【にっぽんの暮らし展 2024】
伝統と革新
GARDEN GALLERY
代官山T-SITE GARDEN GALLERY 2023年12月27日(水) - 01月08日(月)
「伝統と革新」
年迎えの準備をしたり、お祝いの席を囲んだり―年末年始は“にっぽんの暮らし“に立ち返るひととき。代官山T-SITE GARDEN GALLERYでは毎年、そんなひとときを彩る企画として「にっぽんの暮らし展」を開催してきました。10年以上、この企画と向き合い感じることは、“にっぽんの暮らし“は、時代や生きる環境によって常に変化するということ。人によって少しずつ捉え方の違いがあるということ。それを表現するのは難しく、いろんな角度から見つめたくなります。いま、私たちが手に取るものにもまた、“にっぽんの暮らし“を捉えるためのヒントが宿っているかもしれません。各地のつくり手が、誰かの暮らしを想ってつくったのだから。今回は、「美濃焼」「能登上布」「肌吉紙」のつくり手とともに、伝統を尊重しながら、変化を恐れず革新を重ねつくられた、風土に根ざした逸品をご紹介します。
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出展ブランド
ー美濃焼ー
「黄瀬戸」「瀬戸黒」という焼き物の名称を聞いたことがあるでしょうか。“瀬戸”と付くものの、その起源は瀬戸のお隣、美濃にありました。美濃焼は長らく、 「瀬戸物」として売られる中で(と呼ばれる中で)と豊かな文化を育み、技術を磨いてきました。高度経済成長期には、質の良い器をたくさん生産し、安く広く流通させるという価値を、その高い技術が支えました。実は岐阜県土岐市(ときし)、焼き物の生産量日本一*。海外にも多く販路を持っています。それから50年ー世の中は大きく変化しました。従来の大量生産という在り方は少しずつ馴染まなくなり、器が並ぶ、家族の食卓のかたちも変わりました。つくり手は、「美濃焼」を見つめなおし、今の暮らしに馴染むかたちを摸索しています。過去の常識にとらわれず、釉薬を調整したり、鋳込みを内製化したりというような実験を重ねて、まさに発想の転換をもって。代々、長く大切に受け継いだ伝統を尊重しつつも、変化を恐れず試行錯誤するつくり手の想いが込められた、「美濃焼」の今をお伝えします。
伸光窯
美濃焼の産地、岐阜県土岐市にて創業130 余年。伸光窯では、土練り、成形、乾燥、素焼き、加飾、施釉、本焼きなど、全行程の作業を熟練の職人の手によって行います。冬は水冷たく、夏は窯場の暑さと戦い…そんな環境で丁寧につくられる器。土の柔らかさや、筆の運び、釉薬の溶け具合いなど、微妙に異なる器の表情が伸光窯の温もりを伝えてくれます。
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美濃焼の産地、岐阜県土岐市にて創業130 余年。伸光窯では、土練り、成形、乾燥、素焼き、加飾、施釉、本焼きなど、全行程の作業を熟練の職人の手によって行います。冬は水冷たく、夏は窯場の暑さと戦い…そんな環境で丁寧につくられる器。土の柔らかさや、筆の運び、釉薬の溶け具合いなど、微妙に異なる器の表情が伸光窯の温もりを伝えてくれます。
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晋山窯ヤマツ
食器をはじめとして、陶器は暮らしに彩りを与える役目を果たします。食材や花などのような彩りの中心ではなく、あくまでそれらを映えさせる名脇役として。創業150年を超え、晋山窯ヤマツは美濃焼に関わる皆とともに名脇役となり、陶器を通じて日本中・世界中の暮らしが幸せなものとなる世話を、今日もせっせとこの窯で焼いています。groundは『リサイクルした土で植物の土壌を包む』というコンセプトを掲げるラインナップです。
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食器をはじめとして、陶器は暮らしに彩りを与える役目を果たします。食材や花などのような彩りの中心ではなく、あくまでそれらを映えさせる名脇役として。創業150年を超え、晋山窯ヤマツは美濃焼に関わる皆とともに名脇役となり、陶器を通じて日本中・世界中の暮らしが幸せなものとなる世話を、今日もせっせとこの窯で焼いています。groundは『リサイクルした土で植物の土壌を包む』というコンセプトを掲げるラインナップです。
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山功高木製陶
皿、マグカップ、急須など、さまざまな成型に対応可能な山功高木製陶。Uozaraは、圧力鋳込製法で成型。重ねた時に美しく見えるラインと、利便性を考えたリムの角度が特徴です。また、魚皿として「刺身」「焼く」「揚げる」「煮る」「蒸す」の5つの調理法に着目し、それぞれの魚料理を引き立てるような加飾や釉薬が施されています。
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皿、マグカップ、急須など、さまざまな成型に対応可能な山功高木製陶。Uozaraは、圧力鋳込製法で成型。重ねた時に美しく見えるラインと、利便性を考えたリムの角度が特徴です。また、魚皿として「刺身」「焼く」「揚げる」「煮る」「蒸す」の5つの調理法に着目し、それぞれの魚料理を引き立てるような加飾や釉薬が施されています。
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山淳製陶所
「日本酒を呑むひととき」を、どんなアプローチでよりよい時間とするか。山淳では、昔ながらの徳利から、現代の家呑みスタイルにも合わせやすいカップ類など、多種多様な酒器を作っています。日本酒をもっと自由にたのしむことができる酒器を提案しています。
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「日本酒を呑むひととき」を、どんなアプローチでよりよい時間とするか。山淳では、昔ながらの徳利から、現代の家呑みスタイルにも合わせやすいカップ類など、多種多様な酒器を作っています。日本酒をもっと自由にたのしむことができる酒器を提案しています。
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大東亜窯業
手のひらに収まるガーデニングの器として、お部屋の玄関、リビング、キッチン、トイレなど好きな場所に置いて楽しめる美濃焼の器、COPO。土を使わないのでお部屋を汚さず、お水の手入れも簡単に行えます。植物は好きだけど育てるのが苦手な方にも手軽に簡単にできるのが特徴です。
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手のひらに収まるガーデニングの器として、お部屋の玄関、リビング、キッチン、トイレなど好きな場所に置いて楽しめる美濃焼の器、COPO。土を使わないのでお部屋を汚さず、お水の手入れも簡単に行えます。植物は好きだけど育てるのが苦手な方にも手軽に簡単にできるのが特徴です。
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藤山窯
時代ごとの暮らしに寄り添ううつわを。難しいと言われる結晶釉薬に挑戦しました。宝石を散りばめたような磁器製品でジュエルと名付けました。光を反射するとキラッと光る美しい器です。満天の星空のような星空-hoshizora-(ブルー)と、やわらかい雪景色のような泡雪-awayuki-(ホワイト)です。
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時代ごとの暮らしに寄り添ううつわを。難しいと言われる結晶釉薬に挑戦しました。宝石を散りばめたような磁器製品でジュエルと名付けました。光を反射するとキラッと光る美しい器です。満天の星空のような星空-hoshizora-(ブルー)と、やわらかい雪景色のような泡雪-awayuki-(ホワイト)です。
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ー能登上布ー
上布(じょうふ)とは上等な麻織物のことで、能登上布は日本の五大上布のひとつとされています。約2000年前に崇神天皇の皇女が中能登地方で機織りを教えたことが能登上布の起源だと伝えられています。江戸時代に技術向上を続け発展し、明治時代皇室の献上品に選ばれるまでになりました。昭和初期の最盛期、織元の数は120軒以上になり麻織物の県生産量が日本一になり、石川県無形文化財の指定も受けます。しかし戦後のライフスタイルの変化とともに着物離れが進み、現在山崎麻織物工房が能登上布唯一の織元になりました。原料の麻は一般的なリネンではなくラミー(苧麻)を使用。手織りの麻の素材感、能登独自の櫛押捺染やロール捺染と呼ばれる手染技術から生まれる緻密で凛とした経緯絣(たてよこがすり)、ひんやり涼しい風合い、「蝉の羽」のような透け感や軽さ、丈夫さ、シャリ感、光沢感、張り感が特徴。今も昔ながらの手織りで職人が織り、能登の風土を映した落ち着いた伝統色柄や独自の凛とした絣模様は、日常に溶け込み現代的な雰囲気が魅力です。
山崎麻織物工房
「こんなによいものを残さないのは罪だと思う」(三代目織元の言葉) 神代から伝わる最高級の夏着物 能登上布唯一の織元が、伝統と共に日常で愉しめるファッション・小物を製造。創業130年、手仕事を繋ぐため、「能登伝統の麻織物と凛とした日常に出会う」をテーマに、能登上布を通して出会う日本の美意識や文化、日々が少し変わる凛とした日常を提案し、能登上布から着物の新たな未来をつくることを目指します。
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ー和紙ー
山梨・市川大門は千年の歴史ある和紙の産地です。市川の紙は平安の時代に始まり、京都からもたらされた技術によって大きく発展し、さらに磨かれ、格調高い紙として重宝されるようになりました。市川大門地区は豊富な水源を有し、原料となる楮や三椏などを容易に調達できたことから紙づくりが地場産業と言われるまでに発展してきました。中世末以来、甲斐の国を治めた武田家の御用紙として、その保護のもと発展。江戸時代には、紙漉き職人の漉いた紙は美人の素肌のように美しかったことから「肌吉」と呼ばれ、江戸幕府の御用紙として献上されていました。幕府御用達の漉き職人を「肌吉漉衆」と呼んだと記録に残されています。肌吉奉書紙を漉く職人だからそう名付けられました。奉書とは、将軍の命令を将軍の名を出さずに下位のものが仰せを奉って書くもの。すなわち、公文書のための紙です。「肌吉」の語源としては「美人の肌のごとき美しい紙、それに、よい・めでたい意の吉」であるというのが有力とされています。 山梨・市川の紙のルーツを伝える肌吉紙を、現代でも使える形で届け、先人の想いを後世に伝えていく事業者をご紹介します。
株式会社 大直
山梨県市川三郷町。書院紙の最高級を示す大直紙を屋号に暮らしに息づく和紙と製品を作り、古来より変わらない四季折々の行事、慶びの風景を描いてきたのが大直です。大直は千年の歴史をもつ和紙漉き文化を大切にしつつも、変わりゆく時代や暮らしに和紙文化がずっと息づくようにと願いながら、広く国内外の産地や素材に目を向けて製品作りをしてきました。恐れず変わり続けることで変わらない価値を作り続けています。
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和菓子
七里香
2017年、東京・早稲田で創業。「新しくていつも美味しい和菓子を」をテーマに、既成概念に捕らわれず、革新と伝統で融合した和菓子作りに取り組む、ニューノーマルな和菓子店。店名の「七里香」は、香りが七里先・千里先まで届くと言われる「沈丁花」の花に由来してます。~nanarica~七里香の和菓子の美味しさが、七里先まで届くようにとの思いを込めました。日本らしい四季の移ろい、和菓子を愛でる楽しさをお届けすべく、新しくていつも美味しい和菓子の創作に励んでおります。
※生菓子は12/29-31、1/6-8のみ販売 |
東京 世田谷 升本屋(MASUMOTOYA)
「一筆(いっぴつ)かりんとう "塩みつ®ブラウン"」は、升本屋三代目店主が和紙袋パッケージにを一つ一つ手描きをしているプチギフト商品です。本イベントでは、2024年の干支「辰」を描いた "干支モデル" を販売します。"塩みつブラウン"は沖縄の塩(ぬちまーす)と伊江島の黒糖(ブラウンシュガー)を使用し、和菓子と洋菓子の中間をイメージした新しい味わいのかりんとうです。
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Event
komeama
1月6日(土)-8日(月)のみ開催
名水百選全国1位神奈川県秦野の水で作った生甘酒komeamaのキッチンカーが代官山T-SITE GARDEN GALLERYにやってきます!「にっぽんの暮らし展 2024」では美濃焼をご紹介しますが、その産地にちなんだ限定商品として、岐阜県ブランド米「龍の瞳」を使った生甘酒をご用意いただきます。他にもお米の飲みくらべが出来るセットやイベント限定フレーバーもございます。どうぞお楽しみに。 |
桃松園
12月29日(金)-31日(日)のみ開催
2023年からスタートした盆栽 桃松園。"常に盆栽を創出し続けること"を根底に20-30代の若いメンバーで活動しており盆栽の手入れ、販売・輸出、レンタル事業など盆栽に関わる様々な事業を展開しています。そんな桃松園の手掛ける盆栽の展示販売を都内初開催致します。手に取りやすい小品盆栽から大品盆栽までご用意しております。また、盆栽だけではなく、関連した鉢や骨董なども展示販売致します。全て一点物の商品をぜひお楽しみください。 |
Special Thanks
WONDERWOOD
「BACK TO NATURE」
株式会社WONDERWOODは、日常に自然を取り戻したいという想いを込めた「BACK TO NATURE(自然への原点回帰)」を掲げ、その名の通り「木で驚きを」を叶えます。国産木の⼀枚板テーブルや木製製品を通して、都市と自然との結びつきを再定義する事業を展開しており、ショールーム兼ストアは代官山にあります。「にっぽんの暮らし展2023」に引き続き、今回も参画頂きます。 |
- 会期 12月27日(水)~24年1月8日(月)
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時間
11:00~19:00
※12月31日(日) 11:00~18:00
※1月1日(月)休業
※1月2日(火)11:00~18:00
※1月3日(水)11:00~18:00 - 場所 代官山T-SITE GARDEN GALLERY
- 主催 代官山T-SITE
-
問い合わせ先
03-3770-1888
(10:00~19:00) - 入場料 無料