集。「わたしたちは、ほしいくらいの氷砂糖を…」で始まるその序文は、私にとって料理の在り方の理想であり、一番大切にしている言葉です。「すきとおったほんとうのたべもの」をいつの日か、私も作ることができれば。。。少年時代に出会ったこの文章が、一生をかけて辿り着きたい道筋を照らしてくれています。
この岩波少年文庫版は、賢治自身の絵による表紙。そして挿画は出版時のオリジナルのもの。最後には何編かの詩も収録されており、中でも「生徒諸君に寄せる」は必読です。
 
 

【6冊目】いのちの窓/河井寛次郎/東方出版

明治から昭和の時代にかけて京都に生きた陶芸家、河井寛次郎の言葉を集めた一冊。手を動かし、窯に火を灯し、作陶してきた彼の短い言葉一つ一つに、仕事に対する覚悟、自分に対する厳しい問いかけ、この世界に生きることへの喜びが溢れ、時を超えて新鮮に胸に飛び込んできます。
「新しい自分が見たいのだ - 仕事する」
中でも、これは私がいつも心に留めている言葉。前に進むための力をいつも頂いています。
 

【プロフィール】
今井 義浩 (いまい・よしひろ)
1982年茨城県生まれ。
エンボカ京都シェフを経て、料理写真集"CIRCLE"を出版。
その後フリーランスの料理人として旅をしながら料理を作る。
2015年末、京都にて自店"monk"をオープン。
2021年、Phaidon社より"monk: Light and Shadow on the Philosopher's Path"を出版。
 
 
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【関連フェア】monk~五感に訴える「追求されたシンプルな味」

料理コンシェルジュ
田中
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