【フェア】かけがえのない、一冊。展
代官山 蔦屋書店
蔦屋書店1号館 1階 2024年12月12日(木) - 12月25日(水)
本の中で出会った言葉によって支えられた経験や感動をシェアすることで本の価値を再確認し、
より多くの人が本と出会うきっかけをつくる"かけがえのない、一冊。展"を開催します。
応募いただいた作品は、代官山 蔦屋書店のコンシェルジュが選んだ本と共に、
一部を展示スペースやホームページ内でご紹介します。
◆募集内容
皆さんがこれまでに出会った「かけがえのない、一冊。」のなかから、
「心の支えになっている言葉と出会えた一冊」、または「人生を突き動かす感動を与えてくれた一冊」を募集します。
コメントとともにお寄せください。
◆応募方法
以下の応募フォームに、作品名、著者、出版社、コメント、イニシャルをご入力ください。
◆応募期間
10月28日(月)~11月30日(木)23:59
◆展示期間
12月12日(木)~12月25日(水)
(Event Manegerへ遷移します)
◆作品紹介について
◆作品紹介について
お寄せいただいた作品のうち、一部を以下にて展示・掲出します。
➀代官山 蔦屋書店 駐車場前展示スペース:約50冊
※展示例
➁代官山 蔦屋書店 ホームページ:約100冊
➂代官山 蔦屋書店 公式Instagram(ストーリーズを予定)
※お寄せいただいた作品について、すべてをご紹介できない場合がございます。あらかじめご了承ください。
※展示・掲出場所について、お選びいただくことはできません。
※展示・掲出の有無に関するお問い合わせはご遠慮ください。
※「かけがえのない、一冊。展」では、コンシェルジュが選書したタイトルのみ販売します。
◆コンシェルジュの”かけがえのない、一冊。”
『終わりと始まり』(未知谷)
ヴィスワヴァ・シンボルスカ・著 沼野充義・訳
太文字で書かれた歴史の出来事が終わっても、そこに人々の暮らしがあり、また日常が始まる。戦争が終わったら、そのあとに残された者たちが瓦礫の片付けをし、死体を積んだ荷車が通れるようにする。壊れた橋を直し、ほうきを手に少しずつ日常を取り戻す、そうした名もなき人々の営みがあることを照らし出します。訳者である沼野充義さんにご登壇いただいた際、イベントの最後に朗読していただいたのがこの詩との出会いでした。いつも心にとめてふりかえる大切な一冊です。
(人文コンシェルジュ・宮台由美子)
『休むヒント。』/「線を抜く」(講談社 群像編集部/編)
吉田篤弘・著
本書はタイトル通りのアンソロジーで、私にいちばん作用したのは、つまりヒントを得るというより「これ読んだらなんだか疲れがとれた」となったのは吉田篤弘さんの「線を抜く」。“「体」という字から、横に引いた線を一本抜きとると、なんと驚くなかれ、「休」という字になるではないか”。この著者は、すでに目の前にあるものを魔法のように見せるのがばつぐんにうまい。
(文学コンシェルジュ・間室道子)
とうだい(福音館書店)
斎藤倫・文 小池アミイゴ・絵
大海原の眺めを慈しむ灯台は、渡り鳥から、はるか遠くの話をきき、どこにも行けないわが身のもどかしさを痛感します。 ところがある嵐の夜、一晩中全力で光り続け、ここで生きていく覚悟と誇らしさにあふれるラストは、誰もが誰かを照らしているのだと胸打たれます。 無力感に苛まれそうなとき、そっとかなしみに寄り添う斉藤倫さんの美しい物語は 私たちの「とうだい」であり、だからこそ、これからもなんどでも出会いにゆくのです。
大海原の眺めを慈しむ灯台は、渡り鳥から、はるか遠くの話をきき、どこにも行けないわが身のもどかしさを痛感します。 ところがある嵐の夜、一晩中全力で光り続け、ここで生きていく覚悟と誇らしさにあふれるラストは、誰もが誰かを照らしているのだと胸打たれます。 無力感に苛まれそうなとき、そっとかなしみに寄り添う斉藤倫さんの美しい物語は 私たちの「とうだい」であり、だからこそ、これからもなんどでも出会いにゆくのです。
(キッズコンシェルジュ・山脇陽子)
戦前日本の自動車レース史(三樹書房)
三重宗久・著
多摩川に戦前から戦後にかけてアジア地域で最初の常設サーキットである「多摩川スピードウェイ」があった事をご存じでしょうか。(2024年現在では記念碑とともに一部が残っております。) 今回ご紹介する書籍は、その多摩川の時より以前の時代である大正末期に東京、大阪、名古屋の8箇所にて行われたレースについて、国内外の文献をひとつずつ丹念に調べ上げて掲載されている豊富な資料ともに説明されており、草創期から歴史を正確に伝えたいという著者の熱意に感動する1冊です。
(クルマ・バイクコンシェルジュ・清野龍太)
Subsequence(キュビズム)
井出幸亮・編集
2019年創刊のSubsequence。編集長は「工藝青花」「POPEYE」などの編集として活躍する井出幸亮氏。Subsequenceの記事を読むごとに、私はひとつ旅を終えたような気持ちになります。それは、この雑誌を開かなければ知ることも出来なかった文化や作品、誰かの人生に触れる機会を与えてくれるからです。そこから、さらに新たな旅に出るのかを読み手に選択肢をくれる。私が生きるために大切にしている日常の余白の部分である「愉しみ」を存分に味わうことのできる、これからも読み続けていきたい雑誌です。
(暮らしコンシェルジュ・新井)
Modernist Cuisine at Home 現代料理のすべて(KADOKAWA)
Nathan Myhrvold,Maxime Bilet・著 山田文,田畑あや子・訳
初めて見たとき驚いた本。本を作った研究所に行ってみたいと夢見ました。それが実現したのです。夢見て1年、パンデミックを挟み、それから4年半、今年の7月にMODERNIST CUISINEの料理研究開発研究所「ザ・クッキング・ラボ」(米国シアトル)に全く個人で招かれたのです。 いつも小さな「なぜだろう?」を感じては、本を読んだり、出かけたり、人に会ったりしていると、本が夢を叶えてくれます。
(料理コンシェルジュ・澤)
- 会期 2024年12月12日(木)~12月25日(水)
- 時間 営業時間の通り
- 場所 蔦屋書店1号館 1階
- 主催 代官山 蔦屋書店
- 問い合わせ先 daikanyama.tsutayabooks.onlineevent@ccc.co.jp