【展覧会】林千歩 作品展「DREAM-POOL」

アート|STARBUCKS
2021年11月06日(土) - 11月26日(金)
気鋭アーティストを特集する展覧会シリーズ「銀座 蔦屋書店ART PARTY」の第12回⽬として、林千歩による作品展「DREAM-POOL」をアートウォール・ギャラリーにて開催いたします。期間は2021年11⽉6⽇(⼟)〜11⽉26⽇(⾦)。
 
林千歩は、「不可能を可能にする“変⾝"」をキーワードに、映像を主としながら、多様なメディアによって作品を制作・発表してきました。
「なぜ変⾝するのか」という⾃分⾃⾝の動機や衝動性を掘り下げ、また、「美と醜」「⽼いと若い」「男性と⼥性」などの対極にあるものを繋げ、同等のものとして扱う“変⾝"を作品化。⾃らを被写体として、現代的な事象に⾃⾝の空想を重ね、林独⾃の世界観を⽴ち上げます。
 
本展では、最新作に加え、林が今年共同企画をしたグループ展で発表した、映像作品三部作《Video-Drawing:わからない(神話:タカサゴユリ⼥王の花占い)》《Video-Drawing:時間がない、時間がない。とても重要な⽇なのに(妊娠:ミズ・螺髪の⽣殖)》《Video-Drawing:うまく⽴てない(⼈⼯⽣命:鏡の国のドリーアンドドリー)》から展開した作品を展⽰いたします。
 
これらは、林が近年取り組んでいる「妊娠」「⼥性」「ジェンダー」「⾝体」「⾃由」といったトピックに関連した作品シリーズです。
時間の制約、曖昧な不安と曖昧な希望、絶望することもできない曖昧な気持ち。まるで、誰かが作った模型のように感じられる…。
こうした、⾔語では表現し得ないものを、林千歩独特のユーモアや、キッチュともいえる刺激的なイメージを施した映像作品や⼤⼩の⽴体作品、写真作品、ドローイングなどのイメージ群の連なりによって、独⾃空間を形成します。
 
[作品詳細]
 
Video-Drawing:うまく⽴てない(⼈⼯⽣命:鏡の国のドリーアンドドリー)2021 ビデオキャプチャ画像
 
《わからない (神話:タカサゴユリ⼥王の花占い) (仮)》(2021) の為のPlan drawing
 
Video-Drawing:わからない(神話:タカサゴユリ⼥王の花占い) 2021 ビデオキャプチャ
 
Video-Drawing:時間がない、時間がない。とても重要な⽇なのに(妊娠:ミズ・螺髪の⽣殖) 2021 ビデオキャプチャ
 
[アーティストステートメント]
 
妊娠。それは女性というジェンダーに与えられた機能であり特権であると同時に、時によって女性を追い込む、男性以上に生と死という世界がより近い存在であることに直面することになる現象である。女性が人生において妊娠という選択をしたときに、なぜ、女性の妊娠は女性を自由に解き放つことができないのか。妊娠は生理が始まり、生理が終わるまでにしか可能にならない期限というものがある。この期限の間に女性は様々な精神的な思考の中を漂い、人生の時を刻んでいく。男性には男性の機能の中でこのような時というものもあるのかもしれない。しかし、妊娠という現象は女性のみが直面しなければならない現実となる。果たして、女性が妊娠ということから解放される可能性があるのか。人類が伝え残してきた神話の中にも男の神と女の神があり、女の神は妊娠を経て子供を産み育てるということが象徴的な存在として描かれていることが多い。人間も神も妊娠を経て分裂し新たな個体を次の世代に残していく。 
神は果たして妊娠から解放されたのかといえば、神話の中でも人間の世界でも女性は妊娠から逃れられることができない。不妊、流産、出産と様々な苦痛と不安と喜びが妊娠を通じて全ての女性たちにそれぞれ全て一人一人の物語となる。妊娠はある時は女性の身体的なタイムリミットとなる。女性として生まれてきてしまったために決められた時間があるのである。このタイムリミットを超える存在になり得ないのかという問いに対して人類の未来には様々な可能性と希望がある。男と女が一体化するというのも1つの可能性として未来の人類の進化には、雌雄一体となる可能性がないのか。アンドロイドが女性の代理出産をしてくれる可能性がないのか。粘土で創り出すように人間のパーツパーツを取り替えられる可能性はないのか。錬金術師パラケルススが創造した小人ホムンクルスのように、人工生命体を創りだすことにより女性は自由を得ることができるのか。妊娠の苦痛から解放されいつでも子供を授かることができた時、女性は真に解放される可能性がある。様々な可能性の中で、今は限界とタイムリミットのある女性という存在を解放に導く可能性を本展示によって紐解いて行く。
 
[アーティストプロフィール]
林千歩 (はやし ちほ)
 
1988年東京都⽣まれ。2018年東京藝術⼤学⼤学院美術研究科博⼠後期課程美術専攻修了、博⼠号取得。⾃らを被写体に主に映像作品を⼿掛け、現代的な事象に⾃⾝の空想を重ね独⾃の世界観を⽴ち上げる。主な展覧会に「Try the Video-Dr awing」(共同企画, TAV GALLERY, 2021)、「PUBLIC DEVICE -彫刻の象徴性と恒久性-」(東京藝術⼤学⼤学美術館陳列館, 2020) 、「Festival Seni Media Internasional 2019」(インドネシア国⽴美術館, ジャカルタ・インドネシア)、「六本⽊クロッシング2019展:つないでみる」(森美術館) 、「Transitional」(Organized as part of the 森美術館, "Asia Now" Exhibi tion, パリ・フランス, 2018)、「アジアン・アート・ビエンナーレ・バングラデシュ2016」(バングラデシュ・シルパカラ・アカデミー, ダッカ・バングラデシュ)、「瀬⼾内国際芸術祭2013」(⼩⾖島・⾹川)など。
 
 
[作品の販売について]
 
作品は銀座 蔦屋書店店頭、オンラインストア「OIL by 美術⼿帖」にて2021年11⽉6⽇(⼟)13:00より販売いたします。
※作品は事前のセールスで⼀部販売が終了することがございます。予めご了承ください。
 
\オンラインストアで購入する/
2021年11⽉6⽇(⼟)13:00~販売開始
 
「銀座 蔦屋書店 ART PARTY」とは
 
本企画では21世紀初頭の⼗数年間を⽇本のアートの変節点と捉え、来るべき時代のアートを探求します。銀座 蔦屋書店ならではのオープンな空間に展⽰される作品を通して、アーティストの新鮮で刺激的なアイディア、時代のアクチュアリティ、そしてアートそれ⾃体の醍醐味をより⾝近に感じていただくことのできる展覧会シリーズです。年齢やキャリアを問わず注⽬すべき様々なアーティストを取り上げていきます。
 
  • 会期 2021年11⽉6⽇(⼟)〜11⽉26⽇(⾦)※終了⽇は変更になる場合があります。
  • 時間 当店Webサイトをご確認ください。
  • 会場 店頭・オンラインストア
  • 主催 銀座 蔦屋書店アートウォール・ギャラリー
  • お問い合わせ 03-3575-7755(営業時間内) / info.ginza@ccc.co.jp
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